中東の窓

長年、日本の外交官として中東に深く関与。中東から見た国際関係を日々発信するブログ。

アルジェリア

IS指導者の殺害(アルジェリア)

al jazeera net は、アルジェリアの治安筋によると、治安部隊は25日夕、アルジェリアの海岸の東部のコンスタンティーヌ付近の山岳地帯で、ISの指導者とおつきを1名殺害したと報じています。
この男は、ISに忠誠を誓ったal ghorabah 部隊の指導者で、nur aldin lawira alakini(通称abu al hamam )で、アルジェリア治安部隊が殺害したIS指導者では3人目になる由
(ほかの2名は2014年のカリフ部隊の指導者、2015年の同カリフ部隊の2代目指導者の由)
なお、本件については、調査中のため、公式発表はまだだが、追って公表される予定の由
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2017/3/26/إعلان-مقتل-أمير-تنظيم-الدولة-بالجزائر
アルジェリアでは、東部の海岸地域と、南部の砂漠地域での、過激派の活動と、それに対する軍、治安部隊の掃討作戦が続いているところ、とりあえず











参謀長の南部視察(アルジェリア)

先日、マリとかサヘル諸国の過激派グループが、確か「イスラム・ヌスラ、ムスリム・グループ」とかいう名前の統合体を作り、これがアルカイダに忠誠を誓ったことはお伝えしましたが、どうやらこのような過激派の動きと関係がありそうですが、al qods al arabi net は、アルジェリアの参謀長がしゅとから2000kmのマリとニジェールに面する南部国境地帯を訪れ、5日現地の指揮官たちを集めて、国境方面の情勢は厳しくなっているので、アルジェリアあの国境を守り、密輸を取り締まり、治安を維持するために最大限の警戒態勢をとるように、と訓示したと報じいています。
アルジェリアの南部国境方面では、密輸が盛んで過激派の活動も盛んで、アルジェリアはこの数年間、数万の兵力を集中しているが、武器等の摘発がしょっちゅう行われ、4日にも軍パトロールが大量の武器弾薬を発見したとのことです。
さらに、上記の通り、最近では隣接のサヘル地帯で、過激派の統合とアルカイダへの忠誠の動きがある等、アルジェリアでは国境周辺の動きに神経をとがらせている模様です。
http://www.alquds.co.uk/?p=683692







アルジェリアの対テロの戦い

アルジェリアでは、先日東部のコンスタンティーヌで、ISが市の警察本部等2箇所に対するテロを企てたとの報道を紹介しましたが、その1日後には、今度は首都アルジェの東の丘陵地帯で、アルジェリア軍がテロリスト9名を殺害したと発表しました。
彼らの所属グループは不明だが、このtizi uzu県は、90年代に「マグレブアラブのアルカイダ」の根拠地だったところで、現在でも若干の残党が潜んでいる由につき、アルカイダ系かと思われます
これで2月間にアルジェリア治安当局が殺害したテロリストは31名に上る由。
なお、この記事を書いたal jazeera net は、アルジェリアには「マグレブアラブのアルカイダ」と「カリフの兵士たち」という2のテロ組織のほかに、2013年にISに忠誠を誓った小グループが西部で活動している、とコメントしています。
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2017/2/28/مقتل-تسعة-مسلحين-بعملية-للجيش-الجزائري







