2007年01月01日

『リトル・ミス・サンシャイン』

リトル・ミス・サンシャインあけましておめでとうございます。本年もいろんな映画を肴に楽しい時間を過ごしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

さて2007年一本目は先日ノミネートが発表されたゴールデングローブ賞のコメディ部門で作品賞候補にもなっている『リトル・ミス・サンシャイン』です。
勝ち組に憧れる父親、ダンマリを貫く兄、破天荒なヤク中の祖父、自殺願望のあるゲイの叔父、そんな家族を必死にまとめようと奮闘する母親が7歳になる娘オリーヴのミスコン出場のため、半ば仕方なしにカリフォルニアまで車に乗って旅をするというロードムービーです。大きな笑いや感動は特にありませんが、楽しくこじんまりとした感動のある心暖まる映画です。

始めは無理矢理家族全員参加で旅をするということで、家族にまとまりはなく車の中でも自分の意見をぶつけてばかりの言い合いばかり。しかし車を手押ししなければ動かなくなったあたりから徐々に家族のまとまりが出てくるくだりはすごく気持ちよかったですね。どんな小さなことでもみんなで成し遂げた時の喜び、そしてその喜びを分かち合える嬉しさ。仲間や家族を大切に思える瞬間ですよね。
ですからいざミスコンでダンスっていう時にオリーヴを出場されるかどうかで家族で口論になるシーンでは、家族の誰かのために言い合いができる喜びが伝わってきて、本当に家族っていいな〜と心から思えるものでしたよ。心が幸せになれた人こそが勝ち組なんですよね。

こういう複数の登場人物が終始スクリーンに映る作品は見る側としては必ず登場人物の誰かに感情移入したり、お気に入りができたりするものですが、この映画に関しては不思議とどの登場人物も好きになってしまいましたね。ミスコン会場に着いてから激走する叔父さんも、ニーチェを敬愛するあまり筆談が多くなる兄ちゃんも、おじいちゃん直伝のセクシーダンスを披露するオリーヴもみんな好きです。ですからラストの家族でダンスシーンは私も思わず手拍子したくなるほどに楽しめましたよ。心がひとつになるって本当に気持ちいいことですよね!

あとこの映画は非常に無駄のない映画でもあると私は思いました。オープニングではあんな短い時間で登場人物全員のキャラを端的にかつ分かりやくす説明したり、小さな出来事を積み重ねることで徐々に家族全員が成長し、かつまとまっていく様子には監督のうまさを大いに感じました。この映画は何度も見たくなる映画であり、また何度見ても飽きることのない、見るたびに新しい発見ができる作品ですね。DVDが発売されたら是非手に入れたいですよ!

深夜らじお@の映画館は今年も「No Cinemas,No Life」です。

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この記事へのコメント

1. Posted by ちゃぴちゃぴ   2007年01月01日 21:04
この映画も、評判いいですよね。
家族愛系の映画なんですね〜。
たぶん、DVDになってしまいそうですが、覚えておかなくっちゃ!
2. Posted by ジグソー   2007年01月01日 21:55
あけましておめでとうございますぅ〜

早くも映画レビューっすね!
1本目に素晴らしいのを持って来ましたね♪

この映画のフーヴァー家は皆憎めない面々ですね。

観終わってもずっと心が暖かくなるいい映画ですよね!
3. Posted by あっしゅ   2007年01月01日 23:12
明けましておめでとうございます。あっしゅです!

おぉ〜!観られたのですね!
良かったでしょ。僕も2006年ベスト10に入れちゃいましたよ☆
にゃむばななさんの言うとおり、確かにこの映画は無駄がない!
最初から最後までずーっと観ていられました。最後のダンスシーンは家族が団結した瞬間でしたね。涙モノでした☆

では今年もよろしくお願いしますねぇ〜♪
4. Posted by にゃむばなな   2007年01月01日 23:23
ちゃぴちゃぴさん、コメントありがとうございます。

新年早々何かとお世話になりまして、申し訳ございませんでした。
これからもどうかよろしくお願いします。

この映画はほんとにこじんまりとまとまった素晴らしい映画なんで是非見てくださいね。
5. Posted by にゃむばなな   2007年01月01日 23:25
ジグソーさん、コメントありがとうございます。

いい人ばかりというよりは憎めないいい人ばかりという感じでしたね。
今年も昨年同様よろしくお願いしますね。
6. Posted by にゃむばなな   2007年01月01日 23:27
あっしゅさん、コメントありがとうございます。

あっしゅさんがベスト10に入れられた気持ちが映画を見てよく分かりましたよ。
これを評価せずして何を評価する!ってなくらいに素晴らしい作品でしたよ。
7. Posted by YUKKO   2007年01月02日 01:53
もう今年映画デビューですか。うらやましい。オリーヴ役のアビゲイル・ブレスリンちゃん来日した時の写真見たらほっそりとした美人でびっくりしました。映画の中では体にマットいれてたんですね。てっきりお腹ポッコリの子をオーデションで選んだと思ってました。
8. Posted by ミツ   2007年01月02日 04:48
あけましておめでとうございます!

