中東の窓

長年、日本の外交官として中東に深く関与。中東から見た国際関係を日々発信するブログ。

パレスチナ

ベツレヘムのクリスマス(イスラエル占領下の西岸)

1.6729527.2013780398[1]haaretz net は、ベツレヘム(写真はキリスト生誕教会)は、クリスマスを前にこれまでにない巡礼者等で賑わっていると報じています
記事は更に、2015年には度重なるテロで、ベツレヘムへの訪問者も激減したがその後徐々に回復したと報じています

クリスマスにはまだ時間がありますが、キリスト生誕の地ベツレヘムが、平和なクリスマスを迎えられることは、私のような宗教には縁のない男にとっても、大変結構なことで、これからもテロや暴力がないことを祈念しています
https://www.haaretz.com/middle-east-news/palestinians/tourism-in-bethlehem-booms-as-christmas-nears-1.6729525

ガザ情勢(7ひ)

昨日は金曜日でしたが、jerusalem post net は、悪天候にも拘わらず、数千人がイスラエルとの境界線に抗議行進し、IDFとの衝突で37名が負傷したと報じています(うち17名はIDFの銃撃に寄る由、但し死者はなかった由)
((気が付いた限りでは、アラビア語メディアにはガザの記事はなかったように思います。このアラブの関心の低下とは対照的に、ハマスが衝突を押えようと躍起になっているにもかかわらず、それだけ多くの抗議者が集まるということは、パレスチナ人にとってガザの状況は耐え難いものになっているという証左でしょうね)
https://www.jpost.com/Arab-Israeli-Conflict/Dozens-injured-as-thousands-show-up-in-protest-on-Gaza-Israel-border-573774
他方、同日ガザでは雨の中を30000人の公務員が列を作ってカタールからの支援で支払われる給料を受け取るために並んだとのことです。
この資金はイスラエル政府が同意して、カタールがガザに持ち込んだ1500万ドルから支払われたものだが(ネタニアフは、イスラエル当局もこの金の流れを十分監視して、それが正しい宛先に届けられることを確保していると語った由…・・カタール資金がテロの原資とならないように監視しているという意味か)、パレスチナの主導権をハマスを争っているPLOはこの資金配布を非難した由
https://www.jpost.com/Arab-Israeli-Conflict/Qatar-once-again-steps-in-to-pay-civil-servants-wages-in-Gaza-angering-PA-573771

ガザ情勢

ガザではこの1日にも境界線への抗議の行進とIDFとの衝突があった模様なるところ、負傷者が少なかった所為か(死者はなし)これを報じているのは、アラブ、イスラエルメディアの中でもal qods al arabi net 位のものだが、記事の要点次の通り

・1日の抗議の行進参加者は、エジプトの仲介による両者の緊張緩和の了解にも拘わらず、10000名に達した。
境界線ではIDFとの衝突で、負傷者が出たが(数は明記していない)死者は出ていない。
・イスラエルとの境界線問題について、イスラエル政府筋からの情報としてイスラエルメディアが報じるところでは、ハマスは境界への行進を禁止し、焼夷風船や凧を禁止するために、境界線に、その軍事要員を配置する計画の由
但し、このような措置に対する批判を避けるために、ハマスはその実行には時間をかける予定の由
・これに対して、イスラエルはカタールからの支援金の持ち込みを認める方針で、またエジプトもその要員を、監視のために配置する由
・カタールは、そのガザに対する資金援助の第2弾として、1500万ドルをガザに持ち込む予定だが、どのような方法で、また何時になるかは不明の由
カタール資金はbeit hanun検問所(確かイスラエルとガザの間の検問所)を通って搬入されるだろうとのことだが、もしそれがラファア検問所(エジプトとの間の検問所)を通って持ち込まれた場合、政府がどう対応するかは不明の由(おそらくその場合、イスラエル政府として、チェックやコントロールをしたりすることができないためではないか?)
(確かに前から、ガザ問題については、エジプト情報局が平静化のための仲介をして、ガザの公務員に払う金にも事欠いている状況を救うために、カタールが資金提供するという話が何度も出ていましたが、第1段階の支払いでいくら持ち込まれたかは記憶になく不明。
確かカタールに敵対的なサウディ系のメディアには、ハマスがカタールの金で買収されたという記事があったように記憶します)。
https://www.alquds.co.uk/%d8%a5%d8%b3%d8%b1%d8%a7%d8%a6%d9%8a%d9%84-%d8%aa%d8%ac%d9%86%d8%a8%d8%a7-%d9%84%d9%84%d8%a7%d9%86%d8%aa%d9%82%d8%a7%d8%af%d8%a7%d8%aa-%d8%ad%d9%85%d8%a7%d8%b3-%d8%aa%d8%ad%d8%aa%d8%a7%d8%ac-%d9%88/















