2006年09月17日

『ジョゼと虎と魚たち』

ジョゼと虎と魚たち偶然出会った普通の大学生と不思議な雰囲気を持つ足の不自由な少女の恋の行方を描いた切ないラブストーリー。みなさんの評価を拝見していると、なかなか高かったので見てみましたが、正直な感想を一言で表すと「後半にえらい失速したなぁ〜」でしたね。

まず池脇千鶴演じるジョゼが乳母車に乗っているところから始まるのが面白いですね。車椅子ではないところに独特の世界観を感じました。また大阪を舞台にしているだけあって前半は大阪弁の面白さと雰囲気で様々なキャラクターにすごく魅力を感じました。特に麻雀店の客にSABU監督や関西テレビの山本浩之アナがいたことには驚きましたよ。

大学生の頃ってのは高校時代と違い、色んな世代の方と接する機会が増え視野が広がる一方でいかに自分の無力で無能かを実感できてしまう時期でしたね。この時期で何かに集中して知識をつけるか、何か一つでもやり遂げるかとしないと社会人になってから自分に個性的魅力がないことを痛感してしまうんですよね。

で、この妻夫木聡演じる主人公も見ていて、優しいだけであんまり個性的魅力がないことが後半になるほど如実にわかってきましたね。また長屋に住んでる足の不自由な幼児体系の少女と金持ちの豊胸女子大生の両方の女の子をキープしているようなままで恋愛をしている感じを受けましたね。
しかも前半に存在していた大阪ならではの雰囲気が後半には消え失せていたのも非常に残念でした。で、しかもあのラストですからね。彼がどれだけ彼女を愛してたかが十分に伝わってこないままのラストでした。これが私の感じた後半の失速感ですかね。

タイトルからして「虎」も「魚たち」もジョゼのとある願望の象徴ですから、もしこの作品をジョゼの立場から描いたらもっと面白かったかも知れませんね。
いい映画なんですけど、後半に前半ほどの個性も魅力もない。『猟奇的な彼女』のキョヌのように最後まで彼女のために頑張ってほしかったなぁと思いました。

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深夜らじお@の映画館

acideigakan at 15:08│Comments(4)clip!映画レビュー【さ行】 

この記事へのトラックバック

1. ジョゼと虎と魚たち ≪障害者役でヌード、日本じゃそれだけで評価される≫  [ シオぴ&ミツのレンタル☆キャット ]   2006年09月17日 17:45
3 どうも、ミツです。 評価:60点 ジョゼと虎と魚たち監督:犬童一心出演:妻夫木聡 , 池脇千鶴 , 上野樹里 , 新井浩文Story田辺聖子の同名小説を犬童一心が映画化。妻夫木聡、池脇千鶴共演で贈るピュアで切ない恋物語。ある日....

この記事へのコメント

1. Posted by ち〜ぼ   2006年09月17日 17:10
(^.^)ども!
おばぁが死んだ辺りからですかね?誰もジョゼの強さにかないません。皆、その強さに頼ってしまうのです。
2. Posted by ミツ   2006年09月17日 17:55
こんにちは!

自分も世間一般ほどの評価の高さは感じませんでした。障害者ものにありがちなベッタベタな展開にせずに、シビアな方向性にしたのは面白かったんですけどね。
3. Posted by にゃむばなな   2006年09月17日 23:11
ち〜ぼさん、コメントありがとうございます。

確かにジョゼは最後まで弱音を吐かなかったですね。だから余計に妻夫木クン演じる主人公が弱く見えたんですね。
なかなか奥が深いですね。
4. Posted by にゃむばなな   2006年09月17日 23:15
ミツさん、いつもコメントありがとうございます。

ベタベタなものにせずシビアなものにしたのは私も面白いと思いましたが、それを最後まで見せきれなかったのが残念でしたね。

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