中東の窓

長年、日本の外交官として中東に深く関与。中東から見た国際関係を日々発信するブログ。

イエメン

ホデイダ攻防戦

al arabiya net は、政府軍の現地情報センターによると、政府軍及びこれを支援するアラブ連合空軍は、ホデイダ周辺でhothy軍を攻撃し、多大の損害を与えたと報じています。
記事によると、いずれも具体的に知事は不明なるも
 ・アラブ連合空軍は、ホデイダでのhothy軍の幹部の会合を空爆し、幹部15名を殺害し、多数を負傷させた
 ・アラブ連合空軍の、hothy軍増援部隊に対する別の空爆では、約30名を殺害した
 ・さらにその近辺で政府軍等はhothy軍お反撃を撃退して30名の損失を与えた  
 ・ホデイダの南部(モカへの道路か?)では政府軍が、hothy部隊の拠点を奪取し、付近を閉鎖した
 ・さらに東部でも政府軍は重要な農場を占拠した
塔の戦果を挙げたことになっています。
しかし、これらを見ると、どうもホデイダ市や最重要な港に対する攻撃はまだ始まってもおらず、専らサウディ等の空軍機による空爆に頼っているように見えます。
サウディ機等の空爆が杜撰(な所為か、もっと悪質なのは意図的だが)な所為で、民間人に多大の被害が出ていることは、ずっと指摘されているにもかかわらず、あまり改善されてはいない模様です。
ホデイダ周辺でも、民間人の車両等に対する空爆が伝えられています
https://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/yemen/2018/10/21/مقتل-عشرات-الحوثيين-في-غارتين-للتحالف-في-الحديدة.html
ということで、どうも大本営発表的な、余り信頼できない情報かと思いますが、数字の上では大戦果ではあるので、取りあえず報告はしておきます

イエメン情勢

al arabiya net (サウディ系)は、イエメン政府軍は2ヵ所でhothy軍の攻撃、浸透作戦を撃退し、甚大な損害を与えたと報じています。

しかし、これらの地域で政府軍が、圧倒的に優勢なサウディ空軍等の支援を受け、作戦開始から多くの時間がたつのに、未だにこんな状況では到底イエメン内戦の先は見えないような気がします。
(要するに政府軍のイエメン奪還作戦は全くうまく機能していないどころか、逆に守勢にさえ追い込まれているのように見える)

・一つはタエズで、hothy部隊が空港とharm山を占拠しようとしたが、政府軍がこれを撃退し、死者8名、負傷者15名の損失を与えた由。
(タエズは北イエメンから南イエメンのアデン、海岸のモカに通じる戦略的要地で、内戦開始以来hothy部隊が包囲し、それをさらに政府軍が包囲するという状況が続き、数年前には政府軍が包囲を解除しつつあるというニュースもあったが、最近ではそんな報道もない。またタエズに関しては、市の防衛者たちがアラブ連合軍は殆ど何の支援もしてくれないと嘆いているとの報道もあった。
この記事はむしろ、政府軍に包囲され、サウディ等の空爆にさらされているhothy軍が大規模反撃を仕掛ける能力を依然保持していることを物語っているように思われる)

・もう一つは、ホデイダ戦線で、政府軍とアラブ空軍等は、サナア―ホデイダ道路(昔中国が険峻な山道に作ったつづれ折れの道路。難工事のため、多数の中国人技師、労働者が亡くなった)を切断するために、同地域に浸透しようとしたhothy軍を攻撃し、70名のhothy兵士を殺害した。
(あの地域は樹木もまばらな低灌木地帯だったかと思うので、空爆に対する遮蔽物はあまりないはず。いずれにせよ、ホデイダ奪還作戦が始まり空港まで進出した後、政府軍の前進は止まっており、どうやら逆にhothy軍の逆襲が行われている模様)

洪水被害(イエメン)

65efbe34-da04-4d73-b764-e0df69ca8cbd_16x9_1200x676[1]今年は世界中で異常気象の影響を受けていますが、中東も例外ではなく各地で大雨、突風の被害を受けていることは、累次報告の通りですが、イエメンではその南東部ののマハッラ県が14日から激し雨と数に見舞わrたとのことです
(写真)

