中東の窓

長年、日本の外交官として中東に深く関与。中東から見た国際関係を日々発信するブログ。

アハマディネジャード

イランの宇宙活動

8日のal sharq al awsat net はイラン革命記念日に合わせて、7日イランは弾道ミサイルと衛星の技術を誇示するとともに、今やイランはホルムズ海峡を完全に支配しており、外国の侵略があれば、何時でもホルムズ海峡を閉鎖できるとのメッセージを外国に送ったと報じています。

それによるとアハマディネジャード大統領が現地生産のミサイルを紹介し、イラン軍司令官はこれらミサイルは多量に生産されていると誇示した由。

大統領はまたイランは宇宙技術で先進国に追いつく覚悟であるとして、3月(3月20日がイラン暦の正月の由)には多くの人工衛星(いずれも科学目的の由)を打ち上げる予定であるとして、2020年には人間の打ち上げを計画しているとも述べた由。

また同紙はイランは2009年に唯一の人工衛星を打ち上げているが、その前年には動物を宇宙に打ち上げたと報じています。

http://www.aawsat.com//details.asp?section=4&article=607370&issueno=11760

イラン情勢

先にイランの体制内にて不協和音が生じているとしてラフサンジャーニの最高指導者批判をご紹介しましたが、その後体制内の混乱は益々酷くなりつつあるようで、最近では最高指導者と大統領との不和が取りざたされています。
それにしても、大統領と姻戚関係にある副大統領が首になり、その後情報大臣が首になり、そのほか辞職を申し出ている大臣もいるとかが話題になった他に、司法の方から(官職は解らないが)司法関係の高官が先般来の選挙結果不満グループで牢獄につながれているものは裁判にかけるか釈放すべきであると発言したり(さらには本日のBBC電子版に依ると最高指導者がその釈放を命じたとか)どう考えても、イランから流れてくる情報は体制内の不協和、摩擦がかなりの程度に大きくなっていることを示すように思われます。
問題は一つには何がこのような不協和音をもたらしたか、ですが、その点に関しては確たる情報はありません。と言うかイランのような国の場合、何か大きな事件でも現実に起きない限り、体制内でどのよう動きがあるのか正確につかむのは、各国の情報機関にとっても至難の業です。本当にハメネイと大統領の間に隙間風が流れ始めたのでしょうか?そうとすれば、その原因は、またいつから等疑問はつきません。
もう一つの疑問は本当に体制内に不協和音と呼べるものがあるのでしょうか?もしかしたらコップの中の嵐で、そんなことを真剣に議論しているのは、外国のメディアとお目出度い改革派のみなのでしょうか?
筆者みたいに現地に何の情報源も有さない者にとっては情報源は外国メディアだけですが、それらのニュースをかけ合わせてみると、どうも体制内の混乱が大きくなる一方で、またそのペースも速まりつつある印象を受けますが、これは外国人の希望的観測なのでしょうか?
いずれにしてもイランからは当分の間目を離せそうにありません。
livedoor プロフィール
最新コメント
記事検索
  • ライブドアブログ