中東の窓

長年、日本の外交官として中東に深く関与。中東から見た国際関係を日々発信するブログ。

イスラエル

ネタニアフの見るアラブ世界の現状(風刺画)

20qpt777[1]表題は「ネタニアフがアラブ世界の状況を眺めている」というものですが、彼と雄々しき人物がつまらなそうな顔で見ている画面には、イエメン、シリア、イラク、レバノン等々アラブ各地で戦闘や爆発や抗議デモ等暴力や女性のアバヤ等の映像だけがえんえんと映っているという所のようです。
別にネタニアフでなくとも、日本の若い人でもアラブ諸国に関しては、そんな印象しかないかもしれませんね。

http://www.alquds.co.uk/?p=830198



レバノン・イスラエル国境の緊張?

アラブ連盟のレバノン非難で、レバノンを巡る緊張が高まった感がしますが、実際にも、早速イスラエル・レバノン国境が緊張しているのでしょうか?

al qods al arabi net とal jazeera net ,それにイスラエルのjerusalem post net は、22日のレバノンの独立記念日を前に 、レバノン軍司令官がレバノン軍に対して、イスラエルの脅迫及び侵犯に備えるために、最高の準備態勢を敷くようにと命令したと報じています
(その根拠は不明)
これに対して匿名条件のイスラエル責任者は、戯言と一蹴したとのことです。
他方イスラエル軍は19日からシリアとの国境方面で、演習を行っている由。
http://www.jpost.com/Arab-Israeli-Conflict/Lebanon-army-chief-asks-troops-for-readiness-at-Israel-border-514782
http://www.alquds.co.uk/?p=830391
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2017/11/21/قائد-الجيش-اللبناني-يدعو-للجهوزية-لمواجهة-تهديدات-إسرائيل

おそらくは中東一流の言葉による非難の応酬で、戦闘などには至らないだろうと思いますが、時が時だけに、取りあえず






イスラエルとサウディ等との関係(イスラエル大臣の発言)

先日はイスラエル軍参謀長のサウディ紙とのインタビューの話を書きましたが、今度はイスラエルの大臣がサウディ等穏健アラブ諸国と、公表はされていないが、協力関係を有すると発言したとのことです。
これはal qods al arabi net とal jazeera net が報じるものですが、後者の方はまたUAE国防次官補のイスラエルは敵ではないとの発言も伝えています。

公式の関係を有するエジプト、ヨルダン以外でも、多くのアラブ諸国が秘密のまたは半公式の関係を有することはよく知られてましたが(後者の例としては、チュニジア、モロッコ、UAE,カタール等がある)、ここにきてサウディとイスラエルン関係が公然と語られ出したのは,矢張りポストシリア内戦をにらんで、サウディ等とイランとの関係が決定的に悪化しつつあり、それに備えてのイスラエルとの関係の公然化の準備が進んでいるということなのでしょうね。
サウディ国内の動きや、ハリリの辞任劇もおそらく何らかの関係がありそうです。

