中東の窓

長年、日本の外交官として中東に深く関与。中東から見た国際関係を日々発信するブログ。

トルコ

動物愛護法案に対する支持増大(トルコ)

5b24c0b066be5d25b8de697e[1]いい話として紹介しようと思っていたのですが、残念な結果になったようです。
数日前のhurryuiet net に、森で四肢を切断された子犬が発見され、緊急にイスタンブールに運ばれ、手術を受け、命だけはとりとめたとの記事が出ていました。
しかし、しばらくして矢張り傷がもとで、子犬は死亡したとのことです。

この事件がトルコ中の同情を集め、政府が提出していた迷い動物の保護に関する法案(動物は単なる財産ではないとして、その虐待や殺害等を禁じ、違反者に罰則を課すものの由)が与野党の議員の支持を得ているとのことです。

そういえばわが国でも、つい最近でも首に矢が刺さった鴨か何かが見つかったり,動物が面白半分に殺されたりする事件が後を絶たないようです。

http://www.hurriyetdailynews.com/turkey-to-pass-new-law-after-puppys-killing-stirs-outrage-133381

S500の共同生産(トルコのロシアへの提案)

本当なのでしょうか?

トルコのS400ミサイル防衛システム購入に対して米国等から異論があるところ、hurryiet net は、エルドアン大統領がプーチンに対して、S500(現在開発中で、S400の補助となるがより射程が長くなる予定の由。2020年に配備予定の由)の共同生産を提案したと報じています。

トルコとしてはS400を2019年導入・配備することを計画している模様。

これはエルドアンが13日のTVインタビューで明らかにしたところの由。(プーチンの反応は不明)で、エルドアンはその中でNATO加盟国のギリシャは既にロシアのS300を導入しているが、これについては誰も文句を言っていないのに、トルコのS400となると、とたんに異論が出てくると、強調した由。

また米国とは名指しにせずに、ある国は料金支払い済みの兵器の供与を遅らせているとケチをつけ(米国のF35供与の件か?)、これに対してロシアは好条件での借款を提示していると評価した由。
(死の商人としてのロシアが頼りになるということか)

http://www.hurriyetdailynews.com/turkey-proposes-russia-joint-production-of-s-500-missiles-133279

トルコ軍のPKK攻撃の切迫(北部イラク)

確かしばらく前に、トルコ首相がトルコはイラク北部のクルド地域sinjarに11の基地を保持し、兵力を倍増したと語ったと報告したかと思いますが、どうやら、トルコの北部イラクでのPKKクルド労働者党に対する攻撃は切迫してきた模様です。

al arabiya net とal qods al arabi net は、エルドアン大統領が7日夕、TVとのインタビューで、トルコ軍は北部イラクで、何時でもPKKに対して軍事攻撃を行うであろうと語ったと報じています。

それによると、エルドアンはトルコ軍は、sinjar とqandil のほかmakhmourまでの地域で、PKKの後方基地を攻撃すると語った由で、記事はエルドアンはこれまでも前者2ヵ所は、攻撃の対象として言及していたが、makhmour (モースルの南のクルド地域の由)をも攻撃の対象にすると言明したのは、初めてのことだとコメントしています。

更に両者とも、トルコ内相が4日、トルコ軍はqandilのPKK後方基地に接近しつつあり、軍事作戦が始まるのは、時間の問題だと語ったとも報じています。

http://www.alquds.co.uk/?p=950866
https://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/iraq/2018/06/08/تركيا-تهدد-بضرب-الكردستاني-شمال-العراق-في-أي-وقت.html

トルコでは、クルド勢力YPGに対する2つの軍事作戦に対する国民の支持が高い模様であることは、昨日だったかの世論調査の結果でお伝えしたところですが、トルコ政府は大統領選挙と議会選挙を前に、基本的にトルコ系住民の支持が期待できる対PKK軍事作戦を行うつもりのように見えます。

イラクの方は、先日の議会選挙について、議会が手作業による数え直しを決議する等、現在まともな政府が存在しない模様であるところが、トルコの軍事活動の場合にどう影響するのか注目されます。

イラクの水問題

このところサウディ等で、大水騒動のニュースが報じられていましたが、どうも世の中、どこでも同じように雨に恵まれるわけではなさそうで(地球温暖化の一つの現象は、異常降雨と旱魃が生じて、とにかく気候が非常にいびつになると聞いたことがあるが)、イラク等ではティグリス・ユーフラティス川の水量が、大幅に低下して、イラク全体が危機感に見舞われ、トルコやイランとの反目も生じる等、水戦争の可能性も生じている模様です。

もっとも、イラクの水危機の話はこと新しいものではなく、ここ1月位の間には時々報じられていましたが、al jazeera net によれば、最近、水危機は深刻化し、特にティグリス川の水位がモースルとバグダッドでは大幅に低下し、場所によっては歩いて川を横切れるくらいの由。

また、これから乾季である夏に向かうため、さらに水危機が深刻化する可能性があるとして、閣議でも議会でもこの問題を取り上げて、対策を検討しているが、これまでのところ確たる名案は見つかっていない模様。

SNSや街の声では、トルコやイランが上流に設置したダムで、自分たちのために水をとりすぎるために下流のイラクへ流れる水が減っているとして、トルコとイランを攻撃する声が高まっていて、両国の産物(特に農産物か?)のボイコットの声が上がっている由。

イラク首相としては、この問題については両国との外交を通じて解決したい意向の由。
他方サドル師は、イラク政府に対して数日の余裕をもって、水危機と電力危機に対応するように求めている由。(そんな短期間で対応可能な問題とは思われないが・・・・)

http://www.alquds.co.uk/?p=947456
https://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/iraq/2018/06/03/أزمة-المياه-حملات-عراقية-لمقاطعة-سلع-تركيا-وإيران.html
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2018/6/3/بلاد-الرافدين-مهددة-بالجفاف-والصدر-يمهل-الحكومة

イラクの夏季は猛暑で知られているところ、その中で水危機と電力不足(エアコンが使え無くなれば大都会では地獄でしょう)に直面すれば、民衆の不満が爆発する可能性もあり、イラク政府にとってはISのテロよりも深刻な問題になる可能性もあるべきにつき、取りあえず。

学校の一員の猫(トルコ、イズミール)

5b0a910b0490c92a44fa7cbf[1]日本では猫の駅長さんが人気を集めていましたが、トルコではエーゲ海地方のイズミールで猫が、学校の一員になり,身分証明書ももらったが、人気が高まり、その猫を主人公とする連続絵本が発行されたとのことです。

http://www.hurriyetdailynews.com/photo-school-cat-tombi-becomes-hero-of-book-series-132444

確かにきれいで、賢そうな猫ですね
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