安田竜也

2012年06月18日

FC岐阜SECOND vs FC刈谷

赤坂スポーツ公園の駐車場は満車。そこから既に聞こえる刈谷サポーターのチャント。岐阜Ⅱを上回る数の刈谷側の観客。

刈谷の勝ち点は首位岐阜Ⅱよりも3少なく、戦力的にもやや苦しんでいる印象がある。しかし、シーズン開幕前からの東海1部リーグ優勝候補同士であり、特に刈谷側にとって、岐阜Ⅱに追いつくために最重要の試合であり、勝利への決意が強いことを意識させられる。

逆に岐阜は、2節前のマルヤス戦から、松江が戻り、栗本が控え側に入っていて、前節は鈴鹿相手に今シーズン初めて勝利を逃すドローを喫している。伊藤監督の好みであるように見えるが、秋の全国大会を意識したテストの色合いもある。そして、今の岐阜Ⅱには、刈谷は力を計るための最高の相手でもある。

        21本田
16安田 15倉田 3田中 23吉崎
8松井  28片山 10中村 14瀬古
      22深山 9松江
─────────◯─────────
      22高橋 20鈴木
13松葉 8庄司 10酒井 32北野  
7小林  5川上 4東間 23征矢
        1水谷

鈴鹿戦から右SBに入っている安田が、CUFC戦から苦しめられたフォアチェック対策か。一方の刈谷には、元岐阜Ⅱの水谷と東間の姿があり、懐かしさを感じるが、エースの大石がいない事が重要。

試合開始早々、刈谷のサイド攻撃が、いきなりバー直撃弾に繋がる。ゴールライン1~2m手前に落ちる決定的な一撃だったが、岐阜Ⅱも大石のいない刈谷に臆するわけにはいかない。ポゼッション面では互角以上に持ち込み、対して刈谷は、クリアボールをよく拾い、カウンターに繋げていく。

支配率では岐阜Ⅱだが決定機はほぼ無く、数回あった刈谷の決定機は、片山がシュートブロックを決めるなどで均衡状態が続く。

少し気になるのが、主審がイエローカードを出しやすい。特に岐阜Ⅱに対しては、軽いファールでも出してきていて、要になっている片山にも出されている。前半は0-0で終了。

後半に入り、大石が入る。勢いを増して押し込む刈谷だが、前半より活躍する田中を中心に岐阜Ⅱも崩れない。松井など中盤でのインターセプトから、逆にカウンターを仕掛けていく。前半ラストパスにやや精度を欠いていた片山も、後半は見事に立て直す。そして安田からも良いフィードが出る。それらが幅広く動いている深山に合う。

12618刈谷012618刈谷1

そして、岐阜Ⅱが右CKから瀬古のクロスにファーポストから飛び込んだ安田が決めて、刈谷に大きなダメージを与える先制ゴール。刈谷の熱心なサポーターや闘将川上などが、チームの士気を鼓舞する。そして、更なる選手交代などで、反撃が試みられるが、崩しきれない。

だが、岐阜Ⅱも松江がヘディングシュートを1本放った程度で、やはり決定機が殆ど無い。終盤に入っても、倉田が今まで見た中でも特に印象に残るプレスを披露するなど、全体的に余力が残っている展開だと思われたが、フォアチェックがかからなくなる気になる場面も出てくる。中盤のレジスタに柳澤、SHに村松が入ったが、FWが動かなければ機能不全に陥る。そして、片山から金への交替もあり、展開的には岐阜Ⅱが受けに廻ったまま2分間のATに突入。

残り何プレーかと言うところで、岐阜陣内で刈谷右サイドにボールが入る。そしてスルリと裏に抜けだした選手にクロスが合って、土壇場での同点ゴールとなる。この試合の前に見た川崎vs伊勢のリプレイを見ているようだった。

