滝裕徳

2013年10月26日

FC岐阜Second2013評価

基本フォーメーション
          田中(遠藤)   緑  
比嘉(田中)  角(橋詰)    橋詰(木下)  柳澤(遠藤)
馬場(薦田)  鈴木貴      鈴木梓(馬場) 林(田端)
               滝

平成25年度 第48回東海社会人リーグ1部 成績表
2013東海リーグ1部結果

岐阜清流国体の昨年度が終了し、監督、選手の大幅退団となった。今年は、柳澤を除けばベンチ入りすら難しかった6人の残留選手と、コーチ兼任の北村を含む13人の新入団選手で、復帰した岐阜Ⅰのコーチ兼任の辛島元監督の再就任の元、スタートした。

リーグ戦前半では5連敗もあり、天皇杯も岐阜県代表となったが、一回戦敗退。しかし、徐々に調子を上げると、リーグ戦を怒涛の7連勝で2位。そして東京国体では奇跡的な勝利を重ねて優勝、全社でも3位に入るという快挙を成し遂げた。

監督
辛島 啓珠 1971/06/24 監督5
システムは4-4-2。特徴はサイドアタックを含む速攻と決定力。一方でSBを絡めたビルドアップや、ボランチを起点とする守備ブロックなどは、十分な構成には至らないまま、8月に岐阜Ⅰの監督に昇格となったように思われる。

勝野 正之  1960/1/22 監督7
システムは4-4-2。辛島前監督のスタイルを引く次ぐ。その一方でボランチのテコ入れにも成功。全国の強豪相手に苦戦しながらも粘り勝ち、素晴らしい結果を残した。

GK
1 滝 裕徳 1986/06/07 181cm/80kg HOYO大分 GK7
岐阜Ⅱの決して硬いと言えない守備陣が許した相手の強力なシュートを数多くブロックし、勝利に貢献した。

21 渡邊和馬 1988/06/13 183cm/76kg ORC GK5
フル出場は滝の負傷によるアウェイの刈谷戦のみ。守備陣の体を張った奮闘と、それに応えた渡邊の活躍で、リーグ最高の攻撃力を誇った刈谷を無失点に抑えきった。

DF
2 鈴木 梓司 1988/05/30 176cm/68kg 吉原商業高校 CB7
若い守備陣の中で、守備力とロングフィードで大きな存在感を見せた。怪我やカードなどでの欠場によるチームへの影響が最も大きかった。

3 野方 隼人 1990/01/26 180cm/68kg レノファ山口 評価なし。

5 鈴木 貴登 1990/11/01 179cm/77kg 岐阜経済大学 SW5
序盤は視野も広くなく、無理にボールに当たりに行ってピンチを招く場面もあったが、成長無くしてチームの躍進も無かった。

16 田端 勇介 1986/09/15 170cm/65kg 吉備国際大學 右SB6 左SB6 右SH6
守備力も、キックの精度も、レギュラークラスと比較して、決して劣ることは無かったが、終盤からの途中出場での守備固めなどを、シーズンを通してやり抜いた。このキャプテンを欠いても、今年度の岐阜Ⅱの活躍は無かったと思われる。

17 林 隆太 1990/01/03 164cm/63kg AS ラランジャ京都 右SB5
特に後期の守備面に置いて、大きな進歩があったように思われる。

19 馬場 将大 1990/05/06 174cm/66kg 大阪体育大学 左SB6 CB6
まさに飛び道具と言うべき高い精度のキックが武器。CBのバックアップも務めたが、よりサッカー選手としての幅を広げて欲しい。

MF
4 角 拓哉 1989/08/22 175cm/67kg 名古屋グランパスU-18 CH7 DH6 左SH5 右SH5
序盤は慣れないSHでの苦戦もあったが、岐阜Ⅱと対戦する相手の常套手段だったボランチへのプレッシャーを苦にすること無く、特に後期の岐阜Ⅱ快進撃の原動力となった。

6 橋詰 健史 1991/02/11 163cm/58kg 岐阜経済大学 CH6 DH6
豊富な運動量と、精度の高い展開力などによる貢献度が高かった。強豪相手でも堂々とプレーできるようになって欲しい。
 
7 北村 隆二 1981/03/15 174cm/68kg 松本山雅FC FW6 DH5
コーチ兼任として岐阜に戻ってきた。若手のように長い距離を走り回るというわけにはいかなかったが、ポストプレーなどで高い技術力を見せた。

8 比嘉 諒人 1990/10/17 176cm/65kg 新潟医療福祉大學 左SH7
北信越大学サッカーリーグの得点王が、フィジカルを更に向上させ、左サイドで迫力のあるドリブルからのアシスト、右足でのシュートなどで、その能力を発揮した。

