中東の窓

長年、日本の外交官として中東に深く関与。中東から見た国際関係を日々発信するブログ。

スンニ派

トリポリの衝突(レバノン)

レバノンのトリポリでのスンニ派とアラウィ派住民の間の衝突は、軍の展開にも拘らず、依然として続いているようで、24日付のal arabiya net とal jazeera net は、死者が13名、負傷者が100名を超え、死者の中にはスンニ派の青年宗教指導者が含まれていると報じています。

 死者数は毎日少しずつ増えていますが、負傷者が100名を超えたというところが気になり、政府の努力にもかかわらず、北部レバノンへのシリア情勢の波及は、今までのところ抑え込まれてはいないように思います。

http://www.aljazeera.net/news/pages/82f062d4-c43d-4237-b932-8e23f26f6909?GoogleStatID=1
http://www.alarabiya.net/articles/2012/08/24/233905.html

バハレン情勢(調査委員会の設置)

14日及び15日と続いたバハレンの抗議デモでは2名の抗議者が死亡しましたが、15日付のal jazeerah net はバハレン国王が15日、この事件に関して遺憾の意を表明するともに、事件に関する大臣級調査委員会を設置すると発表したと報じています。

他方シーア派からなる unity 党は、議会活動を停止したと発表しましたが、これについてそのメンバーはこれは同党の議員が議員を辞職する第1歩であると説明したとのことです。

また首都マナマや地方では国王支持のデモも行われたとのことです。

バハレンは湾岸諸国の中でもシーア派が多く、住民の多数派(70%近く)を占めているが、王族以下のスンニ派が権力を抑えているとして、たびたび問題が起きてきていましたが、今回の事件を国王等がどう収拾するのか注目されます。

またシーア派の議員が本当に議員辞職するのかが今後の動向を大きく左右するのではないでしょうか。

http://www.aljazeera.net/NR/exeres/50FAFE08-9833-433C-B48C-3C5F39ADFB15.htm?GoogleStatID=1
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