今年もよろしくお願いしますね!

それにしても『リトル・ミス・サンシャイン』はどの感想を観ても評判が良いですね。かなり観に行く気になってきましたよ(笑)
9. Posted by いつもの人々   2007年01月02日 06:03
コメントありがとうございました!!
すごい!!的確にこの映画を評価されてます!!
う〜ん ぼかぁまだまだだなぁ

とにかく面白い映画でしたねっ!!

また遊びに来ます
10. Posted by にゃむばなな   2007年01月02日 19:26
YUKKOさん、コメントありがとうございます。

そうなんですか、来日したときにはあのポッコリお腹はなかったんですね。
あのお腹が7歳らしく等身大って感じがしてすごく好きでしたよ。
11. Posted by にゃむばなな   2007年01月02日 20:00
ミツさん、あけましておめでとうございます。

こちらこそ今年もよろしくお願いいたします。

この映画は評判通り、いやそれ以上にいい映画でしたので是非見てくださいね。
オススメしますよ!
12. Posted by にゃむばなな   2007年01月02日 20:01
いつもの人々さん、コメントありがとうございます。

いや〜、そういうふうにお褒めいただくとすごくうれしいですよ。
これからもよろしくお願いいたしますね。
13. Posted by orange   2007年01月05日 00:16
明けましておめでとうございます。

この作品で新年を迎えたいと思うほどに素晴らしい作品でした。
どう形容したら良いかは分からないのですが・・・とにかく大好きな作品の一つになりましたね。
にゃむばななさんのおっしゃるように、この作品に出てくる6人の事は本当に誰もを好きになってしまう不思議な魅力も持ち合わせていると思います。
黄色いバスに心を持っていかれましたね♪
14. Posted by にゃむばなな   2007年01月05日 20:41
orengeさん、あけましておめでとうございます。
そしてコメントありがとうございます。

そうですか、私も同じように黄色いバスに心を持っていかれましたよ。
久しぶりに大切な人たちとドライブしたくなる、そんな楽しい作品でしたね。
15. Posted by ミツ   2007年01月06日 23:12
こんばんは!
コメント&TBありがとうございました!

仰る通り、オープニングが巧かったですよね。多くの登場人物の特徴、弱点を見事に短時間で見せてくれました。またここでかかっている音楽がとても良いんですよね!あのおかげですんなりと映画に入り込むことができましたよ。

ゴールデングローブも気になりますが、やっぱりオスカーにも絡んでくるんでしょうかね?
16. Posted by にゃむばなな   2007年01月06日 23:31
ミツさん、コメントありがとうございます。

あのオープニングの巧さは素晴らしいの一言に尽きますよね。これだけ巧く、そして心温まる映画がオスカーに絡んでくれるとすごくうれしいですよ!
17. Posted by 未来   2007年01月17日 23:07
こんばんは。
私も全てのキャラクターに愛情を感じました。
みんな個性豊かで憎めないヤツばかり!
無駄の無い作り方〜〜中だるみも無く、始終目が離せなかったです。
心暖まるいい映画でした♪
18. Posted by にゃむばなな   2007年01月17日 23:50
未来さん、コメントありがとうございます。

こういう心温まる映画が評価され、かつ大ヒットしてくれるような土壌に日本も早くなってほしいものですよね。
19. Posted by ゆかりん   2007年10月29日 23:26
こんばんは♪
とても良いお話でした。
ひとりだけに感情移入しすぎないのがいいですよね。
それぞれのエピソードも良かったです。
見終わったあとに幸せな気持ちなりますね。
20. Posted by にゃむばなな   2007年10月30日 23:55
ゆかりんさん、コメントありがとうございます。

ピンクのバスに興味はなくても、この映画を見たら是非黄色いバスには乗りたくなってしまいますよね。
本当に幸せな気持ちになる映画でしたよ。
21. Posted by himagine   2009年10月02日 22:14
こんばんは。
確かに、どの登場人物も好きになってしまう
不思議な作品でした。

僕は最近DVDで観たのですが、
映画館で皆で共有出来たら、もっと楽しかった系の
映画かなとも思いました。
22. Posted by にゃむばなな   2009年10月03日 20:38
himagineさんへ

そうですよね。この映画は是非映画館で味わいたい雰囲気のある作品でしたよね。

こういう作品がもっと映画館で見れるように、日本の映画興行界も盛り上がってほしいものです。

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