「信なくば立たず!」ピープルネット

ゲバラ

 ピープルは「人々・人民」の直訳です。大衆の視点から訴えるブログがモットーです。 「私を導くものは、真実への情熱だけだ。 あらゆる問題について、私はこの点から考える。」(エルネスト・チェ・ゲバラ)

文春の記事を鵜呑みにするかよ

 それにしても『週刊文春』の記事を鵜呑みにする人が多いので驚いている。そもそも「女子大生淫行」という言葉は適切ではない。法的にも国語的にもおかしい。記事の内容が全部事実だとして、成立するとしたら強姦未遂の方だ。もうこの時点で文春の記事は正確さに於いてアウトだ。
 事実関係の取材が極めて杜撰すぎるのは言うまでもない。そもそも、「思い出したくない」という女性とその夫を説得して無理やり証言させたという。「A子さんは自殺するほど傷ついた」と言うが、名誉棄損裁判になれば、A子夫妻も証言台に立つかどうかという問題になる。更なる苦痛を与えるのだ。当然、記憶違いなどがあれば相手から突っ込みまくられる。弘中淳一郎弁護士の証人尋問は奇を狙わず、相手の矛盾点を付いてくる。それに耐えられるのかどうか。
 心配なのはこの報道で「A子さん」が本当に自殺してましったらどうするのか? 元上智大生だからすぐ特定されるし、他メディアの取材を受けまくる。「思い出したくないって言ったのに」となったらどうするのか? 更に本人の証言でない以上、記憶違いなどは絶対にある。誇大証言の可能性もある。全く事実検証の裏付けなし。「取り敢えず選挙中に載せよう」という魂胆が見え見えである。選挙後なら「もうネタ切れ」とか言って相手にしないのだろう。全く無責任だ。
 記事の内容が事実でも問題があるのに、事実でなければもっと問題である。もし、虚偽の証言が一部でもあれば、A子さん夫妻は「大ウソつき」呼ばわりされて追いつめられるだろう。本当に無責任である。
 

高卒公務員と東大・京大をどちらを選びますか?

 ゆうきまさみさんの『究極超人あ〜る』に高校3年生の鳥坂というキャラクターが、後輩から「大学受験の勉強でもしたらどうです」と言われ「あのゆうきまさみでも合格した公務員試験を受けるつもりだ」言い返し、後輩から「自慢になりませんよ」と諭されるシーンがある。要は大学受験なんて面倒くさいから、地方公務員試験を受ける。という話だ。結局、鳥坂は東京都職員になるというストーリーである。
 今の現役学生からすると驚愕する話だろう。何しろ、高卒公務員など下手な有名大学より価値があるだろう。多分March(明治・青学・立教・中央)よりは、高卒公務員という方が多数派のハズだ。「じゃあ、東大・京大なら?」という条件下でも「下手に東大・京大に行くより、公務員になれる方が良い」と意見が随分来そうだ。今は東大生でも就職浪人は当たり前だ。昔のように超一流大生の就職など保証されない。悲惨なことに一流大の経歴を引っ提げ上場企業に入ったらブラックだったなんてことも多い。
 この鳥坂というキャラクターを僕はとても気に入っていた。「公務員なんて・・・」という思いが生じたのも多分このセリフの所為だ。世の中を舐めた話だが、バブル期はそうだったのだ。
 こんな話を書くのは非正規の郵便局員の人の待遇の悲惨さの記事を読んだから。実を言うとゆうメイトバイトの経験のあった僕は「どうせなら郵便局員になりたい」と思って兵庫県庁を辞めている。当時の郵便局は公務員ながら税金で運営されていないし、待遇もよく、仕事も色々な人との触れ合いがあって面白かったのだ。また、アルバイト上がりの局員も多かった。自分の知る限り、郵便局の待遇を悪く言う人なんか昔はいなかった。郵便局の労組の人が「民間並に給料を」と労組の交流会で言ったら、民間労働者から「あんたらの給料は安くない」とたしなめられた光景を見たくらいである(これに教職員組合などが反発し一瞬険悪なムードになった。官民労組交流でもこういうことがよくある)。
 もう郵便局員は公務員ではない。元々税金で運営されていないから、赤字になれば収益が減るのは当然だ。待遇も当然悪くなる。だからと言って黒ネコ大和や佐川急便がおススメという訳でもないだろう。給料はそれなりに貰えるが過酷な肉体労働と引き換えである。
 だからと言って一般公務員の未来が明るいと思える話も聞かない。自分と同世代の官僚なんか「公務員も将来どうなるかわかりませんからね」と妙に明るい顔つきで言ってくるので、最近官僚とやりあうことは無くなってしまった。何とも救いがない時代だ。
 
 
 
 

医者でモデルで資産家っているのか?