岐阜Ⅱも再び勝ち越しを狙うが、やはり決定的な場面は生まれず、そのまま1-1のスコアで終了した。

同点の場面は、局面的には倉田などが置いていかれたとなるのだろうが、そこまで裏のカバーはこなし、後半は動きも良かった。少し気合が入り過ぎていたような審判に対して思うこともある。しかしそれよりも、刈谷の執念と、両チームの選手起用の有効性の差が、この結果に繋がったようにも思われる。

松江は間違いなく調子を上げているが、決定機を作る回数では、遠藤にまだ及んでいない。ポゼッションや安定感は良くても、スピードがあり起点にもなれる栗本や鈴木などがいない事でも同じ。ピッチの広さが80m×40mならば、ここ数試合の内容でも十分だったのだろうが、残念ながら全国ではおろか、東海リーグでもピッチの広さに対応する事に関しては不十分ではないかと思われる。先日奈良vsアミティエの試合をネットで観戦したが、アミティエは前線と中盤でハッキリと6角形が見える堂々としたプレーで広さに対応し、完勝していた。

まだもう少しテストの猶予は残されており、チーム内のモチベーションも成長力も全国で戦えるだけの物になっているように思われる。それらが十分に活かされることを期待したい。
acekiller6 at 09:12|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2012年05月21日

TM FC岐阜SECOND vs 大垣工業

暖かいが、霞により、まだ春といった様子の岐阜経済大学グラウンド。
30分✕3本。

4番目のFW、次節出場停止の瀬古や安定しない守備陣のバックアップはどうかなど、注目の控え組の試合。

1本目
      9松江  18安西
27薦田 8松井 17村松 29柳沢
25田端 4長谷川 16安田 2鈴木
       31山崎

2本目・3本目
      9松江  29柳澤
17村松 8松井  25田端 18安西
27薦田 4長谷川 16安田 2鈴木
        31山崎

まず目に付いたのが、左SH薦田。左ならばもう少し強引に行ってもいいとも思うくらい球離れが早かったが、それでも十分に戦力だろう。左SBでも良い安定感だった。

次に鳥栖からきたU-19代表経験もある右SH柳沢。細かいポジション修正や、技術の高さなどには期待感が高い。守備やカバーリングの意識も備えている。セカンドトップでもマルセイユルーレットを始め、ポストプレーや動き出しの良さを見せたが、バイタル辺りでのフィニッシュには課題が残ったか。チャンスを何本か外した後、後ろから倒された最後の場面もPKを取ってもらえなかった。

松江も状態は良くなってきている様子で、何ゴールか決めていた。柳沢の動きと松江の決定力があるFWなら、文句なくスタメン入りなのだろう。

ここまでのFW4番手は安西だろうが、遠藤と松江を足して割ったようなプレースタイル。華やかさは柳沢に譲るが、安定感がある。ミドルシュートを決めた後の活力が、1試合通じて発揮されるならば、魅力的な戦力ではある。

レジスタで攻守に貢献していた松井も、安西に似たことは言えるか。

村松は、大垣工業の隙をつくパスでアシストを決めていたが、高い技術やそれなりの身体能力を活かしきれているとは言い難い。左SHでも、柳澤や薦田に任せすぎている場面があった。

田端はディフェンス時の職人芸は相変わらず。セットプレーのこぼれ球を豪快に決めたのは、チームに勢いを生んだと思う。今年の岐阜Ⅱは攻撃力の高い選手が多いので、お互いに好影響を与え合って欲しい。

長谷川と安田のCBコンビは安定感が高く、見ていて楽しい。サッカーインテリジェンスは恐らくトップクラスで、3バックでも難なくこなせるのでは、強力な快速アタッカーが居並ぶ東海一部では、この2人の方が合っているのではないだろうか。岐阜ⅡCKでも随分と大垣工業を脅かしたが、凌がれた。

3本目最後の失点は、全体が間延びしていたところにカウンター気味にボールが出てきて、対応は間違っていなかったが、選手を入れ替えてスタミナの問題が無かった大垣工業がきっちりと決めて一矢報いたというような内容。大垣工業としても、課題と共に成果を持ち帰ることが出来たと言えるだろうか。

