中東の窓

長年、日本の外交官として中東に深く関与。中東から見た国際関係を日々発信するブログ。

ムスリム同胞団

前大統領に対する45年懲役刑の確定(エジプト)

先日エジプトの前大統領に対する、カタールとの謀議の件で25年の懲役刑が確定したとお伝えしましたが、al arabiya net は、エジプト控訴審の弁護士が、この判決で先に控訴審で確定した、デモ参加者に対する殺害容疑の20年と合わせて、ムルシー前大統領に対する45年の刑が確定し、彼はこれ以上は上訴できないと語ったと報じています。
同弁護士はさらに、ムルシーが大統領在任中に自分に対して与えた勲章の授与を取り消す訴えも起こす考えであると語った由。
この勲章には月177000EPの給付金もついているが、仮に取り消しの事態となれば、前代未聞のこととなる由
https://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/egypt/2017/09/16/بعد-حكم-النقض-45-سنة-سجنا-جملة-الأحكام-ضد-مرسي.html

前大統領に対する無期懲役25年判決(エジプト)

アラビア語メディアは、カイロの上訴審は16日、前大統領に対して、カタールとの通謀の罪で、無期懲役25年の下級審の判決を維持すると判決した由
(どうもエジプトの法制度は、よく理解できませんが、無期懲役で、25年と言うのは、訳語に問題があるのかもしれないが、表面的には論理的に矛盾がある。さらに、下級審では当初無期懲役40年であったものが25年にされた由。どうもその辺の仕掛けはよく理解できないも、とにかく報道のまま)
記事によると、昨年6月に、カイロの刑事裁判所が、ムスリム同胞団11名(うち4名は欠席裁判)に対して、死刑から無期等の判決を下し、そのうち前大統領を含む7名が上訴していた由(エジプト法では上訴できるのは欠席しなかったものだけの由)。
3名の死刑判決は維持された由。
http://www.alquds.co.uk/?p=791200
https://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/egypt/2017/09/16/-النقض-تؤيد-حكماً-بالسجن-على-مرسي-في-التخابر-مع-قطر-.html
最近エジプトの人権問題について、国際的にも強い批判があるところ、前大統領に対するこの判決に対しては、さらに強い反発も予想されるところ、取り敢えず





同胞団系過激派の死(エジプト)

エジプトでは各地で過激派の摘発が進められている模様ですが、今度はカイロでです。

al arabiya net は、エジプト治安当局が、カイロの東のal marj地域で、同胞団系の過激派を射殺したと発表したと報じています(その日時は不明)
記事によると、彼はこれまで4度のテロ事件に関係して、当局が捜索していたところ、カイロの東のアパーとに潜伏しているとの情報があり、警官が近づいたところ発表され、銃撃となった由。
警官の方の損失は不明だが、彼の部屋には多数の武器弾薬類があった由
https://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/egypt/2017/07/12/مصر-تصفية-قيادي-إخواني-تورط-بعمليات-إرهابية-.html
取りあえずは以上で、これをもってテロ摘発が順調に進んでいると見るのか、テロリストが本土の各地に拡散していると見るのかは、意見によると思われますが、カイロのような人口稠密な大都市でのテロ対策は大変でしょうね

ギザでのテロリストとの銃撃戦(エジプト)

先日ギザのピラミッド通りで、警察官6名が殺害される事件が生じ、ムスリム同胞団系の過激組織hasm の仕業とされていることは報告しましたが、こののグループと警官隊が同じくギザの「10月6日町」で撃ち合いとなり、警官1名死亡し、グループの幹部も1名が死亡する事件が生じました。
エジプト内務省の19日の発表によると、17日夜ギザのアパートで、過激派組織が集まっている(会議とテロ目的の爆発物の製造目的の由)の情報があり、警官隊が踏み込んだところ、銃撃され、双方に上記のような死者が出た由
(過激派が集まっていたということであれば、死亡した幹部以外のメンバーがどうなったかの問題があるが、逮捕者のニュースはないので、彼らは逃亡したと思われる)
このニュースは、al qods al arabi net とaljazeera net が報じているところ、前者はシーシのクーデター以降、ムスリム同胞団の中には武力闘争を主張するグループと、これを否定するグループがいるとして、政府によれば同胞団系で2つの過激組織が組織され、その一つが上記hasm (エジプトの前腕運動)でもう一つが革命旅団であるとしています。
因みに同胞団は組織としては、これらの暴力行為を否定し、反対している由
http://www.alquds.co.uk/?p=647745
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2016/12/19/مصر-تؤكد-مقتل-شرطي-وقيادي-مسلح-بالجيزة
どうも前から、ギザでは過激派の動きが目に付きます。彼らが本当に同胞団系の連中か否かは増え身のところがありますが・・・・













コプトのカテドラル爆破犯人

先日起きたカイロのコプト正教のカテドラルの爆破事件について、エジプト大統領と内務省は無sリム同胞団の一員で過激な男の仕業であると発表した由。

内務省によると、彼はmahmoud shafiq muhammad mustafah という22歳の男で、自爆ベストで自爆した由。
また彼の自爆テロは、カタールに亡命しているムスリム同胞団の指導者が計画し、訓練、資金等で彼を助け、計画をしたのは医者であるmahab mustafah  al sayyd qasim という男の由
ムスリム同胞団がこのテロを起こした背景は、エジプトのコプト教会が、シーシのクーデターを支持したからの由
なお、先にムスリム同胞団は報道官を通じて、同組織は関係した居ないと表明していた。
http://www.alquds.co.uk/?p=644287
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2016/12/13/داخلية-مصر-تتهم-عناصر-من-الإخوان-بتفجير-الكنيسة
反エジプト政府のal jazeera net は、エジプトの多くのソーシャルメディアには、大統領の発言に疑問を表する多くのコメントが寄せられていたと報じていますが、何しろこういう事件ですから、同胞団シンパ等からの書き込みもあるべく、それがどのくらいの意味があるものかは不明です。
但し、本当にムスリム同胞団がコプト教のシーシのクーデター支持(確かに彼のクーデターの際の声明の際にはコプトの大僧正も出席していたが)が理由であるには、あまりに時間がたっているので、仮に同胞団の仕業であっても、団員の死刑判決とか、執行とか、もう少し最近の事件に対する反発が原因と思われる。
しかし、どこか胡散臭いところがないではありません。
http://www.aljazeera.net/news/reportsandinterviews/2016/12/12/مغردون-يشككون-في-رواية-السيسي-لتفجير-الكنيسة







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