2007年01月13日

『39 刑法第三十九条』

39刑法第三十九条もうすぐ周防正行監督の『それでもボクはやってない』が公開されるということで、同じく日本の現行法律に関する映画ということで『39刑法第三十九条』を今日の肴にしたいと思います。
この映画は2001年の大阪教育大学附属池田小学校児童殺傷事件でも一部マスコミで取り上げられた社会派ミステリー作品です。

物語はとある殺人容疑で逮捕された柴田という男には事件当時の記憶がなく、裁判が始まると弁護側は精神鑑定を依頼、やがて彼は多重人格と認定されます。しかし鑑定を行った教授の助手を務める香深は被告人の精神障害は演技であると直感で疑い、独自の調査で被告人柴田の内面に迫っていくというものです。

そもそも刑法第三十九条とは心神喪失者や心神耗弱者に対してその罪を問わなかったり減刑したりするというもの。拡大解釈すれば病気なら何してもいいとも言える恐ろしい条文です。『デスノート前編』でも月が拾ったデスノートで一番始めに殺した人物もそういう法律の抜け穴を使っていましたよね。また『真実の行方』でもエドワード・ノートン演じる彼もまた同じようなトリックを使った人物でしたね。
いかにも加害者よりなこの法律に対して皆さんはどう思いますか?というタッチで作られていることもあって映画としてはすごく考えさせられる作品です。

だいたい病気であろうとなかろうと犯した罪は消えませんよね。被害者側からすれば加害者が心神喪失だとかそんなこと関係ないですし、本来弱者を守るはずの法律がその役目を果たさないばかりに物的補償のみならず心的補償も受けれない人が増えるというのはおかしいです。法律は社会の基本ルールのはず。それが犯罪を助長するようなものになるなんて、とても悲しいことです。もし私がこの柴田という男の立場ならば同じことをしていたかも知れませんね。それくらいこの法律には大いなる疑問を感じます。

そしてこの刑法第三十九条の拡大解釈はある意味少年法にも共通するところがあると思うのですよ。少年法は未成年なら基本的に何しても法的に責任を負わないでいいわけですよね。最近は犯行内容により刑事処分相当などと言われていますが、19歳と20歳で同じ罪を犯して裁かれる法律が違うというのはおかしくないですか。飲酒・喫煙・選挙権以外で19歳と20歳で何が違うのか、明確な基準などないのに・・・。
いったいこの国の法律は誰を守るためにあるのか?法律が本来の役目を果たすものにならない限り、こういった映画がこれからも作られていくのでしょうね。

深夜らじお@の映画館は刑法第三十九条と少年法があまり好きではありません。

acideigakan at 18:01│Comments(0)clip!映画レビュー【さ行】 

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