全体の評価として、岐阜Ⅱ控えも十分に強い。1本目に佐光を加えてFC岐阜THIRDとして東海1部に所属していたとしても、通用していると思われる。スタメン組に課題が残るならば、ここまで公式戦で起用されていない選手たちにも出場機会を与えてもらいたいとも思う。
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2011年04月18日

第47回全社岐阜県大会 FC川崎vsFC岐阜Second3

ほぼ同時刻13:00開始のFC岐阜TOPとSHIGA.SAGAWA FCとのTMも観たかったが、岐阜県内で東海リーグ昇格を期待するチームの1つFC川崎及びそのメンバー板津選手などへの期待が上回ったので、13:10開始のFC川崎vs岐阜Ⅱの観戦に大垣市南へ。

開始直後に日が差してきたので少し気温が上がるものの、まずまずの試合日和。

    松江 細江
瀬古 酒井 村松 栗本
吉岡 吉崎  金  安田
      本田

川崎のフォーメーションも4-4-2。前節目に着いた13番板津は左SH、10番原田はセカンドトップの位置にいる。トップには引き続き元FC岐阜の岩田。その他も岐阜県下の名門だけあって、どのポジションにもそこそこの選手が入り、安定感や組織力を感じさせる。岐阜Ⅱの守備陣は相変わらず金や安田などにより強固だったが、川崎の攻撃陣は、先週の長良クラブよりは深く岐阜Ⅱ陣内に入り込んでくる。

岐阜Ⅱの攻撃陣は守備陣と比べて先週は印象が薄かったが、今週は左SH瀬古と右SH栗本が随分と様になってきている。左右逆の方が豪快さは期待できるかもしれないが、この2人のファンタジスタの適応力の高さの証明だろうかという感想を持つ。この2人の活躍もあって、岐阜Ⅱが押し気味に試合を進める。

岐阜Ⅱの攻勢に対し、川崎は4番左CB渡辺などが粘り強く守り、9番レジスタ立道などが体を張ってボールをキープする。随分と締まった好ゲームが展開される事になった。

先週と合わせて見た岐阜Ⅱの課題は、アタッキングサードと言うことになるだろうか。遠藤に替わりスタメンに入った細野は、パワーを活かしてボールをキープし、また動き出しの早さも見せたが、そこからフィニッシュまでがあと一歩か。トップ下酒井のラストパスもゴールへの期待感が薄い。細江と2トップを組んだ松江も、もう一つ活力に欠ける印象だった。

ボランチ村松も正確な組み立てや迫力のあるチェックを見せてくれたが、片山朗ほどのゲームメイクやキラーパスは少ないだけに、岐阜の攻撃は長いパスを押し込むか遠目からシュートを撃っていくかという以外の形が少なくなっていた。村松のプレースキックも、まだ当たっていない様子。

暫くの間0-0の状況が続き、前半終了近くの川崎に負傷者が出て1人少ない間に、栗本のクロスが松江の外側でノーマークだった細江に合って何とかリードで後半へ折り返した。

負傷した選手に替わり川崎のボランチは板津が移ってきたが、アンカーとしては東海地方の中でも指折りの選手だと思われる。川崎守備陣は、左右中央全てから攻め立てられるものの大きく崩れない。

そうこうしている内に、前半に川崎の選手の治療中にピッチ面への不満は岐阜Ⅱ選手からも出ていたのだが、吉岡が痛んだ様子で、大事をとって直ぐに角へ交替。

この時間帯から川崎の反撃の度合いが強まってくる。レジスタ立道が競り勝つ、板津のサイドへの展開から一気に攻めこんでくるなどの状況では、偶発的な失点などからのPK戦への可能性も頭をよぎる。