取りあえず、より詳しいal jazeera netの記事を中心に、要点のみ

・イスラエルのエネルギー大臣yufal shtainitz(アラビア文字からの訳。彼は国家安全保障等最重要な問題を審議するいわゆる小閣議のメンバーの由)はイスラエル軍放送とのインタビューで、イスラエルはサウディを含む穏健アラブ、イスラム諸国と非公然お関係を有していると明らかにした。
これは特にイランのシーア派勢力拡張に対抗するものであるが、イスラエルはこれらの国との関係を秘密にしておきたいわけではないが、相手の希望は尊重しているとした由。
・彼はサウディについて、民主主義国家ではないが、最近はテロとの戦いで民主化もし、イランの域内での勢力拡張に対抗して、イスラエルと協力しているとした。
・またハリリの辞任表明に関連する動きは、イスラエルにとって北部戦線の緊張を意味するほどのものではないとして、戦争とかはイスラエルとしては自分で決めるものであるとした。
・他方UAEの国防次官補は、UAEのF35保有がイスラエルにとっての脅威であるとの議論は意味がないと記者会見で述べた。
彼は両国はともに相手にとっての脅威ではないとした。
これは数日前に、米空軍副参謀長がUAEで、米は同国とF35の売却について交渉中であると語ったことに関連したものであるが、彼は67年戦争以後アラブとイスラエルの戦争は終わり(注 これは嘘か何かの間違い。73年いエジプト、シリアとイスラエルは第4次中東戦争を戦っていて、その後エジプトが和平に転じたために、イスラエルとアラブの正規軍同士の戦いはなくなったとさrている)、誰も戦争を望んでは居らず、パレスチナ問題も交渉を通じて解決されるべきだとした
(注 この発言は、F35の売却がイスラエルにとっては脅威だとする米国のユダヤロビーを念頭に置いたものと思われ、その意味では宣伝戦の一部か?それにしてもトランプはサウディと言い、どこと言い、とにかく武器の売却には熱心です!!)
http://www.alquds.co.uk/?p=829473
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2017/11/20/إسرائيل-تكشف-علاقاتها-بدول-عربية-بينها-السعودية










イスラエルの北部戦線の緊張

前からイスラエルの北部戦線(レバノン国境とゴラン高地)が緊張していることはお伝えしてきましたが、本日のアラビア語メディアとy net news は2つのニュースを報じていますので、要点のみ次の通り

・一つはゴラン高地で、イスラエル軍は18日、停戦協定で非武装地帯となっているところに警告の戦車砲の砲撃をした由。
IDFによれば、同協定では、非武装地帯には装甲車や重量のある工作機は入れないことになっているが、政府軍がドゥルーズの村hadhart近くで何らかの工事を進めていることにたいするのもので、国連PKO(UNDOF)に抗議をした由。
なお、このどぃる0図の村に近辺では、スンニ派過激組織ヌスラ戦線の活動が強まっているとして、イスラエルのドゥルーズ社会が懸念を表明していた由。
またネタニアフ首相は、ゴラン高地でイランの息のかかった勢力がイスラエルに近づくことは認められないと宣言していた由
http://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/2017/11/18/دبابة-إسرائيلية-تطلق-قذيفة-على-موقع-سوري-في-الجولان-.html
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2017/11/18/إسرائيل-تطلق-النار-على-موقع-عسكري-سوري-بالجولان
他方、y net news はクウェイト紙を引用して、ヒズボッラーがイスラエルの攻撃を警戒して、その戦闘員を最大の警戒態勢に置いたと伝えています。
それによると、ヒズボッラーはイスラエルを含む複数のソースからの攻撃に備え、これまでで最大の警戒態勢を敷いた由。
また彼らは、レバノンを混乱させるために、故ハリリ首相(現在の首相の父親)の暗殺と同じような政治家の暗殺事件があるかもしれないとして警戒している由(ハリリ故首相の暗殺にはヒズボッラーの関与が疑われていて、また現首相も身の危険を感じた…最大の危険ソースはヒズボッラーであろうが…としているときに、ある意味では「良く言うよ」という所か?)
またヒズボッラーはその戦闘員に対して、、シリアにあるイランからの兵器のレバノンへの輸送を中止するように命じた由。その理由は、一つには最新のミサイルはシリアから発射した方が効率的であることと、ヒズボッラーは既に十分な兵器をは有しているからの由。
先週ナスラッラー書記長は、サウディがイスラエルを対ヒズボッラー先頭に引き込もうとしていると警告している。
(イスラエル紙は、特に軍事情報に関しては、内部規制のために、良くアラブメディアを引用するが、クウェイト紙の引用は最近では珍しい)
https://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-5044414,00.html



イスラエルのサウディ誘惑(風刺画)

17qpt777[1]イスラエルのサウディに対する誘惑と題する風刺画です。
サウディと思しき男が、優しい従順な羊と思って、オリーブの葉をやっていたところ、その影が映って、如何にも恐ろしい狼でした、という風刺画です。

http://www.alquds.co.uk/?p=828545
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