その他の油流出事故情報

2014年07月30日

【網走信金重油流出事故】140730

2014年7月30日付の北海道新聞朝刊に掲載された記事によると、29日午前、網走市中心部にある網走信金本部ビルより重油が漏れ出し、雨水管を通じて網走川へ流入する事故があった。漏れ出した重油は500〜600リットルと見られており、すぐにオイルフェンスを張ったうえで吸着マットなどで回収され、海への流出はなかった模様。

(北海道新聞オホーツク版に掲載された記事:2014年7月30日朝刊)
140730_abashirishinkinjiko

この時期に現場周辺で見られる水鳥はオオセグロカモメ、ウミネコ、カワウ、ウミウにスズガモなどのカモ類が少数といったところである。カモメ類は体羽が白いため重油の付着がわかりやすいが、ウ類は体羽が黒い上にもともと水をあまり弾かないため、判断が難しいかも知れない。注意深く観察する必要がある。





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2011年10月21日

紋別市の河川で軽油流出事故(第四報)

紋別市の日刊紙「北海民友新聞」のWeb版に、以下の記事が掲載されていた。

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【渚滑古川への軽油流出事故、「油の層」はほぼ消失】
(10月14日付け)
 渚滑古川に大量に流出した軽油の回収作業が連日行われ、川面に浮かぶ油と、周辺に漂う異臭はかなり少なくなってきた。12日午後には川岸の土手や草木に向けてボートから放水し、付着している油を落とし吸着マットで回収する作業などが進められた。いっぽう油まみれで飛べなくなった水鳥も発見されており、自然環境への影響が懸念される。
 9日夕方に発覚した今回の流出事故。給油設備のホースが裂け、約1万2000リットルの軽油が漏れたもので、古川にも相当量が流れ込んだと見られる。
 渚滑川との合流地点手前にある樋門(ひもん)を下げたことで渚滑川やオホーツク海への流出は防止できたが、当初は古川の表層が完全に油に覆い尽くされるほどで、河川を管理する北海道オホーツク総合振興局網走建設管理部紋別出張所はバキュームカーを所有する北東開発工業に回収を依頼。揮発の効果もあり、12日には明確な油の層はほぼ消失した。
 油まみれの水鳥は12日午後にも確認できた。飛ぶことはできないものの、オイルフェンスの下を潜水して通過するなど、体力は残っている模様。同出張所では、回収作業のめどが付くまで1週間程度を要すると見ているが、環境の回復にはさらに長い時間がかかりそうだ。
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この14日付けの記事については当方の確認が遅れてしまい、すでにWeb上では閲覧できなくなっているため、上に全文を引用した。

なお、記事中にある「油まみれの水鳥」が、何の種でどの程度の油曝状況であったか、あるいは実際に油曝していたのかどうかも含めて詳細は不明である。
第一報で触れたように、今回流出したのはほぼ無色透明の軽油であるため、通常「油汚染鳥」としてイメージする「真っ黒でドロドロのものが体に付着(あるいは覆う)した鳥」が現れることは100%ない。
このため、観察個体が油に汚染されているかどうかは、油曝個体特有の異常行動が見られるかどうかや、表面の羽毛の様子等をつぶさに観察して総合的に判断しなければならない。「飛ぶことができない」というだけでは油曝個体かどうかの判断はつかないのである。そもそも見ている間に飛ばなかったというだけでは「飛ぶことができない」と断定はできないのだが・・・。
また、記事中に「潜水して〜〜体力も残っている」とあるが、この点も少々疑問を感じる。通常、油まみれになった鳥は羽毛の構造が乱れて浮力を保持する空気の層が失われてしまい、水に浮かぶことができなくなってしまうため、急いで陸に上がるのが普通である。部分的に汚染されただけであればそのまま水面上にいる場合が多いが、その際もなるべく潜水を避けるような行動が見られる。浮力が落ちた状態で潜水するのはリスクが大きいからだろう。
ただ「飛ぶことができない」とされているだけで異常行動は特になく、「体力が残っている」と感じられるほどの潜水をしているのだとすれば、本当は元気な(油汚染ではない)のかも知れないと疑ってみるべきだ。

ただいずれにせよ、油の流出事故が起きた際に水鳥などの野生生物や生態系への影響について注目してもらえることは大変有り難いことではある。裏付けのある、根拠が確かな報道に大いに期待したい。

なお、10月20日付けの最新記事は以下から閲覧できる。

【Digital Hokkai MinyuNews HEAD LINE!!】
http://www.minyu.ne.jp/digitalnews/digitalnews.htm



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2011年10月11日

紋別市の河川で軽油流出事故(第三報)

