報告が一週間余り遅れましたが、ある人が私に起こした訴訟で驚くべき判決が出ました。当方敗訴だったのですが、その理由が酷い。証人になってくれたTさんという方の証拠・証言を佐藤道明裁判長は、
 「T氏は、自身に精神の障害があることを認めており(中略)本件メールの作成を含めてその信用性には疑いを抱かざるをえない」
 と判決文に述懐しました。また、Tさんが原告から受け取ったメールを証拠として採用しない理由を「フリーメールだから」と述べるなど、ネットに詳しいライター仲間からはこれまた疑義の声が上がっています。
 今時、余程の事がない限りフリーメールのやり取りでも証拠採用されると多くの法曹関係者は言います。
 

 精神障害と言っても、てんかん、躁うつ病、アスペルガー、ADHD、神経症・・・と色々あります。これらの症状は証言能力に問題はありません。あるとすれば、認知症・統合失調症・アルツハイマーなどですが、これらも「軽度であれば証人たりえる」と知り合いの精神科医は言います。
 Tさんが何の障害かはプライバシーの問題もあるので言えませんが、社会的・医学的にも記憶力や認識能力に問題のない障害だとだけ言っておきます。
 てんかんだと周囲にカミングアウトしている友人に話すと大激怒し、
 「僕たちも精神障害者だが、発作が起きる時以外は問題ない。こんな判決がまかり通れば、自分たちの証言が認められなくなるではないか!」
 とカンカンでした。てんかんの人たちは肉体労働は危険なので公務員や教員試験の勉強を頑張ったり、それこそ弁護士(!)に就いていたりするケースもあるからです。
 当然、控訴しますが控訴理由書に私の代理人は「裁判官は社会的非難を受けても止むを得ない」とまで書きました。
 15年前京都地裁の判事がタクシー運転手を「雲助」と言って問題になりましたが、今回の判決はそれ以上に問題ではないでしょうか。人権を擁護すべき裁判官が人権否定したのです。しかも法曹界には発達障害(アスペルガー・ADHD)の人々が多いと言われている業界です。法曹界の否定につながる判決だと言えるのではないしょうか。

616BOI25k0L__AA278_PIkin4,BottomRight,-34,22_AA300_SH20_OU09_
「大人の発達障害」の特集が組まれてます。私と親しいライターが書きました。