中東の窓

長年、日本の外交官として中東に深く関与。中東から見た国際関係を日々発信するブログ。

アルカエダ

ハドラマウト情勢(イエメン)

イエメンでもアルカイダの行動は野蛮さを増しつつあります。
アラビア語メディアのネットによると、8日夕ハドラマウト県で、アルカイダが兵士14名(別の報道では15名)を誘拐し、その後公開処刑にしたとのことです。
記事によると、兵士らはサナアへ休暇で帰る途中で、私服で乗り合いバスに乗っていたが、兵士と判断されバスから降ろされ、別の場所に連行され、広場でansar al shariaの指導者(この組織がイエメンで活動中というニュースはあまりなかったが)が、公衆の面前で演説をした後、4名が刺殺され、残りは銃殺され、アルカイダのれんちゅは逃亡したとのことです。
(これまでイエメンではアルカイダでも誘拐した人間は身代金と交換していて、すぐ処刑するということはあまりなかったように思われる)
なお、ハドラマウト県では最近アルカイダの活動が活発で(確か2日ほど前のどこかのアラビア語メディアでは、同県の大部分はアルカイダの支配下にはいっている、としていた、事実関係は不明)、7日にはアルカイダが2か所を攻撃し、兵士4名とアルカイダ11名が死亡した由。
更に6日にはハドラマウトを含む3の県で、アルカイダが待ち伏せと攻撃をし、アルカイダメンバー18名が死亡した由(政府側の被害は不明)
取り敢えず
http://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/2014/08/09/اليمن-القاعدة-تقتل-15-جنديا-بعد-خطفهم-في-حضرموت.html
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2014/8/8/القاعدة-تعدم-14-جنديا-بعد-خطفهم-من-حافلة-بحضرموت



イラク情勢(追加)

イラクについては朝方ひとつ書きましたが、追加情報など・・・

・ISと対峙しているペッシュメルガに関して
    クルド自治区大統領府官房長官は、ISはイラク軍から多量の近代兵器を捕獲したこともあり、兵器の面でペッシュメルガに比してはるかに優勢であるとして、支援の必要性を強調した。
    彼はまたISとの戦いで、ペッシュメルガはこれまで150名の死者、500名の負傷者を出したと語った。
    米国筋によると、これまで関係が悪く、ペッシュメルガに一切軍事支援をしていなかったマリキー政府が初めてペッシュメルガに対する軍事支援を開始した由。
    また同じ筋によれば、アルビルにペッシュメルガ、イラク軍及び米軍の共同作戦本部が設置されたよし。
これまで送られたのは銃等の軽武器及び弾薬でC130で輸送された由。    
http://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/iraq/2014/08/09/كردستان-أسلحة-داعش-أكثر-تطوّرا-من-ذخيرة-البيشمركه.html
・米軍はC130等により、イラク北部でISから逃れて山地に避難しているクルド人等のために、必要物資の空中からの投下作戦を行った。輸送機には2機のF16が護衛にあたった。
http://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/2014/08/09/طائرات-أميركية-تسقط-أغذية-للعراقيين-الهاربين-من-داعش.html
・シーア派の強硬派サドル師は、情報によればISはバグダッド進攻の準備を完了し、その攻撃は間近であると語った。
彼の支持者は他の関係者と協力として、バグダッドの入り口及び周への布陣の用意ができている由。
http://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/iraq/2014/08/08/مقتدى-الصدر-استهداف-داعش-لبغداد-بات-وشيكاً.html

シリア情勢(5日)

5日のシリア情勢につきとりまとめたところ次の通り

・5日は、ダマス周辺で反政府軍が活発に活動し、これに対して政府軍はduma等に対して激しい爆撃を加えた。
・政府軍機はダラア周辺でも激しい爆撃を加え民間人多数が死傷した。
・政府軍機はまた最近、ISがその大部分を掌握しているイラクに近いdir l zur に対する爆撃を強化している。
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2014/8/5/المعارضة-تقصف-دمشق-وقتلى-بغارات-للنظام-بحمص
・ダマス近郊のal mlihaを巡る戦いは121日間続き、この間政府軍、ヒズボッラー、イラク民兵の損害は1500名死亡し、5000名のが負傷に達したが(数字は若干大き過ぎはしないか?)、反政府軍は同市の24日間にわたる包囲を解放したと発表した。
反政府軍は市の内外から協力して政府軍を攻撃して、包囲の解放に成功したもので、これに対して政府軍は必死で同氏及び周辺を砲撃している。
al mliha はダマスから5kmしか離れておらす、周辺に重要な政府の施設が多く存在し、又東と西のゴータ』を無部部結節点として戦略的に重要な位置にある。
http://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/syria/2014/08/04/الثوار-يكسرون-حصار-المليحة-وقوات-الأسد-تصاب-بهستيريا.html
・ダマスではイスラム連合シャム戦士隊が、大統領府に複数のカチューシャロケットを打ち込んだと発表した。
それによると、同連合は5日間で100発のカチューシャロケットを政府の重要施設に打ち込む作戦を実施中で、これはその一部分の由。
(実際の戦果は不明)
http://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/syria/2014/08/05/صواريخ-الثوار-تستهدف-القصر-الجمهوري-في-دمشق.html
・ISがその大部分を支配しているdir al zur では、ISとshai'itan の部族兵との間で激しい戦闘が続いて、部族兵士13名が死亡した。
http://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/syria/2014/08/04/مقاتلو-عشيرة-الشعيطات-يتصدون-لـ-داعش-في-دير-الزور.html