9日に紋別市の木工場より軽油が流出、渚滑古川に流入した事故に関して、地元・紋別市の「北海民友新聞」のWeb版に詳しい記事が掲載された。

記事のURLは以下の通り。

【北海民友新聞(10月11日付け)】
『軽油1万リットル超が流出、多くは渚滑古川へ』
http://www.minyu.ne.jp/digitalnews/111011_4.htm

記事の要点をピックアップすると、

・流失量は約1万2000リットル
・(現時点では)渚滑川やオホーツク海への流出はないとみられている
・(10日15時現在)バキュームカーを使って軽油を吸入する作業を進めている
・見通しが立つまで1週間程度かかるのでは、とのこと

我々が現場を確認した時点(10日の13時40分〜14時頃)では吸入作業は実施されていなかったが、我々が立ち去ったあとほどなくして吸入作業が開始されたようだ。



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2011年10月10日

紋別市の河川で軽油流出事故(第二報)

CA3I0015

CA3I0017紋別市の渚滑古川にて9日に発生した軽油流出事故について、本日(10日)14時頃に現場を確認してきたので、状況を簡単に報告する。
流出源となった木工場の敷地内には作業車が2台到着しており(写真1・上)、作業員と見られる数名の方が流出源と思しきタンクなどを調べている様子が見受けられた。
流出した軽油が流れ込んだ渚滑古川にはオイルフェンスが張られていたが、吸着剤などは使われていない様子であった。今回流出したものは揮発性の高い軽油であるため、吸着剤は使わずに自然に揮発するのを待つ方法を採ったものと思われた。
現場周辺の川面にはまだ薄い油膜が認められ(写真2・左)、石油の臭いも強く感じる状況であったが、これは流出源となった現場から600~700mほど下流の「基線橋」周辺でも同様であった(写真3・下)。
渚滑古川は流れが停滞気味であり、風はあまり無く、気温(水温)もやや低い状況が続いていることから、風化・拡散がさほど進んでいないように見受けられた。
写真3:基線橋付近の川面の様子

今日現場周辺を見回った限りではカモ類やカモメ類の姿は認めらず、汚染鳥は幸いにも確認されなかった。
粘性が高く、ベッタリしていて濃色な重油による汚染の場合は見つけるのが容易だが、今回の軽油や、ガソリン・灯油などのほぼ無色透明な石油類による汚染は外見上正常な個体との判別が難しいと思われる。
まずは「ぐったりしている」とか、「頻繁に羽づくろいをする」といった、様子のおかしな個体がいないか注意し、そのような個体が認められた場合は、(油が付着したことによって)羽の撥水性が失われてベタッと濡れていたり、ボサボサと乱れた状態になっていないか確認する必要がある。もしこのような症状が認められた場合は、油曝の可能性が示唆されるため、保護して洗浄するなどの対応策を考える必要があるだろう。



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紋別市の河川で軽油流出事故

紋別市の渚滑古川で軽油の流出事故があった模様。
相当量の軽油が川に流れ込んだようだが、海上への流出については未確認とのこと。
記事から推察すると、現場はおおよそ以下の地図の辺りと思われる。
http://maps.loco.yahoo.co.jp/maps?lat=44.19616177&lon=143.32713376&ac=01219&az=&z=15

【北海道新聞「どうしんウェブ」10月10日6:30付記事】
『紋別・渚滑古川で軽油1万リットル流出』




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2010年11月11日

稚内で貨物船が沈没、油が流出

11月9日に稚内港で貨物船(カニ運搬船)が沈没し、油が流出する事故があったとのこと。
油の種類や流出量、事故原因など詳細は不明だが、それほど大事には至っていない模様。乗組員は全員無事とのこと。

【STV動画ニュース(2010年11月 9日(火)「ストレイトニュース」)】
『貨物船が沈没し油流出』

【どうしんWeb(北海道新聞)11/09 13:01、11/09 15:23 更新】
『カニ運搬船沈没 乗組員7人救助 稚内港』




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2010年11月05日

沖縄・西原町小那覇で重油流出

10月24日、沖縄県西原町小那覇の南西石油において大型石油タンカーが桟橋に衝突し重油約46キロリットルが流出した。
渡り鳥の渡来地として知られる南城市の佐敷干潟など近隣地域でも重油の漂着や油曝した水鳥が確認され、生態系への影響が懸念される。
詳しくは以下の報道を参照されたい。