 詐欺で捕まった美魔女タレントが「医者でモデルで資産家、年収3000万円」とか言ってたそうだ。
 最近この手の話が多いので嫌になるのだが、そんな人いるんだろうか? 西川史子さんが近いキャラだったかもしれないが、確かに容姿端麗で資産家の医者っているけれど、大体真面目に仕事をしている。タレント活動など心臓外科医などはやっていられない。
 麻布でずっと育っていたという。嫌になるのが、バブル期の六本木のディスコに来ているお姉さんがよくつく嘘なのだ。事実、45歳という年齢からバブルの青春世代だ。若いときそのままである。本当に麻布育ちの人を知っているけど質素な家庭の人で、代々そこに住んでいるそうだ。地元の人は確かに金持ちもいるけど、チャラチャラしないし、ひけらかさない。ひけらかすと金目当ての怪しい連中が沢山寄って来るからだ。ひけらかさなくても寄ってくるので苦労しているだろう。
 こういうのは騙される方も悪いと思う。見栄や虚栄心が強いから、そういうのに引っかかる。それに、前の記事でもライフスペースの高橋代表が税理士だったように、本物の医者や弁護士、学者などでも頭から信用出来ないのだ。むしろ、そういう本物のキャリアを利用して詐欺やインチキを働く連中がいる。ばれていないだけで、相当あるのだ。
 それと「政財界とも取引しているし、人脈が広い」というのは、事実でも信用出来ない。政治家・財界人は怪しい占い好きなどが多い。詐欺商品を買わされて気付ていない人も多い。キャリアが本物でも偽物でも美味い話を言う人は信用しないことだ。

強引なセクハラ記事は週刊文春の十八番である

 以前も週刊文春が浅野教授のセクハラ事件をねつ造したので、粉砕した経緯があるが、あの記事もそうだが、見出しを見るとレイプでも行われたのかと思いきや、不明確な情報源から記事を書くというやり方である。最近の文春は評価していただけにガッカリである。
 そもそも「女子大生淫行」という用語が成り立たない。淫行とは18歳未満の人にワイセツ行為をすることだ(ただし、合意の場合には純粋な恋愛関係と見なされるという説も強い)。女子大生相手には成立しない用語だ。
 しかも証言者は女性本人ではなくて夫である。事実関係の裏付けが乏しすぎる。もし、本当に嫌なら強姦容疑で刑事告訴を検討しなかったのか? という疑問が残る。浅野教授の時もそうだったが、刑事事件にもなっていないのに記事にするなら、どういう経緯で泣き寝入りしたのか厳密に調べるべきだ。勿論、女性の性犯罪被害者は泣き寝入りが多く、深刻な問題である。刑事告訴を諦めた話は私の知る限りでもある(というか、教員不祥事にそういうのが多いので怒っている)。
 よく読むと証言が全部事実だとしても犯罪ではないと思われる。キスをしたが、「本番」には至らなかったようだし、ラブホに誘われたが女性本人は行かなかったようだ。よくもまあこんな杜撰なネタを大見出しにしたものだ。この記事のせいで文春が逆に刑事告訴されるという事態になった。事実関係をきちんとしないと文春内部から逮捕者が出ますよ。冗談でなく。特に名誉棄損よりは公選法に抵触すると判断された場合は重い。これまでの民事での名誉棄損と同レベルで考えないことだ。

『コンビニ人間』万歳!