14 MF 薦田 大師 1990/10/11 163cm/58kg ルネス学園 右SH6 左SH6 左SB6
豊富な運動量とボール技術と守備力を兼ね備えている。加えて、ボラーレ浜松戦での左足でのシュートは、得点力の進歩も窺わせた。本人ももっと出番が欲しかっただろうし、こちらもプレーを見たかった。

15 MF 木下 海渡 1995/01/30 180cm/68kg 東濃実業高校  DH5 CH6
シーズン序盤の出場機会が与えられている中で、勝利に恵まれなかった。後期にバックアッパーとしてプレーし、無難にはこなせたか。

18 MF 柳澤 隼 1987/06/27 176cm/70kg サガン鳥栖 左SH5 右SH5
途中交代も多く、運動量などの面で満足とも言えない。しかし、重要な得点を決める試合も増え、プレッシャーをかわすワンタッチパスや、イエローカードを与えるドリブルなど、さすがと言うところも見せた。

FW 
9 緑 悟 1990/05/30 176cm/68kg 岐阜経済大学 FW8
クロスゲームでの得点、献身的なポストプレーやハードワークによるチャンスメイク。そして、それらを、この層の薄いチームにおいて、シーズンを通してやり抜いた事での貢献を、高く評価したい。今年度の個人的MVP。

10 遠藤 純輝 1994/12/08 175cm/72kg 中京高校 FW5 左SH5 右SH6
優れたフィジカルとスピードを備えたスーパーサブ。序盤はボールが脚に着かない事も多かったが、終盤は怪我した選手の代わりに出場して得点も決めた。
 
11 田中 智大 1991/01/10 176cm/62kg 福岡大学 FW7 左SH7
負傷によりプロ入りは叶わなかったが、高い得点能力とサッカーセンスは、間違いなく他の選手達にも好影響を与えたと思われる。お陰で今年度の岐阜Ⅱは素晴らしい結果を残すことが出来た。地域決勝からのJFL昇格を目指すことが叶わなかったのは、誰よりも田中のために残念だった。

12 海野 了 1988/05/31 174cm/67kg 静岡学園高校 FW5
優れたフィジカルと献身性を兼ね備えている。それをどう活かすかだろうか。
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2013年10月05日

東京国体決勝 岐阜選抜 vs 東京選抜

16チームによる本大会のトーナメントで、岐阜は初戦に昨年のインカレで現岐阜Ⅱ得点王の田中智大を有して準優勝した福岡大を含む福岡選抜、二回戦で昨年度も同じ二回戦で岐阜Ⅱが敗れた岐阜清流国体優勝の、全員がJFL佐川印刷SC所属の京都選抜。

リーグ戦の勢いを持ち込んで良い勝負は出来ても、一発勝負でも劣勢を覚悟しなければならない相手が続く。それを、昨年のスタメンに優るとも劣らないベンチメンバーとは異なり、主軸が一人でも欠ければ大幅に戦力ダウンを覚悟しなければならない選手層で、4日連続で勝ち抜かなければ優勝は出来ない。可能性は多めに見積もっても2割にも満たないだろうと思われた。

しかし、一回戦(福岡選抜戦PDF)では延長後半AT直前に比嘉のゴールで勝ち越す。二回戦(京都選抜戦PDF))では北村選手兼監督が抗議を取られて退場させられたという、鈴木梓司を負傷交替でピッチから失った後に二度突き放されながら、後半ATと後半延長ATに田中智大がセットプレーからのヘディングシュートを2回決めて追いついてPK戦を制する。準決勝(石川選抜戦PDF)では後半残り2分で追い付かれたものの、延長前半に柳澤が前目に出ているキーパーを見て直接FKを決める。漫画家でも遠慮して描かないような展開をくぐり抜けて決勝まで勝ち進んだ。

その決勝戦の相手は、開催地である東京選抜で、茨城選抜、岩手選抜という、昨年の岐阜国体の準決勝で観戦して強いという印象を持った相手との対戦を含めて、三試合連続でPK戦を勝ち抜いてきている。ホームの利を、同様の奇跡的な連勝が後押ししてくることは、十分に考えられる。それらに対し、岐阜Ⅱはリーグ戦後半の勢いの原動力の一人である角を欠いて挑まなければならない。

幸いなことに、ニコニコ動画で視聴が出来た。

        12朴一
2石川  3洪  5冨田 4安藤
6小島  7本橋 8中川 10朴世
     9山本 11山下
─────────◯─────────
     11田中 9緑
8比嘉 13木下 6橋詰 7柳澤
19馬場 5鈴木貴 2鈴木梓17林
        1滝

