中東の窓

長年、日本の外交官として中東に深く関与。中東から見た国際関係を日々発信するブログ。

中東関連

世界で不幸せな国々

どの程度真面目に受け取っていいか解りませんが、al jazeera net は、世界で最も不幸せな国の上位にアラブ諸国が位置していると報じています。
これは米ギャロップ社の調査結果とのことですが、世界で最も不幸せな国は中央アフリカで、その次にイラクが来るということで、エジプトが6位、パレスチナが9位で、イランは7位に入っているとのことです。
その他最も不幸せな国の上位はいずれもアフリカで、南スーダン、チャドシエラレオーネ、ニジェール、リベリア等が来るとのことです。
他方幸せな国の上位は、ほぼラテンアメリカの国が占めていて、その他ではカナダ、アイスランドなどが入る由
http://www.aljazeera.net/news/reportsandinterviews/2018/9/12/3-دول-عربية-ضمن-الأقل-سعادة-عالميا-ما-هي
この調査の結果は、複数の不幸せの指数を足し合わせたものとのことで、具体的に誰がどこでどういう方法で調査したかは知りませんが、アラブの国だけをとってみても、どうも不思議な数字です。
と言うのは、普通に考えれば、内戦が続いていて、今でも多数の死傷者や難民が出ている、シリアやイエメンが含まれていないことで、そういえばアフガニスタンも入っていません。リビアも入っていませんね。
その意味では真面目に受け取る話ではないと思いますが、数字として出ているようなので、どこかで話題になる可能性もあるかと思い、何らご参考まで
それはそれとして、矢張り世界で不幸な国と言えば、アフリカ、中東と言うことになるのでしょうね




イラク政局

イラクでは本3日に、議会が開催され、議会議長、大統領を選ぶほかに、最中な問題ですが、議会で過半数を占める政党連合から首相を選ぶことになっています。
確か5月の選挙から(その後の紆余曲折があまりんに長かったので、選挙のあった日など忘れてしまった!)ようやくここまで来たわけで、アラビア語メディアはその前日(すなわち2日)にサドル師のグループとアバディ首相のグループが、その他多数の党派を集めて、議会で最大のグループを結成したと発表したとのことです。
彼らの発表したところによると、このグループ(日本流にいえば、会派、と言うことになるのでしょうか?)は177名の議員を含んでいるとのことで、そうであれば、全議員329名の過半数以上を押さえているので、このままで行けば新しい内閣の誕生が確実となってきました。
ところが、ここはイラクで、物事はそう単純にはいかないようです。
もう一つのグループ(元首相のマリキーとシーア派民兵の指導者のhazali )も2日夕、まだ事態が終わったわけではないとして、急ぐには及ばない、「最後に笑うものが一番笑う」と言うアラブだか英語だかのことわざを引用して、彼らも未だ多数派工作をしていることを示したとのことです

と言うことで、まだ事態は流動的かと思いますが、それを反映してか、上記数字の177の他に187と言う数字もあるようです。
要するに多数派グループの代表がその総ての議員お名前の入ったリストを示しながら声明するまでは不明確なのか、もしくは更に、議会の首相指名の投票の差、現実に何人が支持するかで決まると言うことになるのでしょうか?
いずれにしても国民不在(国民は抗議デモをしている?)の政党間の駆け引きや取引がここまで来ると、バスラの住民が怒る気持ちも十分わかろうかと言うものでしょう

http://www.alquds.co.uk/?p=1008588
https://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/iraq/2018/09/03/العراق-الكتلة-الأكبر-في-البرلمان-مجهولة-النسب-.html
https://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/iraq/2018/09/02/إعلان-الكتلة-الأكبر-بالعراق-170-نائباً-بقيادة-سائرون.html








イラク政局

さしも長い間、混迷を続けてきたイラク政局も、いよいよ新政府を選ぶべき時期に立ち至っています。

al qods al arabi net は今後の政治的スケジュールとして
  • 犠牲祭明けには現在の大統領が新議会の議員を招集する
  • これは、先日の総選挙の結果確定から15日内となる
  • この議会では最高齢者が臨時議長を務める
  • 新議会が大統領と副大統領(2名)を選ぶ
  • 大統領が首相を指名する
と言うことになるとしています。

他方、al arabiya net は、このスケジュールを前に多数派工作(シーア派の2大グループによるクルド勢力とスンニ派等の取り込みにより、議会の過半数を占める多数会派を作る)の動きがさらに活発になっているとしています。
大統領はマリキー元首相と民兵の指導者al amryと会談し、上記憲法上のスケジュールを守ることの重要性を指摘した由。
アバディ首相は自己のグループに対して、他のグループと論争をしないように要望した由。
サドル師のグループのサーイルーンと共産党書記長は、クルド及びスンニ派との連立の目途が立ったと語った由。
スンニ派の祖国連合はスンニ派は一致して行動すると強調した由。
トルコマンのグループはイラクの一体性を守る勢力を支持するとした由。

http://www.alquds.co.uk/?p=1002495
https://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/iraq/2018/08/26/العراق-بوادر-اتفاق-بين-الصدر-والكرد-والسنة.html

アラブのヒツジ(風刺画)

22qpt7771[1]巡礼月の後の犠牲祭とアラブ世界の状況をひっかけた風刺画です
右側の絵には「アラブの春」と書いてあり、羊たちは自由に動き回っています。
それに対して、左の独裁制の方では、軍人の後ろに大人しく並ばされています
中々傑作な風刺と思います。
http://www.alquds.co.uk/

イラン体制の苦労(風刺画)

cartoon6-8-2018-1[1]イランに関する風刺画です。
方々の穴から海水が漏れてきているぼろ船の穴を必死で塞ごうとしている男にはイラン体制と書いてあります。
これもal sharq al awsat net の風刺画ですが、このところ(確かロンドン発行の)サウディ系の新聞のネットの風刺画は専らイランに関するもののような気がします。

https://aawsat.com/home/cartoon/1353876/%D8%A3%D9%85%D8%AC%D8%AF-%D8%B1%D8%B3%D9%85%D9%8A
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