 村田沙耶香さんの著作『コンビニ人間』が芥川賞を受賞したが、実に喜ばしい。こちらの本の売れ行きも好影響が出るからだ。村田さんはコンビニで長年バイトしているそうで、完全な現場目線で書いているようだ。こういう本を資料として欲しかったのだ。いくつかコンビニを舞台にした本はあるけれど、どれもイマイチ。
 意外とドラマや映画でもコンビニが舞台の物語ってないのだ。ローソンを舞台にした映画があったかな。女子高生の娘とオーナーのお父さんとの仲を描いた物語。
 で、彼女がどのチェーンに勤めているか、推測するに多分ファミリーマートである。何故なら、店の責任者を「店長」と一貫して呼んでおり「オーナー」と言わない。セブンやローソンの店員ならぽろっと「オーナー」というハズなのだ(ただし、お店によってはオーナーを『店長』と呼ぶ習慣もある)。あるいは本部直営店舗かもしれない。そしたら、セブンでも見習い社員が店長をやる。本は読んでいないが、8回も店長が代わったそうなので、直営店舗かもしれない。もしかすると、直営店とかオーナー店とかよく考えていないのかもしれない。別にそれで良いのだ。それが普通の店員さんなのだ。
 コンビニ取材をしていてつくづく思うのは、一般従業員は色んな人がいて、どんな人たちか掴みにくいこと。客の中には特定従業員と親しい人も多いようだが、自分はどうしてもオーナーと親しくしているので、従業員と話題が合わなかったりするのだ。
 
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小池さんあんたも関西人やないか!

 小池さんが「東京代表になる」というのには非常に違和感を覚える。せっかく神戸から上京したのに、彼女がトップじゃ東京が東京でなくなるよ。
 彼女の画像を調べていたら、新人候補時代の日本新党のポスターを見つけた「兵庫発新しい顔」と書いている。当時の彼女は41だが、まだまだ若い。
 だが、見ていて嫌な気分がこみ上げて来た。そうだ、この美顔とは裏腹にこういうおばさ・・・いや神戸のお姉さま方に悪童だった僕はよく怒られたのだ。恐ろしかった。あのヒステリーは鬼ババアも真っ青だった。それが「神戸の女性」として僕のトラウマになってしまったのだ。
 先日も神戸の役所の女性職員が可愛げないので、「君は小池百合子さんみたいだ(イケズ・可愛げない・生意気)」と言ってしまった。別にそれは結構と言わんばかりに怒らなかった。 
 それが「東京がどうのこうの」ちゃんちゃらおかしい。神戸や芦屋のお嬢様なんて「東京は田舎者の集まりや」と散々馬鹿にしている癖に。もっと暴露すると、神戸の界隈の子は「関東弁はキモイ。東京の男はオカマみたい」とか言ってるんやで。ホンマの話。
 なんちゃって標準語を喋っているが、キャスター出身だけに美味い。本当は関西弁も流暢に喋れるのだが、それは隠している。この巧妙さ!
 それでいて、地元の人間だから「クールビズ」の発想とか目立ちたがりの部分とか、自分と似た部分を発見してしまう。これって近親憎悪やろか。

兵庫発新しい顔

やってて良かったのかな? 公文式

 「やってて良かった公文式」と言うけれど、批判も随分ある。僕は8年も国語・算数・数学をやっていた。
 「公文は考える力が育たない」
 と言われるが、日能研の入塾試験ではトップクラスで合格した。当時の中学受験の問題は恐ろしく難しかったが、割と応用問題も得意だったと記憶している。国語は公文を始めてから、今に至るまでまるで苦労したことがない。ていうか、書くのがスピードが早いのは公文式の名残りだと思う。
 公文をやっていて良かったというアンケートに「自主学習の習慣が身に着いた」というものが多かった。「算数・数学の成績が上がった」という声は意外に少数である。ハッキリ言うが、算数・数学のプリントをやり過ぎて神経がおかしくなったほどだ。しかし、要領のよい勉強法も独自開発することも出来た。現に中1レベルの数学しか出来ない子を2カ月足らずで高認(大検)数気鮃膤覆気擦襪海箸棒功したことがあるのだ。
 本を短期間で沢山読んだり、勉強癖が付いたのは公文式の成果かな? とは思ってます。せっかく鍛えた数学が苦手になってしまいましたが。



 
 

 