イラク情勢(5日)

5日のイラク情勢についてとりまとめたところ次の通りです

・国連安保理は議長声明にて、ISがイラクの占領地にておかしている人権蹂躙、特にyazdiやキリスト教徒等の無防備の少数はに対する虐待は、人道法違反であるとして厳しく非難した。
また総てのイラク人に対して、このようなISの暴虐に対して戦うように呼びかけた。
http://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/2014/08/06/الأمن-الدولي-جرائم-داعش-بحق-أقليات-العراق-وحشية-.html
・イラクではクルド自治区のバルザーニ大統領が、クルド政府としてはこれまでISに対して防衛的姿勢をとってきたが、ISの勢力拡大と暴虐に対して攻勢的作戦を取ることとしたと声明し、総てのクルド人に武器をとり立ち上がるように呼びかけた。
また彼はマリキー首相はペッシュメルガに対していかなる軍事的支援もしてくれなかったと非難した。
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2014/8/5/مقاتلو-الدولة-يقتربون-من-بغداد-والبشمركة-تبدأ-مرحلة-هجومية
・現地情勢としては、ペッシュメルガは実際に攻勢に転じ、サンジャール郡の一部の奪還を始めた。
このペッシュメルガの作戦にイラク空軍も空中援護をして支援している。
・他方、治安筋によるとISはバグダッドに接近しつつある。
消息筋によると、ISはサッダムフセインがかって掘らせた秘密のトンンルを使って、部族勢力の協力を得つつ、バグダッドに接近しつつある由。それによると過去7週間の間ISは秘密のトンネルを使って、ファルージャ方面Kら武器、兵員等をバグだ度の南に移動させつつあった由。
・イラク軍はファルージャ病院を過去20数回爆撃した
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2014/8/5/مقاتلو-الدولة-يقتربون-من-بغداد-والبشمركة-تبدأ-مرحلة-هجومية
・ティクリートでは政府系の民兵がサッダムフセインの廟を完全に焼き払った。
当初彼らは遺体を掘り返すことを計画してたが、途中でいかなる理由か、その計画を変更した。
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2014/8/5/مليشيات-طائفية-تحرق-قبر-صدام-حسين-بتكريت
・イランのハイレベル筋は5日、イラン政府はマリキー首相の代わりの首相候補選定についてイラクの所政治勢力と協議していると語った
(何しろイランのハイレベル筋と言うことで、一体だれが、どういう資格で語ったかもわからず、このニュースの重要性は判断できないが、イラクの政府が未だにマリキー首相問題を巡って成立していないことにイランも危機感を強めているとの歩道は時々見かける。いずれにせよ、イランがイラクに対して、隠然たるどころか公然たるtる影響力を有していることを反映する報道と思われる)
http://www.alquds.co.uk/?p=202786

レバノン情勢

レバノンではシリアとの国境方面でレバノン軍がヌスラ戦線とISの武装グループに対して攻撃をかけていたが、イスラム法官等の仲介団が、これら武装グループと接触し、彼らはレバノンから撤退の用意があることが確認されたとして、これらグルーとレバノン軍との間に停戦が合意され、グループに誘拐されていたレバノン兵士3名が釈放された由。
ところが、その後3日何者かが重機関銃で攻撃し、仲介団に負傷したものが出たこともあり、双方の間で戦闘が再開された模様。
なお、この事件と関連があるかと思われるが、北部の町トリポリ(これまでもアラウィ派とスンニ派住民が度々衝突をしている)でも、4〜5日にかけてレバノン軍と武装グループとが衝突し、少女1名死亡、兵士7名を含む9名が負傷した由。
http://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/2014/08/05/الجيش-يستلم-3-من-عناصر-المختطفين-لدى-المسلحين.html
http://www.alquds.co.uk/?p=202462
livedoor プロフィール
最新コメント
記事検索
  • ライブドアブログ