中東の窓

長年、日本の外交官として中東に深く関与。中東から見た国際関係を日々発信するブログ。

文化

ジャスミンの村(エジプト)

4c4bfc02-ef6c-4112-a95f-c84a5a3d3f9c_16x9_1200x676[1]何時も生々しい話ばかりで申し訳ないので、少しは香しい話を。
al arabiya net は、カイロの北90卉賄世離ルビヤ県のshobra baloula村はジャスミン(写真)の村として知られ、ここで世界のジャスミンの50%が収穫されるとの記事を載せています
収穫期には、日量10トンのジャスミンが取れ、5万人の村民はジャスミンの栽培、収穫、香水にするための油の抽出に携わっている由
https://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/egypt/2018/12/11/قرية-مصرية-تنتج-50-من-ياسمين-العالم-هنا-القصة.html
香水用ジャスミンの世界生産の50%というのは、いくら何でも誇大ではないか、という気もしますが、折角の香しい話ですから、そのまま紹介します。

フェイルーズの83歳の誕生日

580[1]al jazeera net は22日ベイルートで、レバノンの、というかアラブの第1の歌手フェイルーズ(文語読みではファイルーズ)の83歳の誕生日が祝われたと報じています。
記事によると、記者や文化人や活動家等のほか多くの政治かも集まり、レバノン中で、彼女の誕生日が祝われたとのことです。
彼女は60年代から現在に至るまでも音楽活動を続け、アラブ最大の歌手と見られている女性歌手で、また彼女はパレスチナに関する歌とかレバノンの愛国歌など、政治的というか、アラブ民衆の悲願とか情熱も歌った歌手です。

このところkhasshoggi事件などと言う血なまぐさい話ばかりお伝えしてきた罪滅ぼしに、少しは文化的な話もお伝えします。
彼女の歌はyou tubeで簡単に聞くことができます。
http://www.aljazeera.net/news/cultureandart/2018/11/22/فيروز-لبنان




オムカルスーム・フェスティバル(サウディ)

cc167e9e-54c7-469e-816f-4582ce7cc92e[1]1960年代の中東、と言うかアラブ世界で最大の歌手は好き嫌いにかかわらず、エジプトのオムカルスーム(写真)だったと思いますが、al jazeera net はサウディのTV文化チャネルが、ホログラムを使った彼女のフェスティバルを準備していると報じています。

当時の彼女は、アラブ世界全体で絶大な人気があり、彼女の演奏会のある毎週木曜日だったかには、クウェイト等から態々航空機で大勢の聴衆がカイロに来たものでした。
当時アラビア語を勉強していた、日本人も含めた外国人の間では、彼女が大好きにならなければ、アラブは好きになれない、などと言う言葉がはやったものでした。

しかし、私には彼女は余りに脂っこくて(あえて言えば、バターにラードを入れ、更にオリーブ油をこれでもか、これでもかと入れた感じ)、到底好きになれず、レバノンのフェイルーズに熱を入れていたものです。

お蔭で今もってアラビア語には苦労しています。
下らない話を書きましたが、オムカルスームと聞いて流石に懐かしくなったので、つい一言だけ。
そういえば80年代に彼女の家(ゲジーラだったかと思う)が博物館になっていましたね。

サウディ初のオペラ座のこけら落とし

7dd11687-b6b4-4f5f-bbaf-e307313ae1ec_16x9_1200x676[1]サウディの改革もかなり進展しつつある模様です。

al arabiya net は、16日夕東部のダハランで、サウディ初の劇場(オペラ座と銘打たれた由。写真)のこけら落としがあったと報じています。
この劇場はアブデルアジーズ文化センターに設けられたもので、主要客数は900名の由。
なお、最初の演奏を行ったのは、1860年創立のロシアのマリンスキーオーケストラとのことです。

https://www.alarabiya.net/ar/saudi-today/2018/06/16/-انطلاق-أول-مسرح-أوبرا-في-السعودية.html





エルサレム問題(フェイルーズの新曲)

レバノンの歌手フェイルーズは、レバノンのみならず、アラブ世界中で最も有名な存命中の歌手ですが、al qods al arabi net は82歳の彼女が、最近のエルサレム問題に関連して、エルサレムに関する新曲を発表したと報じています。

彼女は60年代から中東全域で活躍し、特にパレスチナ問題についても、「おお、エルサレム」とか「いつかは故郷に帰る」等の切々とした歌で、パレスチナ問題の悲劇を訴えたことで知られています。
新しい歌は「何時になるのか?ああ、神よ、私を永遠に忘れないでください」などと言う内容からなるとのことです。

http://www.alquds.co.uk/?p=938663

パレスチナ人の悲劇を訴えるものとしては、彼女の歌は何人も束にしたアラブの政治家や、新聞、TVの宣伝よりもはるかに影響力があるだろうと思いますが、だからと言って、それが現実を変える何らかの力になるわけではないことは承知しています。
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