身長を伸ばす上で重要になってくる“成長ホルモン”

脳下垂体(脳の底の部分)から分泌されるホルモンです。

正確には、ヒト成長ホルモンと呼ばれます。
英語表記では、"Human Growth Hormone"となり、
HGHという名称でもあります。

この成長ホルモンはある条件下のもと分泌されその役割を果たしてくれます。

大人はこの成長ホルモンをいくら高めても身長アップにそこまで効果はないとされていますがマイナス要因はないので、普段から意識した生活を心がけると良いでしょう。

そして効果がないというよりも大人になれば、子どもに比較し成長ホルモンの分泌量が著しく減少するのです。
減少の程度は個人差があり、その人の生活習慣によって異なります。

運動不足・夜更かし・煙草・飲酒・偏った食生活・ストレス・・・などを続けていると減少の程度は大きくなります。
結果、成長への刺激もなくどんどん老化を早めてしまいます。

分泌のピーク時は13~17歳で、20~25歳にかけて成長ホルモン量は急激に減少していくとされています。


【成長ホルモンの働き】
・各器官の組織へ働きかけをし、その部分に成長を促す。
・代謝の促進による脂肪燃焼効果
・病気に対する免疫力の向上
・精神的な面が安定(情緒安定の向上)
・筋肉などの細胞の修復・強化
・持久力向上
・女性であればバストの成長(乳腺にあるラクトゲン受容体への働きかけ)
・肌・髪などにも良い

など、成長を促すだけでなく・細胞の活性化によるアンチエイジングや強い体を作る上で非常に大切な存在なのです。



ではこの成長ホルモンが分泌されるタイミングとはいつなんでしょうか?
分泌が最も多いとされるタイミングをピックアップしてみます。

【成長ホルモンが分泌されるタイミング】

▷深く質の良い眠りについている時

「寝る子は育つ」という言葉を聞いたことがあると思います。
この言葉は実は、あながち間違ってはおらず、科学的根拠に基づいた言葉だったんです。

特に寝ついてから90分~120分の一番眠りが深い状態の時に分泌量が多いとされています。

理想は8時間程の睡眠(なるべく長く)です。
社会人の方などは難しいところではありますね。


また、寝る環境にもこだわってみると良いでしょう。
寝室はその日の疲れを癒してくれる一番の落ち着ける場所にするといいでしょう。

寝具・部屋の明かり・香りなど熟睡できる環境が好ましいです。


▷運動後

この運動にあたる部分はどの運動でも該当するということではありません。

例えば、ウエイトトレーニング(筋力トレーニング)・短距離ダッシュなど瞬間的に力を欲するような運動が好ましいとされています。

成長ホルモンが著しく低下した人が爆発的に成長ホルモンを分泌することがあります。
それは大きな怪我をしたときです。

体の危険を感じたとき、その傷ついた箇所を修復するために成長ホルモンが分泌されるのです。

これに似た減少を自ら引き出す方法があります。

例えば先ほどのウエイトトレーニングでいうと

筋肉繊維を破壊することにより、再生するために成長ホルモンが促されます。
(筋トレ後に有酸素運動を20分以上行うとなおよしです。)



この2つのポイントを押さえ

・昼間にしっかりと運動を行う。
・栄養価の高い食事をしっかり摂取。
・夜は熟睡。

これこそが成長ホルモン分泌のカギとなります。



【成長ホルモンが身長を伸ばす流れ】

冒頭でも述べた様に、各器官を刺激し、その行為が成長を促進するので、
成長ホルモンが直接身長を伸ばすわけではないのです。




▼だいたいの流れは以下のような感じです。

→成長ホルモンが体内で分泌される

→血液に運ばれた成長ホルモンは肝臓に働きかける

→肝臓でIGF-1(ソマトメジンC)という物質が生成される(この物質が超重要)

→IGF-1(ソマトメジンC)が血中に送り込まれ、軟骨組織は反応を起こし活性化される

→骨端線の増殖(骨の中で起こる破壊と再生の繰り返し)が行われる

→骨が伸びる(身長が伸びる)


骨の破壊を“破骨細胞” 再生を“骨芽細胞”と呼び、この破壊と再生を活性化してくれるのがIGF-1(ソマトメジンC)という物質なのです。

IGF-1(ソマトメジンC)という物質を生成するには成長ホルモンの分泌は必須です。



以上のように成長ホルモンは身長アップのためにも大事な役割を担っているのです。


今回は体内の生成の記事でしたが、次回は、体外から摂取する方法なども書いていけたらと思います。