一昨日(2月25日)、今週刊誌で幸福の科学の内部告発を行っている。同会の大川隆法夫人である大川きょう子さんの記者会見が永田町のホテルで行われた。
 詳細は雑誌記事で書きたいと思うが、記者会見の様子を報告したい。
 大川きょう子さんは大学卒業直後に結婚し、幸福の科学内部で一筋に生活をしてきたこともあって、割合純真な感じの印象だった。何でも中学時代から聖書に関心を持ってから宗教に興味を持ち、東京大学文学部在学時代に大川隆法の本に出会って幸福の科学に入会したというから、多分ロマンチストで純朴な人なのだろう。
 幸福実現党の演説では、妙にヒステリックにものを言う人だな、という印象を受けたが、記者会見では終始落ち着きを払った様子だった。
 私の質問は「霊言は方便ではないのか」というものだが、丁寧に答えてくれ、幸福実現党の創立によって財政状況がやや厳しくなったことも話してくれた。
 ただ、「大川総裁には最近、悪い霊魂が憑いている。霊言自体は本物。ただ、偉人を騙って出てきている。私自身も霊が憑依する体験をする」と話しているから、信仰を全て否定した訳ではないようだ。
 ルポライターの志水一夫さん(故人)は、「大川氏に起きている憑依霊体験は潜在意識の悪戯か確信犯的デッチ上げ」という見解を示してきたので、その真偽を確かめたいとずっと思っていたが、少なくとも霊が憑いたと思しき体験をしているのは事実のようなので、当人は「デッチ上げ」とは思っていないようだ。ちなみに私は志水氏同様「潜在意識の悪戯」の可能性が強いときょう子さんへの質問で判断した。
 会場には、先輩ジャーナリストである有田芳生参議院議員が来ておられたので、記者会見終了後、きょう子さんが個人インタビューに応じていたので、私は帰ろうとする有田さんを記者会見場に連れ戻し、きょう子さんと引き合わせた。
 昔、有田さんはきょう子さんに取材しており、
 「ご無沙汰してますねえ」
 と二人とも懐かしげな表情を浮かべて対話していた。
 今後、この問題はどうなるのかな。余談ですが、記者会見中花粉症は激しくなるし、ICレコーダーを無くしかけるし困りましたわい。周囲の記者さん迷惑だったら、すんまへん。

きょうこさん単独
お澄まししたきょう子さん
有田芳生・大川恭子

              きょう子さんに話を聴く有田さん