中東の窓

長年、日本の外交官として中東に深く関与。中東から見た国際関係を日々発信するブログ。

エジプト

紅海の油田?(エジプトとスーダンの対立)

もう一つスーダン関連のニュースを・・・・

アラビア語メディアはスーダン外務省が21日、エジプト大使を招致し、エジプトの資源エネルギー省が、紅海でのガス、油田の探査に関し国際テンダー(入札)をするとそのネットで公表した事に抗議したと報じています。

この地点は、従来からエジプトとスーダンの領土係争地帯であるhalaib三角地帯の沖合とのことで、スーダンはエジプトの行為は国際法違反としているところ、エジプトは同地域はエジプト領と主張している由。

またスーダン政府は国際的な探査会社に対して、エジプトの入札に応じないように求めた由。

https://www.alarabiya.net/ar/latest-news/sudan/2019/03/21/السودان-يستدعي-السفير-المصري-في-الخرطوم.html
https://aawsat.com/home/article/1644611/%D8%A8%D9%88%D8%A7%D8%AF%D8%B1-%D8%AA%D9%88%D8%AA%D8%B1-%D8%AC%D8%AF%D9%8A%D8%AF-%D8%A8%D9%8A%D9%86-%D8%A7%D9%84%D8%B3%D9%88%D8%AF%D8%A7%D9%86-%D9%88%D9%85%D8%B5%D8%B1
https://www.aljazeera.net/news/politics/2019/3/21/%D8%A7%D9%84%D8%B3%D9%88%D8%AF%D8%A7%D9%86-%D9%85%D8%B5%D8%B1-%D8%AD%D9%84%D8%A7%D9%8A%D8%A8-%D9%88%D8%B4%D9%84%D8%A7%D8%AA%D9%8A%D9%86-%D8%AA%D9%86%D9%82%D9%8A%D8%A8-%D9%86%D9%81%D8%B7-%D8%BA%D8%A7%D8%B2-%D8%A7%D9%84%D8%A8%D8%AD%D8%B1-%D8%A7%D9%84%D8%A3%D8%AD%D9%85%D8%B1

この問題が今後どう発展するかは分かりませんが、確か1週間ほど前だったかに、紅海には大量の天然ガスや石油が存在する可能性が強いとの報道がされていたように記憶します。

従来はアラビア半島の地形的な形状から、同半島や周辺の石油等はペルシャ湾の方に集まっていて、紅海の方にはほとんどないという説明を聞いた記憶がありますが、技術が進むと、石油やガスの探査も進み、天然資源の分布図も変わってくるのかと思います。

同様の事は東地中海でも、特に海底天然ガスの巨大ガス田がエジプト沖で見つかったり、イスラエルからキプロスにかけても同様と言うことで、イスラエル、レべノン、キプロス、トルコ等ですでに、資源争奪戦(具体的には大陸棚または排他的経済水域の線引きの問題)が起きている模様です。

今後の中東情勢に与える影響が大きい可能性もあると思われるところ、取りあえず。

ガザ情勢

14日にかけての、ロケットと空爆の応酬のあと、15日の金曜日はこれまで「帰還の行進」の日で、パレスチナ人に多くの死傷者が出ていたので、何が起きるか懸念していましたが、行進も取りやめられ、ガザには平穏が取り敢えず戻った模様です。
アラビア語メディアから取りまとめると

