中東の窓

長年、日本の外交官として中東に深く関与。中東から見た国際関係を日々発信するブログ。

ブルギバ

ブルギバの墓に対する攻撃

どうもチュニジアのサラフィ主義者の蛮行は止むところを知らないようです。

12日付のal qods al arabi net は、サラフィー主義者のブルギバ初代大統領の墓を攻撃したことに対して、特にその出身地のマナスティールで怒りが強まっていると報じています。
記事によると、サラフィー主義者(単数)が参拝者を騙って墓所を訪れ、守衛が席を外したとたんに、墓所内の写真や展示物等を破損したとのことです。
ブルギバはチュニジア独立の立役者で、初代大統領を務めましたが(1957年より87年まで。この年ベンアリの宮廷革命で2000年の死去まで屋内幽閉されていた)、世俗主義的で親西欧的な政策を進めたとして、イスラム主義者の反発を買っていました。

ブルギバは政権を失ってからも、国民の間に隠然たる人気があった人物で、そもそもチュニジア独立に最大の貢献をした人物で、その墓所を攻撃するのは蛮行と言われても仕方がないでしょう。
尤も現在のところ、その犯行はどうやら単独犯のようですが・・・
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2012-09-12-06-30-46.htm

ブルギバ(ウィキペディア)

チュニジア情勢(新首相のベンアリに対する攻撃)

チュニジアでは最近革命当初から首相を務めていた ghannushi が辞職し、新しくブルギバ大統領時代の政治家al baji qaid al sibsy が首相に就任しましたが、4日付の al qods al arabi net は、新首相の初の公開の場での発言で4日、ベンアリ前大統領は反逆罪を犯したと非難したと報じています。

この記事は非常に短いもので、報じられたのは以上だけで、詳細は不明で、何故彼が反逆罪(有罪となれば死刑)等を持ち出したのか不明です。

尤もベンアリはブルギバ大統領を自宅軟禁にして、その権力を奪ったことがあります。

http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest/data/2011-03-04-11-41-49.htm

ハビーブ・ブルギーバ(ウィキペディア:日本語)
al baji qaid al sibsy(ウィキペディア:英語)
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