2006年05月13日

『アンジェラ』

アンジェラ『二キータ』や『レオン』の頃のリュック・ベッソンらしい映画ではない、どちらかと言うとフランス映画らしい映画でした。『仕立て屋の恋』のパトリス・ルコントや『アメリ』のジャン・ピエール・ジュネを意識したような作りがちらほら垣間見える一方で、ストーリーにあまり新鮮味がない分、かろうじてパリの街の美しさに助けられた印象の強い映画でした。
リュック・ベッソン作品としては見ないほうが案外楽しめるかも知れないという、彼のこれまでの作品と比べるとあまり監督色の濃くない映画でした。

何をやってもダメな男と誰もが振り向いてしまう美女に姿を変えた天使との恋物語は『シティ・オブ・エンジェル』と似たり寄ったりと言えばそれまでな感じです。またこの美女の破天荒ぶりは『猟奇的な彼女』にも通ずるものがある感じで、この映画のどの要素もどこかで見たことあるようなものばかりというイメージが強いです。

『ニキータ』や『レオン』以外にもリュック・ベッソンの代表作である『グラン・ブルー』でこの監督のファンになった方からすれば、独特の切なさを加味した作風がないので物足りなさを感じるかも知れません。エリック・セラの曲に乗せて綴られるあの切なさで涙を流したことのある方が、そのままの期待で見てしまうとやはり肩透かしを感じてしまうんでしょね。実のところ私もそういうのを大いに感じた一人なんです。

しかし、逆に私はこの映画はリュック・ベッソンの完全復活の布石にはなるのではないかと思いました。6年ぶりの映画といっても今の若い世代には知名度の低いこの監督。もはや昔の映画監督として世間では認知されてしまっているのは少し淋しいことですが、それでもこの監督の作品を好んで見てきた世代には彼の完全復活は待ち遠しいものです。
果たして次回作で若い世代にも認知される映画監督となって完全復活できるのか、そこに注目したいと思います。

深夜らじお@の映画館はこの監督の女優選びが好きです。

acideigakan at 21:45│Comments(0)clip!映画レビュー【あ行】 

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