ガザ情勢(23日)

昨日23日は金曜日でしたが、最近では初めて(だったと思う)イスラエルとの国境で、死者の出ない金曜日でした。
もっともal qods al arabi net にょれば、23日も数千名がイスラエルとの境界に、「帰還の行進」をし、IDFとの衝突で、ガザ保健省によると、20名以上の負傷者がでて、うち14名が銃撃によるものだとのことです。
https://www.alquds.co.uk/%d8%a5%d8%b5%d8%a7%d8%a8%d8%a9-%d8%b9%d8%b4%d8%b1%d8%a7%d8%aa-%d8%a7%d9%84%d9%81%d9%84%d8%b3%d8%b7%d9%8a%d9%86%d9%8a%d9%8a%d9%86-%d9%81%d9%8a-%d9%85%d9%88%d8%a7%d8%ac%d9%87%d8%a7%d8%aa-%d9%85%d8%b9-13/
さしもの長い間続いてきたガザトイスラエルとの境界線での衝突が、これで本格的に収まったのか否かは、まだ分かりませんが(イスラエル内で多くの火災を起こしてきた焼夷凧や風船の報道もない)、ガザ情勢を報じたのも、上記一つだけで、気が付いた限りでは、他のアラビア語メディアもイスラエルメディアもガザ情勢は報じていません。
尤も、サウディ系のメディアには、カタールの金がパレスチナの抵抗を売ったなどと言う記事もあったような気がしますが。
しかし、最大限静かになったとはいえ、未だに数千人が抗議行進に参加している状況ですから、今後とも何か「発火剤」があれば、また大規模衝突が生じる可能性もあり(そうなるとイスラエルの国内政治との関係では、IDFが強硬戦術をとる可能性も排除はできない)、矢張りガザ情勢は常に要注意でしょうか。

イスラエル特殊部隊の顔写真の公開(ハマス)

1-516-730x438[1]先日のイスラエル特殊部隊のガザ潜入作戦では、イスラエルの中佐が死亡しましたが、その後大量のミサイルロケットの発射、IDF空軍の大量報復と、対立衝突がエスカレートし、どうやら両者の本格衝突の一歩手前まで行った模様(本格進攻を主張して、閣議で敗れた国防相は辞任した)ですが、アラビア語メディアは、ハマスの軍事組織が、そのときの潜入作戦に参加した特殊部隊員8名(男性6名、女性2名)の顔写真(写真)を公表して彼らに対する情報を求めてると報じています。
これに対して、IDFは直接コメントしていないが、イスラエルメディアに対して、写真や事件の内容について報道すると、安全を害することになるとして、報道しないことを求めた由

ということで、これらの写真の信憑性は確認できませんが(IDFの反応からして虚偽ではなさそう)、仮に事実とすれば、ハマスがこれら写真をどのようにして入手したかが問題となります。
これまでガザに関しては、一方的にイスラエルが情報活動で優位にあり、ハマスの動き等を逐一掴んでいる(ときどきIDFの協力者とされるパレスチナ人が処刑されていた)とされていましたが、ついにハマスもイスラエル(軍)内に有力な情報源を見つけたのでしょうか?
IDFとしては気になるでしょうね
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2018/11/22/القسام-حماس-غزة-إسرائيل-تسلل-صور
https://www.alquds.co.uk/%d8%ad%d9%85%d8%a7%d8%b3-%d8%aa%d9%86%d8%b4%d8%b1-%d8%b5%d9%88%d8%b1-%d9%85%d8%b7%d9%84%d9%88%d8%a8%d9%8a%d9%86-%d9%84%d9%84%d8%b9%d8%af%d8%a7%d9%84%d8%a9-%d9%88%d8%a7%d9%84%d8%b1%d9%82%d8%a7/



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