【毎日jp(2010年10月26日付記事)】
『重油流出:拡大 ドラム缶217本分回収』


【毎日jp(2010年10月27日付記事)】
『重油漂着:知念、佐敷で漁場への影響懸念』

【毎日jp(2010年10月28日付記事)】
『重油流出:危機管理の甘さに批判 南西石油が事故説明』

【沖縄タイムス(2010年10月28日 09時35分付記事)】
『南西石油、漁協に謝罪 重油流出 2次被害懸念の声』

【琉球新報(2010年10月30日付記事)】
『与那原町職員ら漂着物回収 南西石油重油流出』

【琉球新報(2010年10月31日付記事)】
『南西石油事故から1週間 流出重油「回収8割」 社代表の説明なし』

【沖縄タイムス(2010年11月3日 09時20分付記事)】
『南西石油を家宅捜索 重油流出 中城海保 誘導者に過失疑い


【琉球新報(2010年11月3日付記事)】
『重油流出事故 対応遅れ認める 社長謝罪 発生9日後』

【沖縄タイムス(2010年11月4日 09時28分付記事)】
『重油付着の水鳥確認 南城市で野鳥の会』

【琉球新報(2010年11月5日付記事)】
『重油流出、3市町村長に謝罪 南西石油 川上社長』




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2010年09月03日

おたる水族館から重油流出

2010年9月1日、小樽市のおたる水族館からボイラー用燃料用の重油1,500Lが海に流出する事故があった。
一時、沖合800mまで広がったが、小樽海上保安部などが回収作業を実施した模様。
詳しくは、以下各報道記事を参照されたい。

【日テレNEWS24/NNNニュース(9/1 19:00 札幌テレビ)】
『おたる水族館で重油流出』

【YOMIURI ONLINE(2010年9月1日11時36分 読売新聞)】
『おたる水族館から重油流出、1500リットル』

【asahi.com(2010年09月02日)】
『重油1500リットル流出 おたる水族館』

【新華社(2010年09月01日 16:16:10)】
『日本北海道小樽水族??生重油泄漏事故(?)』




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2010年05月09日

アメリカ・メキシコ湾の原油流出事故関連情報(3)

昨日記事をアップした「OWCN」のWebサイトの日本語訳を以下に記す。

【OWCN:Louisiana Oil Spill】
http://www.owcn.org/

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ルイジアナ州の原油流出事故

油汚染野生生物救護ネットワーク(Oiled Wildlife Care Network [OWCN])は、カリフォルニア州の組織でありながらも、現在、ルイジアナ州の現地にいる関係者に助言をしており、野生生物救出対応活動を支援するために、OWCNのディレクターのマイケル・ジカルディ氏を派遣しました。

アメリカの各州でボランティアを募集しており、その最新情報は、ディープウオーター・ホライズン(Deepwater Horizon)というフェイスブック(Facebook)のページに一般公開されています。石油大手のBP (British Petroleum) も、数千人のボランティアを調整、出動しています。ボランティアになるための情報を求めたい方は、1-866-448-5816 へお電話ください。このイベントの進歩状況を見るには、Deepwater Horizon のサイトを訪問するか、OWCNのブログを見て下さい。油汚染動物を報告するには、1-800-557-1401 へお電話して、伝言を残して下さい。伝言は、一時間毎にチェックされます。

一般の方は、油汚染野生生物を発見した場合、その対処についての情報をここでダウンロードできます。メキシコ湾に生育する海亀や海洋哺乳類とこの原油流出についての情報は、ここにあります。原油による海亀や海洋哺乳類への影響についての情報は、ここにあります。

OWCN のホームページへ行くには、ここをクリックして下さい。

メディア用の連絡先: 

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(以上、翻訳:Douglas Braat氏/当会会員)






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2010年05月08日

アメリカ・メキシコ湾の原油流出事故関連情報(2)

米国の油汚染生物の救護組織「Oiled Wildlife Care Network(OWCN)」のサイトに、ボランティアに関する情報が掲載されていたので、取り急ぎご紹介する。
現地へ行くことはできないが、何かの形で支援することはできないだろうか。ここにこうして紹介することがわずかでも一助になれば、と願う。

【OWCN:Louisiana Oil Spill】
http://www.owcn.org/

ほか、報道記事等をいくつかご紹介する。

【CNN.co.jp】
『メキシコ湾の原油流出、野生生物に迫る 繁殖期の鳥類に被害も』
http://www.cnn.co.jp/usa/AIC201004300011.html
『原油漏出防止で巨大なドーム型容器を沈める作業開始 メキシコ湾』
http://www.cnn.co.jp/usa/AIC201005080011.html

【AFPBB News】
『米メキシコ湾岸、流出原油がもたらす悪夢のシナリオ』
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2722922/5691807

【産経ニュース】
『油まみれのペリカン確認 メキシコ湾流出事故、環境懸念深まる』
http://sankei.jp.msn.com/world/america/100507/amr1005071027004-n1.htm

【ナショナルジオグラフィックニュース】
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/







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