私がAKB48を認めない理由

 時折、AKB批判をすると猛烈に反発する友人などがいるのですが、敢えて言わせてもらう。大体、その「友人」も何故か僕より10歳くらい上の連中だ。それがいけないのだ。
 オッサン、オバサン共に顰蹙を買い「今の若い者はなっとらん! その象徴がAKBや!」位に言わさないと若者文化として育たないって。朝日新聞の政治面に木村草太教授なんかと一緒に出てるようじゃいけませんよ。新聞の社説から「AKB48と理解しがたい今時の若者文化」とかこき下ろされるようでなくちゃ。
 だってビートルズがそうだったんです。革命的なサブカルチャーは大人の反感を買ってなんぼなんだよ。それなのに、AKB総選挙になると田原総一郎さんのようなお爺ちゃんまで出てきてチヤホヤするから、面白くないんだって。そんなものに頼るからフジテレビの視聴率が落ちるんです。
 ジョン・レノンみたいに生意気で反抗的なことを言って、「大人を舐めんなよ!」って言わせなくちゃ行けない。特に指名1位やセンタークラスの連中は。木村先生と「憲法と政治を学ぶ」なんておしとやかなことしてるんじゃないよ。優等生ごっこなんてやってる奴が、なんでアイドルなんだよ。
 AKB48にはもっともっと生意気になってもらいたい。挫折したらAVなんかに行くんじゃなくて、業界の暴露話をドンドンしたり、「お世話になってあれだけど、いつまでも秋元さんの時代じゃないでしょ」とか言って、自作の歌をドンドン作ったりして欲しい。プロダクションの社長や秋元さんを怒らせても良いから、新しいものを創れ! テレビのプロデューサーやディレクターに喧嘩を売るのも大いに結構。テレビで干されても今はネットという受け皿がある。そもそもネット時代のアイドルじゃないか。 そうでもしなければ本物のアイドルになれない。



 

都知事選挙

 宇都宮弁護士が都知事選挙候補を取りやめた。「宇都宮さんは日本共産党員」という噂があるが、あの辞退の仕方は多分本当だなと思った。民主集中制の原理からすると当然だが、実際は本人は猛反発していた訳で、おそらく鳥越さんから「宇都宮さんの主張はあらかた飲むから」とか何とか言ったのだろう。おそらく、宇都宮氏は副知事の座を約束されたのではないかと思う。
 だけど、鳥越さんで野党は勝てるのだろうか? どうしても(76)という年齢が他の候補者に比べて際立ってしまう。若く見えるが「老害」を指摘されたら中々堪えるぞ。
 

普通の人が弁護士と探偵事務所に同時依頼できるのか

 TBSで「実録! 犯罪列島2016」という番組をやっているが、どうも胡散臭い。何が胡散臭いかって追跡を受けている詐欺師とされる母子家庭の養育費をだまし取った人や、結婚詐欺師ではない。番組自体が胡散臭いのだ。
 単純な「やらせ」でもないと思う。しかし、150万円のお金をだまし取られたからと言って、弁護士と探偵を雇うとどれだけお金がかかるか? ざっと200〜300万円はかかるはずである。この金銭を誰が負担したかというとテレビ局だろう。貧しい個人が負担できる額ではないし、探偵と緊密に連携している弁護士を見つけ出すという作業自体が一苦労だ(僕が知っている弁護士でも僅かしかいない)。
 この番組を見て「自分も騙されたので相手を追跡したい」と思う人が出てきたらどうするのか。仰天するような費用の前に腰を抜かすだろう。「詐欺師より弁護士と探偵を雇う方がお金がかかる」とか言って。
 こういう番組の作り方はいかがなものだろうか。
 
 

淡谷のり子さんに「歌手じゃなくてカス」呼ばわりされた第一世代

 人を侮辱したようなタイトルですが、ザピーナッツ姉妹の死去に思うことです。僕が小学生の頃のバブル時代、ザピーナッツのリバイバルブームが起きていて、ウインクが「振り向かないで」をリメイクしたりしていたので、スターとしてのイメージしかありません(因みに「カス」呼ばわりされた第2世代はアグネスさんたちだ。アグネスさんはその後のアグネス論争でも淡谷さんから攻撃を食らうことになる)。
 クラッシックの基礎から学んだ淡谷さんから見れば、なるほど認められなかったのかもしれない。だけど、多くの人を感動させたのは揺るぎない事実だ。それに文句あるかってことだ。
 実は、ザピーナッツの「小美人」をリメイクした「ゴジラ対モスラ」を20年以上も見逃していたので、どんな女優さんだったかな? と思って調べたら今は普通の人にもどったらしいですね。正直、ザピーナッツのような響きはないな。バブル時代の歌は押しなべてそうだから嫌いだ。



