中東の窓

長年、日本の外交官として中東に深く関与。中東から見た国際関係を日々発信するブログ。

核問題

イランの核問題 2

19日付のjerusalem post紙電子版は、特報として同紙がイスラエル及び米国の分析を入手したが、それによると両国ともイスラエルは1年以内に原爆1個を製造する能力を有しているが(イランの核開発に関する最悪のシナリオ)イランはそのような焦った政策はとらずに、今後ともウラン濃縮を続行して、兵器用よりは濃縮度の薄いウランを多量に作り、貯蔵して、またミサイル開発を進めて、いざという時には短期間にて原爆からその運搬手段までの一貫した能力を備える方向を選ぶものとみていると報じています。
また、同紙は同じくG8はイランの核開発を今後とも注意深くフォローすることになったが、オバマ大統領のイランとの条件なしでの対話の提案は未だ有効であること、また仏のサルコジ大統領が、イスラエルのイラン核施設攻撃はabsolutely catastrophic であると述べた旨報じています。
要するに今後とも米国等にとって、イランの核開発問題は、最重要な国際問題の一つであるが、今すぐこの問題に武力攻撃等の過激な手段で対処しなければならない緊迫性はないということのように思われます。

イランの核問題

本日のBBC電子版によると、オバマ大統領がCNNとのインタビューで、米国がイスラエルのイラン核施設攻撃にゴーサインを出したということは全くない(absolutely no)、と強く否定したそうです。
これは多分バイデン副大統領が、イスラエルは自己の安全保障のために必要な如何なる措置をとる権利も有しているとの発言が(因みに彼は失言癖があると出ていたがそうですかね?)米国による対イスラエルゴーサインと報じられたので、これを否定したものと思うが、先日イスラエルの新聞を紹介した通り、イスラエルでは相変わらずきな臭い話が流されているようです。
因みに同じニュースの中で、米軍首脳もオバマと同じ趣旨の発言をしたが、その中で彼はイランは今後1〜3年の間に核爆弾を開発する能力を有していると述べたそうですが、もしそうとすれば、日本政府が必死で送り込んだ国際原子力機関の新事務局長天野氏は就任早々大変な難問を抱えることになりそうです。
livedoor プロフィール
最新コメント
記事検索
  • ライブドアブログ