中東の窓

長年、日本の外交官として中東に深く関与。中東から見た国際関係を日々発信するブログ。

アルジェリア

隠れ家に住んで20年(アルジェリアのGIAメンバーの家族)

確かかなり前に、現在のISは一定の領土を占拠し、治安部隊と交戦し、多数の住民虐殺する点(双方の戦闘、虐殺で、90年第二10万人が死亡したと言われている)で、アルカイダよりはむしろアルジェリア内戦時代の武装組織GIAに酷似していると書いたことがあると記憶し居ます。
その頃の殺し合いがいかに壮絶であったかをしのばせる現象が明らかになりました。

al arabiya net は、最近アルジェリア治安部隊が、東部のjijal(アラビア文字からの訳)州のtalaba渓谷の森の中の隠れ家に20年も隠れ住んでいた、元GIA戦闘員の家族を発見したと報じています。
家族は全部で7名からなるが、父親の命令で、周囲とは隔離された生活を営んできていて、子供たちは学校はもとより保健等の恩恵にも預からず、悲惨な状況にあったとのことです。
記事によると、このような元戦闘員の隠れ家族が見つかったのは2件目とのことです。
確か昔、これらGIA過激派の根拠地にしていたのは、東部のうっそうとした山岳地帯で、治安部隊もなかなか根絶できないでいるという記事を見た記憶がありますが、20年も隠れ住んでいるとは、すごい話ですね!!
http://www.alarabiya.net/ar/north-africa/algeria/2015/03/03/-اكتشاف-عائلة-مسلح-جزائري-تعيش-بالغابة-منذ-20-سنة.html

アルジェリア大統領の仏病院入院

先ほどイランの最高指導者の健康問題に関連する記事を書きましたが、今度はアルジェリア大統領です。
al qods al arabi net はアルジェリア紙を引用して、ブ―テフリカ大統領がパリの軍事病院に入院したと報じています。
今のところ、公式の確認や否定はない模様ですが、何しろ同大統領はつい1月前ほどにも仏の病院に入院しており、通常も車いす生活で、余り公の場に姿を現さないこともあり、どうもこう引き続き、仏の病院に入院するというのは、その健康状態が非常に悪いということではないかと言う気がします
取り敢えず
http://www.alquds.co.uk/?p=265953

アルジェリアの過激派組織

al qods al arabi net はアルジェリアには6の過激派(テロ)組織があると紹介しているところ、それらの戦闘員数とか実力とか具体的なことは必ずしも明確ではないが、我が国ではあまり知られていない、マグレブ地方のテロ組織に関するリストとして興味あるので、記事の要点のみ次の通り。

・アルジェリアには公式のテロ組織リストというのはないが、一般にテロ組織とされているのには6団体がある。
・最大の組織は「マグレブイスラム諸国のアルカイダ」で、他の組織は基本的にこの組織から分裂したものである。
この組織は2007年設立され、その指導者はabd al mlik droukadal(通称abu masab abd  al wdoud)で、その活動地域はアルジェリア中部、特に首都の東である
彼らの活動はサヘル地域に広がっているが、最近ではチュニジア、リビアにも拡大している。
メンバー数に関する公式の数字はない
・この9月に上記アルカイダから分裂した連中が「アルジェリアのカリフの兵士」と称する組織を作ったが、この組織が仏人を誘拐後殺害したものである。
この組織も首都の東を根拠地としているが、専門家はメンバー(約20名)も能力も限られていると見ている。
・第3の組織は「西アフリカのタウヒードとジハード運動」である。
この組織は2011年アルカイダからの分裂者により、マリで結成されたが、その後活動をアルジェリアにも広げている。
・第4の組織は血盟団で、これもアルカイダから分裂したものだが、指導者はmkhtar bilmkhtar で、その活動はマリ、ニジェール、リビア南部等であったが、2013年アルジェリアain imanes ガス田を襲い有名となった
(あの事件では邦人10名も犠牲になっている)
・第5の組織は「正義のためのサハラの息子達」で、2003年にアルジェリア南部の開発を要求してできた組織だが、2007年より武装闘争を始めた。
アルジェリア南東部の空港を襲撃したが、その後治安部隊により弱体化されている。
2008年には大部部のメンバーが逮捕された。
しかし2009年ブ―テフリカの恩赦で多くのメンバーが出獄し、2012年には北部マリがイスラム過激派に占拠されたことを機会に武装闘争を再開した。
彼らは北部マリを根拠地としている。
・第6のグループは「hamah al dauwa al salafiya]グループで1997年設立であるが、メンバーの人数等の実態は不明である。指導者はアフガニスタン帰りのsalim al afghaniである。
http://www.alquds.co.uk/?p=251654

ブ―テフリカの退院

al arabiya net は仏警察筋の話として、ブ―テフリカ大統領がグルノーブルの病院を退院したと報じています。
ブ―テフリカの入院については仏だとか国内だとかとの報道がありましたが、まずこれで彼が仏の病院に入院したことは間違いなさそうです。
取りあえずは短期の入院で退院ですから、急にどうという病状ではないのだろうとは思いますが、矢張り大統領の健康状態が思わしくないと言うのが現状だろうと思いますので、今後とも要注意かと思われます。

ブ―テフリカ大統領の入院

再選前から病気で、何時まで現職を続けられるかと危惧されたいたブーテフリカ・アルジェリア大統領が、仏南部のグルノーブルの病院に入院したとのことです。
但し、アルジェリア政府はこの報道を否定し、大統領の健康は良好であるとしていて、現地紙はアルジェリアの病院に入院したと報じている由
(仏の病院まで搬送されたことは、恐らく病状が相当悪いことを示唆するので、病院が何処かが問題になっていると思われる)
http://www.alarabiya.net/ar/north-africa/algeria/2014/11/15/مصادر-جزائرية-بوتفليقة-لم-ينقل-للعلاج-بفرنسا.html
http://www.alquds.co.uk/?p=250485
http://www.alquds.co.uk/?p=250701
取りあえず状況は不明確ですが、確かに大統領は殆ど公衆の面前に姿を現さず出てくる時も車いすで、衰弱した様子で、健康状態は危惧されます、。いずれにせよ、アルジェリアの大統領に万一のことがある場合には、北アフリカの最有力国であるアルジェリアの政治に大きな影響が出ることも考えられ、今後が注目されます)
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