・テルアビブ向けの2発のロケット発射に、対抗してIDFは多数の空軍機を動員して、ガザ各地のハマスとイスラムジハードの拠点100か所を空爆した。
このためパレスチナ人4名が負傷したが、うち2名は重症の由
・エスカレーションはエジプトの停戦ミッションの滞在中に生じたが、ハマスとジハードはエジプトミッションに対して、状況を鎮静化させると約し、16日の帰還のための行進も取りやめることを約し、(これがイスラエル側に伝達されたためか)16日にはガザには平静が戻った。
ハマスとイスラムジハードの双方ともテルアビブへのロケット発射に関係ないとしている
IDF機、特に偵察機は相変わらず上空を飛行しているが、空爆は中止されている。
・ハマスの政治局員は、テルアビブへのミサイル発射は、政治的なものだとしている
(政治的の意味は不明。イスラエルに対して如何なるメッセージを送ったのか?おそらくイスラエルがパレスチナ側の要求を無視続ければ、テルアビブ等人口密集地域を攻撃する能力があることを示したということかと思うが、逆にIDFの大規模空爆も同様のメッセージかと思われる。報道が正しければ、100回もの攻撃と言うのはこれまでにあまり例がない)
取り敢えず
https://www.alquds.co.uk/100-%d8%ba%d8%a7%d8%b1%d8%a9-%d8%b9%d9%84%d9%89-%d8%ba%d8%b2%d8%a9-%d8%aa%d8%ae%d9%84%d9%91%d9%81-4-%d8%a5%d8%b5%d8%a7%d8%a8%d8%a7%d8%aa-%d9%88%d8%af%d9%85%d8%a7%d8%b1%d8%a7-%d9%83%d8%a8%d9%8a%d8%b1/
https://www.aljazeera.net/news/politics/2019/3/15/%D8%BA%D8%B2%D8%A9-%D9%85%D8%B3%D9%8A%D8%B1%D8%A7%D8%AA-%D8%A7%D9%84%D8%B9%D9%88%D8%AF%D8%A9-%D8%BA%D8%A7%D8%B1%D8%A7%D8%AA-%D8%AA%D9%87%D8%AF%D8%A6%D8%A9










シナイ沖の天然ガス田発見(エジプト)

al sharq al awsat net は、イタリアの石油会社ENIが、14日声明でエジプトのシナイ半島沖50卉賄世涼話羈い如⊃靴燭並腟模海底天然ガス田を発見したと発表したと報じています。

記事はENIは2015年地中海海底で超巨大ガス田dhohrを発見しているが、同ガス田は3兆立方フィートの天然ガスを埋蔵していて、エジプトは今年末までには7500万立方フィートを生産する、地域有数の天然ガス産出国をなることを目指しているとしています。

確か2015年の発見の時は、エジプトが今後有力な天然ガスの産出、輸出国になるとの報道が多数あったように思いますが、その後もイスラエルやキプロス、レバノン、トルコ等の東地中海では巨大ガス田が存在し、その開発を巡り各国がしのぎを削っていることは昨日だったか報告したイスラエル・レバノン、またトルコ・キプロス等の排他的経済水域の線引きを巡る対立、抗争となって表れています。
取り敢えず。

消費者物価の高騰(エジプト)

エジプトでは諸物価値上がりとの嘆きを聞きますが、alqods al arabi net は、エジプト統計庁の数字によると、エジプトの2月の消費者物価指数は対前年比14.4%増で、1月の12.7%増から1.7%ポイント上昇したと報じています。

特に最近は野菜や果物が連続して上昇しており、内務省及び軍は貧困層のために、市場価格より安いものを供給している由。

記事は昨年は燃料、交通費、水その他のサービスが相次いで値上げされ、貧困層を直撃していると報じています。
取りあえず。

確かにエジプトでは、補助金削減等の原因で多くのものが値上げしましたが、もし上記数字が事実であれば、イランは勿論トルコなどに比しても、インフレ率は低いのではないかと思われますが・・・

紙幣を使った反シーシ運動?(エジプト)

sisi (2)エジプトでは憲法改正でシーシ大統領の独裁が強化されようとしつつある模様ですが、それに対する儚い抵抗運動でしょうか?
al qods al arabi net は、エジプト中央銀行が4日、紙幣に何か書かれた者は、受け取らないと発表したと報じています。
これは最近、エジプト紙幣に「シーシ、辞めろ」と書かれた紙幣が出回っていることへの対策とか!
事実とすれば中々切ない話ですね
 https://www.alquds.co.uk/%d8%a7%d9%84%d9%85%d8%b1%d9%83%d8%b2%d9%8a-%d8%a7%d9%84%d9%85%d8%b5%d8%b1%d9%8a-%d9%8a%d9%85%d9%86%d8%b9-%d8%a7%d9%84%d9%83%d8%aa%d8%a7%d8%a8%d8%a9-%d8%b9%d9%84%d9%89-%d8%a7%d9%84%d8%b9%d9%85%d9%84/
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