ISのアルジェリアでのテロ

al qods al arabi net とal arabiya net は26日、アルジェリアのqasantina (仏語や日本語ではコンスタンティーヌ。首都アルジェから東に450卉賄澄砲如■稗咾砲茲襯謄蹇覆泙燭魯謄輒た襦砲あったと報じています。
ISのアアマーク通信は、その戦闘員が同市の警察本部で自爆しようとしたと報じたとのことですが、地元紙等は自爆ベルトを着けた男が警察本部に入ろうとしたが、警官がこれを阻止したとしている由。
さらに、同日は同じ町の国家治安本部の支部を爆破しようとするテロも阻止されたとのことです。
これを報じるal qods al arabi net は、コンスタンティーヌでは、これまで大きなテロ事件というのは起きていなかったこともあり、アルジェリアで衝撃が走っていると報じています。
さらに、最近アルジェリア治安当局がal bouraで14名の過激派を逮捕する等、複数の町で、テロ対策の成果を上げていたこともあり、過激派の力を誇示する意味があったとコメントしています
http://www.alquds.co.uk/?p=680869
https://www.alarabiya.net/ar/north-africa/2017/02/27/جرحى-في-تفجير-انتحاري-استهدف-مقرا-للأمن-شرق-الجزائر.html
アルジェリアの過激派といえば、例のアイン・エミナスだったかのガス田施設に対する攻撃(日本人10名も犠牲になっている)などのように、どちらかというとansar al sharia とかアルカイダ系が強いという印象がありますが、やはりここでもISの手が伸びている模様です。
もしかすると、シリア、イラクでの退潮を受けて、ISがリビアから北アフリカあたりでの活動を活発化させるという動きの一環かもしれません。
確かに最近、チュニジアだったかと思いますが、リビアのIS対策につき、チュニジア、エジプト、アルジェリアの3国外相が協議したばかりです。






リビア情勢(3国イニシアティブ)

リビアについては、今朝方周辺国外相会議についてお伝えして、どうも何の実効性もなさそうな声明だ、などと書きましたが、どうやらその会議を受けたものかと思われる、エジプト・チュニジア・アルジェリアの和平イニシアティブがあるだろうと、al qods al arabi net が報じています。
もっとも、記事のソースが不明なので、真偽のほどはわかりませんが、なかなかもっともらしい記事なので、要点のみ次の通り。

・外交筋によると、上記3国は近くリビア問題の平和r的解決に関するイニシアティブを発表することになっているが、そのイニシアティブは周辺国及び国際的な支持を受け、リビア各派に対してはtake it or leave it という形で提示されることになる由。
このイニシアティブは、スヘイラ−ト合意の枠を大きく出ることはなく、スヘイラート合意の対象外の砂漠の部族や旧政権(カッダーフィ)の支持者は含まず、また石油問題や再建問題等は取り上げず、同合意の枠内でのリビア政治の安定化を図ることになる由。
具体的には   セラージ首相の退陣と新首相の任命
          独立系を含む新閣僚の任命と2名の副首相の任命
          トブルク議会の統一政府の承認
          リビア軍をトブルク議長の傘下に置く
等を含むこととなる由。
・観測筋は、このイニシアティブは、リビアにロシアが入ってきて、トブルク議長とhaftar将軍がそれぞれモスクワを訪問し、ロシアが政治的、軍事的支援を約束したことから、現実の力のバランスが変わったことを背景にしているという。
これに対してイタリアが、haftarと親しい仏と組んで、haftar に対してロシアではなく、これらの国と協力するように働きかけている由。
イニシアティブは、haftar の敵手であったセラージを退陣させることと、軍の指導権をhaftarから取り上げ、トブルク議会議長にあたえることで、利害関係者のバランスをとっている。 
・チュニジアのリビア専門家は、このイニシアティブが成功すれば、スヘイラート合意の終わりを意味するという。
なぜなら、この合意はもとから「死産」であったという。それはすべての関係者を包含せず、また合意の実施を監視する仕組みもなかったからである。
このためこれまで大国もトブルク議会に政府の承認をさせることができなかった。
新しいイニシアティブはこの間隙を埋めようとしている。
リビアの関係者というのは、リビアの暁(トりポリの民兵)やミスラタの民兵やhaftar 指揮下の軍隊だけではない。
武装していると否とを問わずに、リビア国民多数の声に耳を傾けようというのである。
・観測者は、アルジェリアの存在が重要であるという。
なぜならチュニジア政府には、ナハダ(イスラム政党)が入っていて、トリポリの民兵等と連絡があり、他方エジプトはこれまでもhaftar将軍を支持しrてきた。
このためアルジェリアは仲介者としての重要な役割を有しており、そのためこれまでトリポリ議長やhaftarもアルジェを訪問してきている。
http://www.alquds.co.uk/?p=663130














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