中東の窓

長年、日本の外交官として中東に深く関与。中東から見た国際関係を日々発信するブログ。

英国

リビア情勢(安保理、アラブ連盟その他の国際的動き等)

リビア情勢が混とんとしていることは累次報告の通りですが、アラビア語メディアから次の通り、
  • 安保理では、英国の決議案(停戦及び無条件の人道援助の支援等)がメンバー国に配布されていることは先に報告しましたが、al qods al arabi net は、ロシアが、例え間接的でも、haftar側の責任を追及するような如何なる文言にも反対していて、未だメンバー国の同意を得られていないと報じています。同ネットは更に、ドイツが安保理の緊急会合を求め、18日非公式協議が開かれると報じています。
(停戦等に関する英国決議が出され、常任理事国のロシアがいちゃもんをつけているときに、更に何が議論できるかは不明です。
それにしても、EUは仏・伊が対立し、EU代表と仏が対立し、更に内容は知らないが、独が別に出てくるという状況で、EUの統一外交政策など何処かへ行ってしまいましたね。)
  • 他方、統一政府のセラージュ首相は国際刑事裁判所にhaftarを戦争犯罪人として告発した模様ですが、更に緊急アラブ連盟の会合を要請し、21日会合が開かれる模様です。
(但し、こちらの方も、サウディ・UAE・エジプトの3国枢軸 対 カタール等の対立もあり、何らかの積極的な結果が出るとはみられない。)

英外務省のモロッコ渡航情報

このところアルジェリアでは反体制抗議デモが拡大していますが、その隣国のモロッコで、アルジェリアの情勢とは直接関係ないと思いますが、英外務省が英国人に対して、モロッコへの渡航に慎重になるようにとの渡航情報を出したとのことです。

これは、al arabiya net が報じているところで、それによると英外務省は、シリア、イラクでのISの敗北に伴い、世界的に英国人に対する誘拐、テロの危険が増大しているが、モロッコでは昨年12月山岳地帯でトレッキング中の北欧女性2名が殺害された事件があったとしている由
(この事件は当初、セックスか金銭目当ての通常の刑事犯かと思われたら、犯人(複数)は過激派思想の持主であったとの報道があったが、その後報道もなく、真相は不明)。

何故モロッコが特定されたのか、それともほかの国に対しても、同様の警告が出ているのか、等の詳細は不明だが、取りあえず。
livedoor プロフィール

abu_mustafa

最新コメント
Categories
記事検索
Archives
  • ライブドアブログ