 
 
 

「バブルへGO!」逆バージョン

 それにしてもスマホ1980円のCMは面白い。バブル時代に桐谷さんが行って田中美奈子さんと出会うという設定だが、田中さんの当時のギャルのまま変わらないのが凄いと話題になっている。
 現代から来た桐谷さんに「貴女流行遅れね〜」なんて言っているが、本当に当時の流行は凄まじかった。あのボディコンギャルは自分たちの母親世代を「オバタリアン」呼ばわりして、完全に敵対。更に「私たちは、お母さんみたいなオバタリアンにならない」という全面戦争宣言を行った。オバタリアン側は「生意気な若い女(娘)ども! やれるもんならやってみろ! この親不孝者!」と猛反発。両者の間は終わることなき戦争状態となった。
 どちらが勝利したか? オバタリアンも年老いお婆ちゃんになった。気が付くと20歳を過ぎる孫が育っていた。不景気しか知らない孫娘世代は地味なファッションだ。趣味もSMAPとか嵐とかAKB48とか、ビートルズに熱狂した自分たちとも比較して随分地味だ。一方の敵対した娘世代は・・・。何と何と、当時と変わらない美貌の持ち主がゾロゾロ。田中美奈子さんの存在は、オバタリアン世代(団塊の世代前後)への勝利宣言の象徴と言えよう。
 一方で娘世代である桐谷さんらを「ダサい」と小馬鹿にし、「まだまだ若い者には負けない!」という何処か老練な迫力も感じる。あの世代の女性を「光ゲンジに熱狂した馬鹿ギャル」と当時は思っていたが、彼女たちは無敵である。
 だって、田中さんと桐谷さんのどちらを恋人にするか? と聞かれたら、迷う男が多いのは眼に見えているではないか。「子育てを終えた母性もあり、綺麗な田中さん」という20代の男も多いのではないだろうか。

 ふと思ったけど、バブル渦中の世代の若者が今に日本に来たらどうなるか? という構想も考えてる。低迷が続いた日本の状況を見て相当驚愕するのではないか。


選挙と憲法

 昨日の選挙は久々に心地よかった。一票を投じた小川敏夫さんが、東京選挙区6枠ギリギリで当選したからである。古い知り合いである社民党公認の増山麗奈さんに投じず、小川さんに投じた甲斐があった。
 それにしても社民党は残念な結果だった。党首の吉田さんが落選してしまった。予想した通りとは言え悲痛な思いだ。共産党が「社民党化」したので存在感が薄れてしまった。
 その共産党だが、野党共闘は東北を中心に成功したものの下馬評通りの票を伸ばせなかった。何故か? 例の「人殺しの予算」発言が原因だが、情けない。藤野氏は一期生とは言え政策委員長を任せれている立場だ。過去の政策委員長は皆勉強家で(当然だが)、自民党も一目置くような人が普通だった。防衛政策については、自衛隊問題について曖昧な点があるので、元共産党議員の筆坂氏などは不破氏と慎重に相談したという。不破氏は「自衛隊問題を突き詰めて考える必要があるね」と言ったらしいが、その辺で防衛政策に関する議論が深めらていないのではないか。これは10数年前のエピソードだ。
 単に共産党は護憲を言っていたのではない。防衛に限定した軍隊の必要性を戦前から主張していた。自衛隊を認めなかったのは、政治的に「右寄り」な存在なので軍隊を認めないという主張ではなかった。しかし、いつの間に「護憲、護憲」ばかり主張して軍事的テーマを忘れたのである。
 政治と軍事は不可分なものだ。平和国家にしたいのなら、政治が軍事に支配されないようにするのがテーマである。全く戦争のない世界になり、軍隊の必要性が災害救助ぐらいしか需要がなくなっても、軍事を無視することは出来ない。要は「軍事=恐ろしい」という図式で目を背けているのだ。その結果、ナンセンスな発言が出た。
 共産党に限らず、今のリベラル勢力の若手の大半が「護憲教」と言えるような状況に憂慮している。憲法は大切だが、それが政治の全てではないのだ。
 9条以外にも本当に天皇は国民総意の象徴なのかとか、憲法と現実が食い違う部分は随分ある。「公務員の拷問」は禁止されているが、刑務所での看守による囚人への暴行は沢山あるし、警察官も昔ほどではないが、市民に暴力を振るうことがある。教師によるエグイ体罰も当然「拷問」である。
 その他には、首相の任期が決まっていないとか(やろうと思えば終身制の独裁首相が可能)、色々問題があるのだ。そうだ、これをネタに本を書いてみようかな。
 それにしても野党共闘の一定の成果が得られた昨日の選挙結果は、まずまずではないか。

