第6回ファタハ総会はベツレヘムで開かれ、アブルアッバスが指導者に選ばれたと報じられていた所、10日付のal jazeerah 電子版は、次のような事件を報じて、総会が平穏無事であったのではなく、相当の混乱があったことを示唆しています。これがファタハ総会の通常の無秩序(アラブ流民主主義?)なのか、アブルアッバスの指導力の陰りを示すものか、必ずしも明確ではないが、今後の中東和平の難しさを示唆するものとして、次の通り紹介します。
その一は、かってのガザ地区のファタハ指導者で、治安警察の責任者で、アラファトの弟とその指導権を争ったムハンマド・ダハランが、公然とファタハがガザを失った責任はアブルアッバスにあると非難し、右をめぐり激しい議論があったとの事です。
その2は総会の進め方等を不満として多数のファタハ指導者が責任者ポストの選挙から身を引いたとの報道です。
第3は、今は懐かしいPDFLPのハエワトメ議長(なにしろPDFLPと言うかハワトメと言えば、PFLPのハバシュと並んで共産主義者として有名で、その組織は派手なテロ活動でこれまた有名だったものですが、ソ連の崩壊後ほとんどその名前を聞くこともなかった)が、アラブ諸国のパレスチナ問題への政治的介入を非難して、それらの国の資金がパレスチナ、アラブ陣営の分裂をもたらしていると攻撃したとかいう話です。
以上それぞれの話がどう関連しているのか(または関連していないのか)、またその攻撃の意味は、その支持の大きさは等々全く不明で、これだけの材料でファタハ総会を論評することは極めて危険と思いますが、少なくとも表向きの一枚岩とは全く異なるファタハがあるということだけは言えるかもしれません。

先にお断りした通り明日から8月末まで山籠りのためブログの更新はお休みです。済みません。