この流れを止めたのは酒井に替わって入った北川だろうか。ペースをコントロールするタイプではないのだが、フレッシュな北川のスピードとテクニックに川崎が対応できなかった。守備でも勢いに乗る川崎にまともに激突してファールを誘った。
プレースタイルやポジションは異なるが、意識の高さは片山朗に通じるものがあるのではないか。片山の移籍でもしチームに不足している部分であれば、それは北川が幾らか埋めてくれるかもしれない。
追加点は、バーの上で弾んで落ちてきたクロスボールを松江が押し込んだ。川崎側から、一度クロスボールがゴールラインを割っていたのではないかとの抗議があったが、その状況も北川出場があっての物だったと思う。今後も怪我に気を付けた上でファイトし続けて欲しい。

終了間際に横山が入って賑やかになった頃には、会場は負が決まったという雰囲気になってしまっていたが、それでも良い試合だったと思う。

FC岐阜TOPだけが活躍や地域活動をしても、アマチュアが使用できるサッカーグラウンドの、良いコンディションは維持できない。維持されるためには、税金による継続的な手入れが必要で、それには岐阜県内のサッカーチームの底上げがなされ、こういった良い試合が出来るチームが増え、行われ、岐阜県民に良いグラウンドが必要だという認識を持ってもらう事が非常に重要なのではないかと思う。

それがまた、岐阜県のサッカーレベルを高めてくれるはず。FC川崎や長良クラブのような実力のあるチームには、そういった好いスパイラルを作り出して欲しい。
acekiller6 at 14:46|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2011年04月03日

FC岐阜Second4月2日紅白戦3

日差しの下では薄着でも十分に暖かい日中での、岐阜Ⅱ念願の紅白戦。緑と橙のビブスに分かれている。背番号などもないので、名前やポジションなど詳しくは分からない。

試合中の声と、セカンドマニアさんのHP記載の情報を元に推測。
緑側は、松江、瀬古、栗本、安田、金、今津など。
橙側には北川、角、松井義隆、吉岡拓郎、鈴木梓司、横山、村松潤、本田豊などか。
遠藤はマスクを着けてランニング。他にも試合に出たそうな新加入選手が数人ピッチの外にいる。

現時点での緑側がスタメン候補たちか。DFラインだけ橙に入れている可能性もあるのかもしれないが、新人安田はラインコントロールなども含めて安定感がある。新加入選手の中では注目度一番手。

選手たちは気持ちはフレッシュに挑んだ試合だと思われるが、まだ実戦感覚を取り戻すのもおぼつかない時期かもしれない。その中で、動きが良かったのは橙ビブスアンカーの松井義隆。瀬古や栗本などがいる緑の中盤相手では分が悪い、また守備のために攻撃参加も自重しなければならなかったが、それでもキープや繋ぎに存在感を見せていた。流石に片山朗ほどの守備的なメンタリティを期待するのは酷かもしれないが、今年度を逆襲の年にすることが出来るだろうか。

先制点は緑側。松江の背後から飛び出した瀬古が豪快に決めたもの。瀬古は、その他にもコーナーから何本かピタリと合わせたり、北川が背後から鋭くチェックに詰めても微動だにせずキープしてみせるなど、お金を払いたくなるようなプレーを見せた。
ただし、主に左SHに入っていたので、サイドアタッカーとしてはやや物足りなかった。TOPチームでは、染矢が木村監督に左SHとして起用され存在感を見せているが、伊藤監督は左足左SH継続だろうか。SHが絞り気味の4-2-2-2だとしても、それならばFWに左ウィングタイプを置かなければ、左サイドの攻撃力は不十分ではないだろうか。

全体的に緑が押し気味だったが、その後は追加点を挙げることが出来ず、そうなると番狂わせが起こるのがサッカーか。橙側の北川が僅かな隙間を突破してゴールを決め、試合は1-1の同点で終了した。試合中大声を出していた横山や、梓司のCBとしての奮闘が実ったとも言えるだろうか。

acekiller6 at 14:16|PermalinkComments(0)TrackBack(0)
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