左翼革新(リベラル)=マルクス主義の終わり

 シールズなどが表れて、リベラル左派の運動も多様化してきたなと思う。と同時に「左翼=マルクス主義」の時代は終わったと言える。
 それにしてもリベラルと言えば今や左翼革新系を指す用語になったが、昔は社会党右派など社会民主主義者、自民党なら宏池会などハト派を指す言葉だった。要は「穏健派」という意味だったのだ。社会党左派や新左翼などはラジカルで急進的、自民党右派は「タカ派」で右翼的という意味合いだった。
 だけど今は共産党を含め野党系全般、自民党内では宏池会は勿論、新左翼まで含めて「リベラル」である。今や保守本流と新左翼が同じ枠で括られる時代である。これも安倍政権が右傾化し過ぎた所為だろう。
 安倍支持者にはネットウヨから日本会議のような筋金入りの極右まで様々だが、彼らは自分たちこそ「保守本流」と思っている。
 それにしても「左翼=マルクス主義」で括られる時代は終わったのだ。
 そもそもマルクスは経済学(剰余価値学説)・歴史学(唯物史観)で多大な功績を残したが、過大評価され過ぎた。私は哲学に関してマルクス・エンゲルスはヘーゲルの二番煎じで終わったと思うし、『共産党宣言』に至っては先輩社会主義者であるロレンツフォンシュタインの模倣だった。経済学で残した功績は偉大だが、あくまで西洋思想の歴史の中ではいち社会主義思想家に過ぎなかったと思う。師匠ヘーゲルを超えられる存在ではなかった。
 
・・・とこう言えるまで20年近い研究期間を有したのだ。こうした問題意識を持ったのは高校生の頃で、当時はソ連崩壊直後だったから、「マルクスは終わった」と言われていたけど、「滅んだのはスターリン主義でマルクス主義ではない」という議論が盛んだった。「教条的マルクス主義を乗り越えよう」という思いから、マルクスやヘーゲルその他、経済学や哲学書などを読み漁った上での結論なのだ。お経や中国古典、近代経済学や安岡正篤・ドラッガーなど保守サイドの本も学習したのである。

 マルクス以外にも過大評価された人物に吉田松陰がいるが、それはまたの機会に。
 
 

筆坂英世氏は保守になったのか?

 元共産党幹部の筆坂英世氏の『日本共産党と中韓 - 左から右へ大転換してわかったこと』を読んだが、筆坂さんの何処が保守なん? とか思いました。例えば、中国共産党との関係を、実は日本共産党と中国共産党は長年断絶しており、関係回復まで30年かかったとか、北朝鮮を正統政府と認めて韓国(南朝鮮と表記していた)を認めていなかったとか、「日本共産党の立場」を代弁するような内容が散りばめられている。
 長いこと共産党にいたので、それ以外の思考法が出来なくなっているのだろう。エドモンドバークや陽明学者の安岡正篤氏の本を研究して保守を名乗ってくるのかと思いきや、大間違いだった。
 ネットウヨ系が「嫌中・嫌韓」一辺倒なので、もうちっと工夫はないだろうか。


ホームスクールは難しい

 僕の近所にホームスクールの第一人者という人が住んでいるのだけれど、「ホームスクールはノンスクールになってはいけない。親がシッカリしていないとダメ」という。ホームスクールのメリットは、学力別に知識教育が出来ることや学校と違って、幅広い社会の人間と交流出来ることが最大のメリットと言われる。
 だけど、自己流でやり失敗すると引きこもりみたいな状態になってしまったり、勉強は物凄くできるけど社交性がないなんて人間が育ちかねない。事実、そういう人も多いという。
 また、フリースクールと違って文科省が例によって認めていないらしい。だから、中々普及しない(言っておくが、学校に代わるだけの教育を義務教育期間に家でも行うなら、憲法違反ではないと思われる)。
 うまく行くと素晴らしい教育方法なのだけれど、知識教育や社交性に成功しても甲子園を目指せないとか、スポーツ教育面での不足が残る。人数が増えれば「ホームスクール組野球・サッカーチーム」などが誕生するかもしれないけど、完全な私教育なのでそこまで行くのは時間がかかるよな。
 

