中東の窓

長年、日本の外交官として中東に深く関与。中東から見た国際関係を日々発信するブログ。

アルジェリア

アルジェリア・チュニジアの対テロ共同作戦

al arabia net はアルジェリアとチュニジアが14000名の兵力を動員して、テロに対する共同作戦を行うと報じています。
北アフリカ諸国の対テロ共同作戦については、これまでも対たび報じられ、限定的な派にでは実施されてきたようですが、14000名の動員と言う大規模作戦は、矢張り先日のshaanbi 山地でのチュニジア軍兵士14名の殺害と言った、両国国境付近でのテロリストの活動の拡大に対応するものでしょう。

記事の要点のみ
アルジェリアal khabar紙は、アルジェリアとチュニジアの両国が、その国境の山岳地帯で、共同で対テロリスト作戦を行うことに合意したとの声明を報じている。
この公式声明は、過去1週間に領国で、その国境地帯でテロ活動が活発化したことから予期されていたが、又チュニジアの首相に就任したal jomua が2月の間に2回もアルジェリアを訪問し、同国との対テロ作戦での協力を示唆したことからも予期されていたところである。
同紙によると軍参謀本部は、アルジェリア兵士8000名、チュニジア兵士6000名が参加し、両国国境地帯で2の対テロ作戦を行うことについて軍最高司令官たる大統領の許可を取った。
それによると、両国軍は今後長期的観点からテロを根絶することを念頭に、国境地帯で共同作戦をすることについて7項目に合意した。
合意はこの7項目に加え、情報面での協力、テロ組織に対する軍事、治安措置を含んでいる。
合意は、チュニジア及びアルジェリア東部におけるテロリストのリクルート活動の調査及びテロリストが資金及び生活費を獲得することの阻止を含み、このためチュニジアはテロリストが資金調達することを防ぐための細胞を組織することに合意した。
またチュニジアの別の細胞はリビアからの人員及び武器の流入監視に当たる。
合意はまた両国間の密輸、資金の流れがテロの資金調達に使用されないように監視することも含んでいる。
また合意はテロ作戦として制限的及び大規模作戦をチュニジアの主要な5地域、アルジェリアの国境地帯で行うことも含んでいるが、主要な地域としてはチュニジアのカスリン県、リビアとの国境地域、アルジェリアではwadi,tibsa,baskra,souq ahras,khanshara県を含んでいる。
http://www.alarabiya.net/ar/north-africa/algeria/2014/07/20/14-ألف-عسكري-تونسي-وجزائري-في-حرب-مشتركة-على-الإرهاب.html

1次戦突破の余波(アルジェリア)

27ipj25[1]ワールドカップを詳しく見ている訳ではないので、間違えているかもしrませんが、確かアルジェリアがアフリカ勢で、初めて決勝戦に進んだと思います。
そのため26〜27日の夜間、アルジェリア全土で祝賀会が開かれ、2名が死亡(1名は西部のムアスカル県、もう1名は東のburj bu aririje 県の由)、その他各地で総計31名が負傷したとのことです。
死亡の原因等は不明ですが(祝砲の流れ弾か?それとも圧死等か?)、それにしても激しいですね
http://www.alquds.co.uk/?p=185783

リビア情勢(28日)

リビア情勢は益々混沌としている感じがしていますが、断片的ながら取り敢えずまとめたところ

・リビア議会が新首 m'iiteqを承認したことについて、リビア法務省はその法律専門局の意見では、この会合は総議員200名中、92名しか出席しておらず、定足数に達していないので、会合は無効であり、その決定の総ても無効であると声明した。
・先に辞職していた、前首相のal thanah の政府は、議会が承認したm'iiteq政府に権限を引き渡すことになるのか、司法の判断を待ちたいと表明した。
(と言うことは現在リビアには2の政府があるということでしょうか?尤も、1であれ2であれ、あまり実効性のない政府であることに変わりはないが!!)
http://www.alarabiya.net/ar/north-africa/libya/2014/05/28/ليبيا-وزارة-العدل-لا-تعترف-بقرارات-البرلمان-.html
・28日、リビア国民軍に属する航空機が、ベンガジのイスラム民兵「2月17日殉教者大隊」基地を爆撃した。基地に人的被害はなかった・
(他方l qods al arabi net は大隊の名前を報じながら、見出しでは「リビア軍参謀本部のベンガジ基地を爆撃」としている。その間の関係は不明だが、何処やら複雑なリビアの軍事勢力と軍との関係をうかがわせるところがある)
http://www.alarabiya.net/ar/north-africa/libya/2014/05/28/الطيران-الليبي-يقصف-معسكرا-لميليشيا-إسلامية-ببنغازي.html
http://www.aljazeera.net/news/pages/3e75f1bb-63f7-4f68-84c4-23bdcac7708c
http://www.alquds.co.uk/?p=173788
・アルジェリアで非同盟中立会議の際に、リビア情勢を検討するために周辺国の外相が27日夜会議をした
(確か、前にはアルジェリア、リビア、チュニジア、エジプトの外相が会議をすると報じられたいましたが、これにチャド、ニジェール、スーダンが参加し、さらにアフリカ連合、アラブ連盟の代表も参加した由)
会合では、それぞれの国の大使級が、具体的問題について検討して、その結果を28日の外相会議に報告することとなった。
http://www.alquds.co.uk/?p=173788