序盤からやはり押し込まれる展開となったが、東京も同じく三度の延長戦を経てきているだけに、何とか凌いでカウンターにまで繋げていけている。

東京で目を引くのは、左サイドハーフ朴世訓が縦に走って、それにボールを合わせる形。そしてアンカー本橋のドリブル力、リベロ冨田の守備が支配力を高める。

厳しい展開だが、東京の三試合連続PK戦勝利というのは、ゴール前ではまだ課題が残っているということでもあっただろうか。貴登が前に出た瞬間に逆を取られる場面などもあったが、守備陣がよく凌ぎ、カウンターからCKを獲得し、ニアに走りこんだ緑が素晴らしいボレーシュートをファーサイドネットに決めて岐阜選抜が先制した。

しかし、その後も、緑のポスト、林のブロック、滝のセーブなど、各選手が体を張って反撃に繋げていくが、決定機は、流石に三試合連続PK戦勝利の最大の立役者だったか、東京キーパー朴一圭を相手にシュートミスを繰り返し、柳澤の左足ミドルなどはビッグセーブに遭い、逸してしまう。FWが開き、サイドライン沿いにパスコースがあるにも関わらず、サイドアタックをやめて戻してしまうなどと言った場面も見受けられた。

終盤には動員された小学生たちの東京選抜コールが加わり、ルーズボールが東京に繋がり続けてポストを叩くシュートに繋がるなど、際どい場面が続く。

しかし、岐阜Ⅱの選手たちはタフにやり抜いた。長く長く感じた残り時間を耐えぬいて、48年ぶりという国体サッカー優勝(東京選抜戦PDF)を、岐阜県にもたらした。


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2013年09月25日

岐阜Ⅱ vs FC鈴鹿ランポーレ

試合は各務原フットボールセンターの12時から行われた。その前に隣の天然芝コートが使用可能となり、初使用を10時30分より、岐阜Ⅰvs静岡大で施行された。

山崎は相変わらずいいパスを見せていた。今回の右SBを含め、FW、SH、DHなど色々なポジションをこなせる柴原のユーティリティ性は、いつか活用されて欲しいと思う。高速ドリブルのバージェもそうだが、速さと強さを兼ね備えるケビンにも、いつかスティッペ並みとは言わなくとも、多少の決定力が付け加わればいいのだが。

静岡大は、攻撃力に課題といった内容で、岐阜Ⅰが3-0で勝利した。


12時からの試合の頃には、薄雲も去ってしまい、蒸し暑さに直射日光が加わった。岐阜Ⅱも、鈴鹿も、首位を行くマルヤスとの逆転の可能性を残すためには、勝つしか無い試合となっている。岐阜ⅠのTMのついでに観戦される方々も多いが、それに匹敵する鈴鹿サポーターの人数と応援量だった。

         1滝
17林  2鈴木梓 5鈴木貴 19馬場
18柳澤  6橋詰  4角   8比嘉
      9緑  11田中
─────────◯─────────
     10藤本 11川崎
9嶋田  8矢野  7北森 16蔭山
22小場  5榊  4原   3村田
       30松上

序盤から3トップ4トップのような攻撃的な姿勢で攻めてくる鈴鹿。鈴木梓司や滝の奮闘だけでは足りない。鈴木貴登も懸命にボールを拾う。

それでいて、田中、緑、比嘉といった岐阜Ⅱの攻撃陣にも、村田や原などが起点にさせない。特にここ数ヶ月内で比嘉がここまで抑えられる試合は記憶に無い。

鈴鹿側の蔭山が、この試合、最も印象に残った選手だった。蔭山は、トップ下に居ることも多く、システムもあるいは3-4-1-2、4-1-2-3辺りなのかもしれないが、4-2-2-2の右SHの特色が強めに出ていただろうか。

つまり、岐阜Ⅱでそのポジションに入る柳澤とは異なり、密集の中でマーカーを背負っても起点になるのが得意なタイプで、しかも運動量が豊富だった。

こうった我慢の試合の中で、相変わらず良い意味ではなくマイペースの柳澤が、もう少しクロスを入れさせないと言った対応をしてくれないか、ただでさえ苦労している守備陣に更に負担がかかるのではないかと思いながら見ていた序盤だったが、比嘉がこの試合初めて縦に抜けた瞬間に、柳澤も猛然と上がっていき、緑を超えたクロスボールを押し込んで先制ゴールを決めてしまった。

