中東の窓

長年、日本の外交官として中東に深く関与。中東から見た国際関係を日々発信するブログ。

アルジェリア

死んでいなかったテロ首領

2013年1月にアルジェリアのインアメナス天然ガス田でおきたテロ事件は、確か日本人にも10名の死亡が出たこともあり、我が国でも広く報道されましたが、事件を起こしたアルカイダ系の血盟団(マグレブ・イスラム諸国のアルカイダより分離)の指導者mokhtar belmokhtar は2013年マリにて死亡したとチャド軍が発表したかと記憶しています。
確か当時も仏軍等は、彼の死体が確認されなかったので、その殺害は未確認であるとしていたかと思いますが、その後彼の関係するテロが起きたという報道も無く、すっかり忘れていたところ、どっこい、al qods al arabiはニジェール、マリ等の情報筋からの情報として、彼は生存していて、マリからリビアに拠点を移し、リビアからサヘル地帯一帯を支配しようとしていると報じています。
なお、米国は彼を最も危険なテロリストの1名としており、彼の逮捕への謝礼として500万ドルの懸賞金をかけているとのことです。
又彼の指揮していた血盟団は2013年8月に北部マリを占拠した「東アフリカのタウヒードとジハード運動」(なぜ東アフリカか若干疑問、活動地域からすれば西だと思うが、記事のまま」)に参加したとのことです。

リビアではansar al sharia 等のアルカイダ系の組織が活動していて、これがカッダーフィ政権の残した武器と相まって周辺諸国に対する重大な脅威となっていると理解していますが、これにこの有名なテロリストが加わることになると、リビアの情勢は益危険なものとなっていく可能性があると思いますが、事実関係は不明ですので、取り敢えず
http://www.alquds.co.uk/?p=155922

アルジェリアの遺物の返還

30ipj9[1]al qods al arabi net はアルジェリアから90年代のテロ横行時代に盗まれて、姿を消して居た貴重な遺物が、ベンアリの息子の家で発見され、このたびアルジェリアに返還されたと報じています・
写真の白大理石の「ゴルゴンの頭」と名付けられた、遺物は極めて珍しく、貴重な遺物であるが、アルジェリアの混乱時代に盗まれていたのが、チュニジアのベンアリ没落後、その息子の家で発見され、両国化の文化大臣の間で返還式があったとのことです。
この像がベンアリの息子の家に至った経緯は勿論不明ですが、取り敢えずはアラブの春の功績と言うところでしょうか?
http://www.alquds.co.uk/?p=155625

アルジェリアの大統領選挙

アルジェリア情勢については真剣にフォローしていなかったこともあり、うっかりしていましたが、大統領選挙がこの17日に予定されており、在外アルジェリア人の選挙が12日から始まりました。
立候補しているのは
現職大統領の   abdelaziz boutefliqa 
前首相の      aly ben flis
未来党党首    abdelaziz bel'eed  
労働党書記長   louiza hanoun
国民戦線党首   mousa twati
54時代党首    fauzi rba'een
の6名ですが(名前はアラビア文字から取り敢えずローマ字に移したもので、不正確かと思います。必要があれば元の記事をご参照),そのうち、労働党書記長は確か女性のはずです(さすがアルジェリア!!)
なお、アルジェリアでは世論調査が無いので、各候補の支持率等は不明だが、健康問題を抱えた現大統領が優勢と見られるとのことです。
なお、野党は政府による不正行為を警戒しているとのことです。
取り敢えず
http://www.alarabiya.net/ar/2014/04/12/جزائريو-فرنسا-يدلون-باصواتهم-في-الانتخابات-الرئاسية.html
http://www.aljazeera.net/news/pages/7147bf5f-4799-43c8-a89e-688b253177e4

マグレブにおけるテロとの闘争

アルジェリア、チュニジア等の北アフリカ諸国、およびそのすぐ南のサヘル地域のマリ党にとって、アルカイダと関係のあるテロ組織は最大の治安上の問題となっているところ、最近これらの国で対テロ闘争で弱化の成果が上がっている模様なので、断片的ながら次の通り。

・アルジェリアでは、軍と治安部隊が東部のtabsa地区での掃討作戦で「マグレブイスラム諸国のアルカイダ」の幹部を含む7名を殺害したと発表した。
その幹部はdabbar abd al kamil(戦闘名abu jaafar)で、同地方のアルカイダの指導者で、彼らはチュニジアから車で潜入しようとしているところを発見され、銃撃となりアルジェり軍にも1名死亡、1名負傷の被害が出た由
http://www.alarabiya.net/ar/north-africa/algeria/2014/03/16/الجزائر-تعلن-عن-مقتل-قيادي-بـ-قاعدة-المغرب-الإسلامي-.html
・マリでは駐屯の仏軍に、アルカイダと関係のある「西アフリカ統一・聖戦グループの指導者」abu a. daradahが投降し、マリ政府に引き渡された。
この組織は2013年ニジェールのウラニューム鉱山を攻撃した、2の過激派組織の1である。
又この投降の数日前には、米国政府からdead or alive として国際的に指名手配されていたomar walad hamamaが殺害されている。
マリでは仏軍の進駐以来、テロリストの掃討作戦が進んでいるが、未だ未だテログループが潜伏している。
http://www.alquds.co.uk/?p=144159

ブ―テフリカの大統領選出馬(アルジェリア)

アルジェリアでは現大統領ブ―テフリカの健康問題もあり、この4月に予定されている大統領選に出馬するか否かが注目されていて、確か若干前になりますが政権関係者等が大統領に対して出馬するようにと圧力を加えているとの観測記事をご紹介したことがあったかと思います。
この問題についてアルジェリア大統領府は22日内務省に対して、ブ―テフリカ大統領fが出馬するとの意図を伝達したとのことですが、からが当選すれば、1999年の当選以来4期目ということになります。

ブ―テフリカが出馬すれば、間違いなく当選するのでしょうが、問題は現在でも健康問題を抱え、大統領としての職務も必要最低限しか行っていないと言われる彼が、今後どのくらい実質的な大統領として働けるかでしょう。
因みに多くの政党、有力者等が、4選は憲法違反であると見ていて、健康問題からも、彼が大統領としてどの程度実質的に働けるのか疑問に思っており、又多数の青年が政治的傾向を問わずにネットで公然と4期目に反対しているとのことです。
取り敢えず
http://www.aljazeera.net/news/pages/8acebe85-e420-46b1-a693-3020dbf894aa
http://www.alarabiya.net/ar/north-africa/algeria/2014/02/22/بوتفليقة-يعلن-ترشحه-للانتخابات-الرئاسية-الجزائرية.html
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