リビア情勢(周辺国への影響)

先ほども書いた通り、リビア内でなにがどう動いているのか、未だどうにも良く判りませんが、肝心のことを理解しなくて書くのも無責任ですが、al arabiya net はリビアの治安情勢が波及することを、アルジェリア、チュニジア、エジプトの周辺3国が危惧していると報じています。
それはそれとして、リビア危機の波及の問題は周辺国の安定にとり極めて重要な問題かと思われますので、記事の要点のみ次の通り。

・リビアの状況は、周辺国に対して、武器の流入、過激派の浸透の可能性を意味する非常に深刻な問題となっている。
特にアルジェリアは国境地帯の最大級の警戒を発令し、大使館を閉鎖し、大使以下の館員を引き揚げた。特に16日darna市のansar al shariaがアルジェリアの組織の支援を呼びかけたことが大きい。
何しろアルジェリアは2013年1月、南部のアインイメナスのガス田を過激派に襲撃されたこともあり、近く国境地帯を閉鎖された軍事地域と宣言すると見られている。またアルジェリア治安筋にyれば、最近ベンガジの戦闘でansar al shariaに属するアルジェリア人2名が死亡している。またもう一人のアルジェリア人も重傷を負った。
チュニジアもリビアの波及を警戒しており、リビアで訓練を受けた過激派の帰国を警戒するとともに、武器の流入を警戒しているが、リビアからの武器はチュニジアのansara al shariaの戦闘能力を高めた。
またチュニジアは、リビア革命の初期と同じように大量の難民が押し寄せることを警戒しているとともに、チュニジアに居住している多くのリビア人がリビア内の対立を持ち込むことも警戒している。
エジプトも既に、リビア南部からの近代兵器が過激派の手に入ったことで問題を抱えているが、またエジプト人過激派がリビアで訓練を受けているところ、リビア内の紛争でリビア国民軍(政府軍からの分離主義者で、イスラム勢力と対立・衝突している勢力)が勝利する場合には、敗れたイスラム過激派がエジプトに替えることになることを警戒している。
http://www.alarabiya.net/2014/05/18/أزمة-ليبيا-تؤرق-الجزائر-وتونس-ومصر.html

リビア情勢(ベンガジ情勢とアルジェリア)

リビアでは弱体な政府とイスラム主義者、地方主義者、部族等の勢力が入り乱れ、軍隊および治安機関の再編は遅々として進まないという状況で、石油の輸出も滞り、また政府も首相が亡命しさらに弱体になる等、余りにもめまぐるしく状況が代わり、真面目にフォローもできない状況で、このところ殆どフォローしてきていません。
しかし、16日頃からベンガジ(東部州の州都)で大きな衝突があり、多数の死傷者が出、政府がクーデターの試みと非難するほか、アルジェリアがリビア情勢悪化の波及を恐れて、リビアとの国境に4万人の兵士を配置したとのことです。
何しろ、このところ全くリビア情勢はフォローしていませんので、今回の事件の背後関係や、関係者の思惑、さらには実際に何が起きているか等について、極めて不十分かつ不正確ではありますが、状況が極めて悪化している模様なので、取り敢えずアラビア語メディアのネットから、ベンガジの状況を中心にしたリビア情勢をとりまとめておきます。
記事中に誤りや不正確な所があればコメント欄でご指摘いただければ有難いです。

・16日からのベンガジでの政府軍から分離した「リビア国民軍」と政府軍及びイスラム主義者民兵との戦い(この戦いと言うのが、リビア国民軍とイスラム主義民兵の戦いに政府軍が参加したのか、どちらの側に参加したのか、それともそれぞれ別の戦闘であったのかも不明)での死者は保健省によれば79名、負傷者は100名以上に上った。
・リビア参謀本部、暫定議会、政府は連名で、このリビア国民軍の行動を、クーデターとして非難し、総ての戦闘員等にこの組織から分離するように呼びかけ、またベンガジ上空を飛行禁止地帯として、参謀本部の許可なしの飛行を禁止した。
政府軍から分離したパイロットの操縦する攻撃ヘリ1機がイスラム主義民兵を攻撃した。
・リビア国民軍はクーデターとの非難を拒否し、イスラムテロリストを掃討するまでは戦闘をやめないとして、ベンガジの西および南地域の住民に避難を呼びかけ、住民の中には避難するものもみられる。
・このようなリビアの状況に鑑み、アルジェリアはリビアからの武器等の流入を警戒して、国境地帯に4万人の兵士を配置し、警戒態勢をとっている。
在リビアのアルジェリア大使館は、治安上の理由から既に閉鎖されている。
http://www.alarabiya.net/ar/north-africa/libya/2014/05/18/نزوح-من-بنغازي-وسط-تهديد-من-حفتر-وتأهب-في-الجزائر.html
http://www.alquds.co.uk/?p=169256
http://www.aljazeera.net/news/pages/db0eb05b-4bcf-4ca9-baba-27e889447a28
livedoor プロフィール
最新コメント
記事検索
  • ライブドアブログ