この暑い中の圧され気味の試合で、じっくりと攻められるようになったこの1点リードの価値の大きさは否定しようもないだけに、皮肉な展開だった。だが、そこから後半に途中交代するまでは、精度を欠いたパスも多く、昨年度末に岐阜Ⅰの練習に参加していた頃ほどでもなかったが、柳澤なりによく動いてくれていたようにも思われる。

後半も、鈴鹿の攻勢は続き、守備も固かった。だが、角などが体を張り、ゴール前でこぼれたボールは滝などが広い、田中が切り返しから、緑がCKから、僅かな好きを突いてリードを3点差に広げた。打ちひしがれる鈴鹿サイド。

その後、残り15分ほどで、鈴鹿の中盤がジャンピングボレーでのドライブシュートをゴール右隅に決め意地を見せたが、田中か緑のどちらか1人でも鈴鹿にいれば結果は逆だったのではという内容で、3-1で岐阜Ⅱが勝利した。

リーグ戦は、岐阜Ⅱが残り1試合を勝った上で、マルヤスが残り試合を2引き分けなどの勝ち点2以下で終わった場合に首位が入れ替わるといった他力本願であり、一先ず今週末からの岐阜選抜としての東京国体に目標は入れ替わる。

この鈴鹿戦の内容を踏まえた国体のレビューとしては、もう1試合鈴鹿のようなチームと試合をして、支配されたバイタル(主に橋詰周辺?)付近の守備ブロックや、封じられたサイドアタックなどを立て直してから、本大会に挑みたかったというところだろうか。(観戦していたサウルコス福井に移籍した長谷川に感想を聞いてみれば良かった。)

国体を勝ち進んでくるようなチームは、関西大学や鈴鹿程度の力は備えていると思われるので、簡単には勝ち残れないだろうが、良い大会にしてきて貰いたい。
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2013年09月10日

マルヤス工業 vs 岐阜Ⅱ

C大阪との対戦を見るための有給は、年間カレンダー通りに戻ったリーグ戦の観戦となった。トヨタスポーツセンター付近のネットでの降水確率は60%だったが、試合中に微小な水滴が短い時間降った程度だった。

先に蹴球団と矢崎の試合が行われていた。矢崎もFW萩田やアンカー田中を始めとして、静岡県の選手らしい高い技術力を備えた選手たちが揃う。しかし、ある程度の攻撃力を持たないチームに対しては、固い守備で抑えこみ、カウンターを浴びせ続ける今の蹴球団が相手。

どれだけボールを繋いでも、ボールを奪われれば、あっという間に前線に運ばれる。数少ないシュートチャンスも蹴球団キーパー北川に防がれる。矢崎も右サイドの突破から1点は返したものの、3-1の蹴球団の完勝。


首位争いの中にいる、今期好調のマルヤスと、僅かな可能性しか残されていない岐阜Ⅱの試合は16時15分から。涼しい時間帯に試合が出来る照明設備が羨ましい。

          1滝
17林  2鈴木梓 5鈴木貴 19馬場
18柳澤  6橋詰  4角   8比嘉
      9緑  11田中
─────────◯─────────
     11正治 14平野
20片山 29日下 18田中 13太田
6香川  15松井 5河本  4若山
        1木下

岐阜Ⅱは、先週よりも状態は良くなってきている様子。マルヤスは1トップのクリスマスツリーで来ていたのではないかと思われるが、角の散らしの良さなどもあって、プレッシャーにかからない。勢いのある時間帯に、右サイドからの攻撃で最後は好調な緑が決めて先制。

比嘉も手がつけられない状態だった。マルヤスで売出中の新人FW正治は、一度サイドを突破して迫力を見せたが、マルヤス側から言わせれば、比嘉はその数倍の迫力があったのではないだろうか。

更にこの日は、アンカー橋詰からトップの田中智大へという攻撃の形も見られた。その中で、田中がPKを獲得するが、これは外してしまう。

一方のマルヤスも、徐々にペースを取り戻し始める。この日、目立ったのは昨年は調子を落としていたように思われた片山雄太。片山に対し、動き出しが重かった柳澤あたりは、腰が砕けたようなプレーになっていた。そして、戻りきっていない田中のドリブル突破などを、マルヤス守備陣が食い止め、反撃に繋げる。

それに対し、岐阜の守備陣も、角、鈴木梓司などが攻撃を食い止める。そして何度かあった至近距離からの強烈なシュートを、滝が腕や足でブロックを決める。1点はやむを得ないと思われた試合だっただけに、やはりまずは守備陣が称えられるべきではないだろうか。

前半に新しい攻撃の形を見せてリードを奪い、後半戦の守り合いを制した岐阜Ⅱが、1-0で勝利した。


acekiller6 at 03:20|PermalinkComments(0)TrackBack(0)
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