焦って、もがいて、苦しんで、
そして心の奥底に沈めて、
忘れたはずだったのに何かのきっかけでまたよみがえり…。
私にも、そんな風に心の晴れない時がありました。
しかし、案外、切り替わるときはすっきりと変わるものです。
私の場合は、小さいときの記憶をたぐり、
どこで今の「ダメな自分」ができあがったかを考えました。
これは主人の導きがなかったらできませんでした。
ありがとう。
記憶とは、個人的な解釈の積み重ねで、
子供の頃の解釈は、今、大人の目で冷静になって考えると
かなり極端な解釈だとわかりました。
例えば、親に叱られた記憶は、
「だから私はダメな子なんだ」と、
親が言っても思ってもいないような、勝手に自分をおとしめた
捉え方をしていました。
親になった今だからわかる、真実。
そんな記憶の中の旅をして帰ってきたら、
パチンとスイッチが切り替わりました。
オセロゲームでの大逆転みたいに、
…端っこに白を置いたら、黒(よくない思い出)が
一つ一つ白に変わっていくような…
記憶の中の、一人で泣きじゃくっている小さな女の子の私に、
「小さかったから、そんな風に思っちゃったんだね。
大丈夫。
お父さんとお母さんや他の人達は、そんな風に思っちゃいないよ。
自分をそんなに責めなくていいんだよ。」
って言ってあげました。
主人がそうしてくれたように。
・・・黒が
一つ一つ白に変わっていくような…
そんな、ちがった捉え方が出来るようになりました。