中東の窓

長年、日本の外交官として中東に深く関与。中東から見た国際関係を日々発信するブログ。

中東関連

チュニジア政治危機の終息?

チュニジアの与党「チュニジアの声」の内部分裂(大統領シブシーの息子と首相のal shajed の対立と首相の与党からの追放)から始まり、さらに首相がその地位を強化するための内閣改造に対する大統領との対立と続いてきた、チュニジアの政治危機は12日議会が新閣僚を信任したところから、取りあえずは終息した模様です。
これを報じるアラビア語メディアは、「チュニジアの声」が欠席した議会は、新閣僚の一人一人について、信任投票を行い、いずれも過半数の支持で、これを信任した由。
シブシー大統領は、議会が信任すれば、大統領による就任の宣誓式は行う、と表明していたことから、取りあえずはさしものチュニジアの政治危機は取りあえず終息した模様です。
しかし、「チュニジアの声」は信任投票を欠席しているほか、首相としては彼を支持する方に回った、イスラム主義政党のナハダに益々依存せざるを得ず、その影響力は強まったと見られ、世俗派との関係で、未だ未だ不安定要因は多いと思われます。
それにしても「チュニジアの声」の内紛、分裂に対して、その気になれば政権をとれる可能性もないわけではなかった、ナハダのガンヌーシ党首が、表面に出でて権力闘争に参加したㇼせずに巧みに、その政治的影響力を増大したように見える(報道も少ないし、本当のところは不明)ところは、なかなかの政治的手腕ではないかと思われます。
https://www.alarabiya.net/ar/north-africa/2018/11/13/البرلمان-التونسي-يصادق-على-تغيير-الشاهد-الوزاري-.html
https://www.alquds.co.uk/%d8%a7%d9%84%d8%a8%d8%b1%d9%84%d9%85%d8%a7%d9%86-%d8%a7%d9%84%d8%aa%d9%88%d9%86%d8%b3%d9%8a-%d9%8a%d8%b5%d8%a7%d8%af%d9%82-%d8%b9%d9%84%d9%89-%d8%a7%d9%84%d8%aa%d8%b9%d8%af%d9%8a%d9%84-%d8%a7%d9%84/




危機のイラン(風刺画)

cartoon20-8-2018--1[1]イランの危機に関する風刺画です。

危機とかかれた荒海を行く帆船には、イランと書いてあり、そこから放り出されている男にはロウハニとかいてあり、放り出している男にはハメネイと書いてあります。

ハメネイのしっぽ切り、という訳ですが、al arabiya net は、確かに最近ロウハニが切り捨てられるとかのうわさは聞きますが、事態はそこまで深刻化しているのでしょうか?

なんしろイランの情勢は、もやがかかっていて、よくわかりません。

al jazeeraに対する風刺

cartoon10-10-2018-[1]al ajzeera (カタールの衛星TV)に対する風刺画です。

火の手には危機(複数)と書いてあり、TVにはカタールの情報と書いてあります。

TVについた蛇口からは黒い(多分石油)が噴出していて、カタールのメディアが火に油を注いでいる、と言う風刺でしょう。

最近、少なくともaljazeera netの報道は精彩を欠くと思っていたら、今回のサウディジャーナリストの失踪の件では、相手がサウディと言う所為か、大奮闘?しているようです。

アラブ世界(風刺画)

28qpt777[1]アラブ世界、と題した風刺画です。
米国(トランプ)が、イスラエルと言う撹拌機を使ってアラブ世界を滅茶滅茶にかき回しているところです。
確かにトランプの登場以来アラブ世界の混乱と混沌は急増したように思いますね
地図の色分けはどういう意味か?良く分かりません

http://www.alquds.co.uk/?p=1023842



米国の中東プレゼンスの維持

腐っても鯛、と言うか、腐っても米国で、米国の大統領以下の不用意な発言と言うか中東における明確な戦略の不在が、中東諸国にも大きな動揺を与えている模様です。

先日から米がクウェイト、バハレン、ヨルダンからのパトリオットミサイルの撤去を表明した件を報告していますが、al jazeera net とal qods al arabi net は、米のシリア代表や中央軍代表等が、米国がこのまま中東(またはシリア)から撤退することはなく、イランお存在がある限り、米(軍)のプレゼンスは維持されるだろうと語ったと報じています(特にal jazeera はどうやら単独インタビューの模様です)
米のプレゼンスを維持する場所がシリアをさすのか、中東全体なのか、報道は分かれますが、無いように特に新味はなく、米としてはシリアで有志連合の先頭に立ち、過激派(IS)の掃討に努めてきて、現在その活動はユーフrティス川の沿岸に限られていて、イランが存在する限り、米が撤退することはないが、米のプレゼンスは軍事的でなければならないことはなく、必要に応じた形となろうということの様です。
http://www.alquds.co.uk/?p=1023449
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2018/9/27/واشنطن-باقون-في-الشرق-الأوسط-رغم-سحب-الباتريوت
取りあえず、これ自体大きなニュースと言う訳ではないが、そんなニュースでも態々報じられるほど、最近お米国の行動に対する不信というか不安感は大きくなっていて、特にトランプが突然それまでの態度を変えて、パレスチナ問題の解決には2国間方式も十分あり得ると発言する等、とにかく米国の中東における戦略がぐらぐらしていることが、中東諸国にかなり深刻な懸念を与えているように感じられます。
今後仮に大統領が変わっても、中東の人の米国に対する信頼が回復するには、相当の時間と努力を要するような気がします。








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