その県都等では物質的に大きな損害があったとのことですが、人命の損失は今のところ報じられていないようです
https://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/yemen/2018/10/15/اليمن-المهرة-منكوبة-واستغاثة-لإنقاذ-أسر-حاصرتها-السيول.html

首相の罷免(イエメン)

もう一つサウディがらみと思しき事件を・・・

アラビア語メディアはいずれも、イエメン大統領hadiが15日、首相のahmad abeed ben daghrを罷免し、調査にかける(汚職容疑か?)ことになったと報じています。
後任は公共事業大臣で、元タエズ県の知事であった男の由
hadi大統領の首相罷免劇は、hadi等がサウディのリヤドに滞在中に行われたが、最近イエメン閣僚や要人の多数がリヤドに集まっていた由
この首相交代を報じるメディはいずれも、罷免の理由は政府の政策、特に経済政策の失敗で、イエメン通貨の下落、再建の遅れ等であると報じていますが、al arabiya net などは、イエメン政府はこのところ、各地の知事、地方政府と確執が激しかったとしています。
他方、al jazeera net は、最近イエメン首相はサウディやUAEとの関係が悪化していて、両国は特にスコトラ島事件(UAE軍隊が勝手に同島に進駐し、イエメン政府がこれに抗議し、最終r的にサウディ軍が取って代わって解決した事件)の処理で、同首相に不信感を抱いていたとしています。
https://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/yemen/2018/10/15/اليمن-إعفاء-رئيس-الحكومة-وإحالته-للتحقيق.html
http://www.aljazeera.net/news/reportsandinterviews/2018/10/15/ماذا-وراء-إعفاء-رئيس-الحكومة-اليمنية-وإحالته-للتحقيق
https://www.alquds.co.uk/%d8%a7%d9%84%d8%b1%d8%a6%d9%8a%d8%b3-%d8%a7%d9%84%d9%8a%d9%85%d9%86%d9%8a-%d9%8a%d9%82%d9%8a%d9%84-%d8%b1%d8%a6%d9%8a%d8%b3-%d8%a7%d9%84%d8%ad%d9%83%d9%88%d9%85%d8%a9-%d9%88%d9%8a%d8%ad%d9%8a%d9%84/

おそらくこの首相交代劇は、公式には政府の経済政策の不手際(さらには汚職)が原因だとされると思いますが、このところ同首相と特にUAEとの関係が悪かったこと、交代がhadiのリヤド滞在中に行われたことなどから見て、おそらく最大の要因はサウディとUAEの意向(圧力)であったと見て、大きな間違いはなさそうです。
まあ、既にhadiがサウディの傀儡であることは間違いないですから、多分そんなところかと思います









hothyの本拠地での政府軍の進撃(イエメン)

本当なのでしょうか?

al arabiya net は、政府軍第3軍が、イエメン北部のhothyグループの本拠地サアダ県で、前進を続け、hothy軍に与えつつ、その指導者(abdel malik)の自宅から6卉賄世泙杷ったと報じています。
この政府軍の攻撃は、サウディ等アラブ連合軍の空中援護を受けて行われたが、同時に同じサアダ県のbaqom 郡でも大きな前進を示しhothy部隊に大きな損失を与えていると報じています。

確かにhothyグループの本拠地のサアダ県では、方々で政府軍の前進が伝えられてきて、このbaqom でもこの数日、政府軍の成功が報じられていました。
しかし、それらの報道は散発的で、どうも大した規模の攻撃でもなけれb、統合された戦略に基づく「敵の本能寺」をつく作戦ではないようで、またこれらサアダでの作戦がどの程度北イエメン(さらには南でも…・確か先週末頃は、イエメン正統政府の暫定首都であるアデンの近くでもhothy部隊の反撃があった由)での政府軍の戦略に貢献しているのかわからず、「大本営発表」を鵜呑みにする訳にはいかないと思いますが、hothy指導者の自宅から6卉賄世泙杷ったというので、取りあえず紹介して置きます。
https://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/yemen/2018/10/15/الجيش-الوطني-يتمركز-بالقرب-من-منزل-زعيم-الحوثيين-بصعدة.html











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