学生の知的劣化

 前記事で青山学院大生を擁護したが、「大学生の知的レベルはかなり低下した」という意見を大学本を書いている人が言っていた。90年代の初め、いわゆる「底辺大学」と言われる偏差値最低ランクの大学生から、
 「講義中私語が絶えず、大学とは思えない」
 という手紙をもらったという。真面目な学生らしく、低レベルな大学とはいえ文章はシッカリした手紙だったという。それが、2000年頃から「鬱陶しいやつがいるからあ、呪いをかてやったの」とか絵文字を使った手紙が届くようになった。それも底辺大学ではなく、中堅以上の名の知れた学校の大学生ばかりだったという。
 「東大生でも本を読まない。ライトノベルか漫画ばかり。岩波の古典教養文庫なんて絶対読まない」
 という嘆きが最近インタビューした某教授の弁。
 ゆとり教育と少子化で受験戦争がなくなったことが原因だろうが、それにしても酷すぎる。戦前は受験戦争がなくても学生のレベルは高かったというが、今の教育者は受験を煽ることで学力向上させるやり方しか知らないから、学問の面白さを説くような能力はない。最早絶望的なのか?
 実は、そんなこともないと思っている。日本人はイザと言うと猛勉強する人種なのだ。明治開国後、蘭学を応用して英語をあっという間にマスターした知識人が多くいたことを思えば分りやすい。戦後は技術力があっという間に高度成長を終わる頃にはアメリカに追い付いていた。小中高レベルの教育は世界最高とも言われたのだ(その代わり、大学はレジャーランドになったという批判は現在まである)。
 でも、日本の公教育って全体的に凋落していくだろうなあ。しばらくの間は。
 

サンバを踊る青山学院大生がそんなに悪いのか

 ちょっと前の報道になるけど、スーパー西友でサンバを踊った青山学院大生が問題になっているが、彼らがそんなに悪いのだろうか? 「平成生まれの子は元気ないなあ」と思っていたが、こんな学生がまだいたなんて嬉しくなってきますよ。
 大体、ネットで拡散したから問題になった訳で、昔はもっと無茶苦茶な学生が沢山いた。立命館大学クイズソサエティーなどは、ウルトラクイズで4人もチャンピオンを出した有名サークルだが、飲み会やコンパなど無茶苦茶である。京都の居酒屋で大暴れし(机をひっくり返したり、シュークリームを豪速球のように投げつけて配るなどしていたらしい)、いくつもの店のブラックリストに載ったという伝説がある程だ。時代はバブルの頃である。
 当時のウルトラクイズなんかを見ていると慶應や東大の学生でも「バンカラ系」と言えるヤンチャなタイプが結構いる。ラスベガスをチェックポイントにした時など、皆カジノに行って大騒ぎしたり、アメリカでは無修正のエロ本が手に入るからと書店を片っ端からまわった話なんかも出てくる。これでも、真面目一筋で有名な一ツ橋クイズ研究会の能勢一幸さんのエピソードなのである。他学生は推して知るべしだろう。
 ビデオで撮っても拡散しないから問題にならなかっただけで、昔の方が無茶苦茶だった。そもそもウルトラクイズのスタッフ自体がバンカラ風情と言える人が多かった。南米で罰ゲームをやった時など、危うく国境線を超えそうになった船を使った罰ゲームがあったのである。もし、拿捕されたりしたら青山学院生のサンバ踊りの非ではない。地元警察や軍隊、大使館や外務省に加えてテレビを監督する郵政省も巻き添えにした大騒ぎである。
 だから、西友でダンスなんて馬鹿ぐらい許してやってええんちゃうかと思いますが。警察が出動する騒ぎにもなってないし、万引きをわけでもないではないか(万引きをする学生の方が圧倒的に多く、悪質である)。
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