2007年01月27日

『レッド・ドラゴン』

レッド・ドラゴン『羊たちの沈黙』の前章であるこの作品。マイケル・マン監督が以前撮った方は見ていないので何とも言えませんが、このブラット・ラトナー監督作品に関して言えば可もなく不可もなくといった感じでしたね。やっぱり職人監督は何を撮っても及第点は確実に稼ぎますね。

かつては精神科医ハンニバル・レクターに助言を受けていたウィル・グレアム捜査官は偶然知りえた情報からレクターを逮捕するも、それがきっかけで精神的疲労が募り現役を引退。捜査とは無縁の栄活を送る彼のもとにある日、かつての上司のジャック・クロフォードが訪れ連続一家惨殺事件の捜査協力を願い出ます。仕方なく捜査に加わるウィルでしたが、なかなか割り出せない犯人像にやむなく拘束中のレクターのもとに意見を聞きに行くことになります。ちょうどその頃ダラハイドという男がある盲目の女性に近づき始める・・・という物語です。

『ハンニバル』に続き、この作品も原作を読んでから映画を見ました。今回は映画は原作に忠実に描かれているものの、全体的に原作を2倍速くらいの早送りにしているような「せわしさ」を感じてしまったのは残念でしたね。個人的にはフィリップ・シーモア・ホフマンが車椅子で火達磨になるシーンはもう少しじっくり見せてほしかったですもん。あのシーンは少し唐突すぎましたね。

そして最も残念だったのはレイフ・ファインズです。彼が演じるダラハイドは厳しい家庭で育ち、醜いつぎはぎ顔をしているためコンプレックスの塊と化した男です。彼が盲目の女性に心を開きかけたのも、自分の醜い顔を見られずに話ができる女性だからという背景もあるからなんですよね。

ところがレイフ様のダラハイドの顔立ちは綺麗すぎます!あんな整った顔立ちでコンプレックスだらかの殺人鬼なんて無理がありすぎます。ちょっと殺人鬼としての怖さに欠けていましたね。

ただこの映画は素晴らしい点は何と言っても俳優陣の豪華さです。エドワード・ノートン、ハーベイ・カイテルのコンビにアンソニー・ホプキンス。この3人だけでも十分でしたよ。
特にウィルが拘束されているレクターと体育館みたいな場所で対峙するシーンは、暖かい日の光が注がれているのに妙な恐怖感があるんですよね。一歩間違えればレクターの餌食になる・・・。そんな様子が見事に表現されていたと思います。

そしてあのラストシーン。期待通りであり、できればこれからハンニバルに面会する「彼女」の後姿だけでも見たかったかな?とも思えるシーンでしたね。

深夜らじお@の映画館は大阪に縁のあるエドワード・ノートンが大好きです。

acideigakan at 19:10│Comments(8)clip!映画レビュー【ら行】 

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この記事へのコメント

1. Posted by 由香   2008年09月12日 17:39
こんにちは!
にゃむばななさんも原作を読まれたんですね〜
私も随分昔に読みましたが、確か凄く面白かった気がします。
で、、、映画も凄く好きです!
多分サスペンスの展開の仕方が好みなんだと思います。
ただ、やはりダラハイドが綺麗過ぎましたね〜とてもコンプレックスを感じているようには思えない!!(笑)

ハンニバルも原作を読まれたんですね〜ちょっとお邪魔させて頂きました♪
原作は独自の雰囲気があって面白かったですが、映画はイマイチでした〜
何だか原作を趣味悪く描いた気がして、、、ラストも変えてあったので、映画を観てガッカリした覚えがあります。
2. Posted by にゃむばなな   2008年09月12日 20:37
由香さんへ

ダラハイドの綺麗すぎる顔は原作のよさを無にしたと思いましたよ。
ちなみに『ハンニバル』に関してはやはり原作の秀逸さを製作陣が理解していなかったことが原因なのではないでしょうか?
3. Posted by ディープインパクト   2009年10月25日 17:47
 こんばんは。確かにレイフ・ファインズはもっと醜い男にしないと駄目ですね。口を整形したぐらいでは、障害に悩まされている内に入らないですね。
 それと、僕は『羊たちの沈黙』は映画も原作も読んでいるんですが、実は続編の『ハンニバル』は映画は面白いですか。実はまだ観た事が無いので。いずれ観ると思いますが、観るのにそれなりの覚悟がいるので。お願いします。
 それとゴルフが上手なんですね。70台でまわるのは凄いですね。
4. Posted by にゃむばなな   2009年10月25日 20:03
ディープインパクトさんへ

『ハンニバル』は原作の方がはるかに面白いです。
映画はリドリー・スコット監督自身が企画をいただいたときに、カルタゴのハンニバル将軍の映画と間違えたくらいですから。

それとやはりクラリスがジョディ・フォスターでないのは残念でしたね。
5. Posted by ディープインパクト   2009年10月26日 14:55
 質問に応えていただきありがとうございます。
 そんな裏話があったんですか。原作を読んでから映画を観るとこにします。
 
 
6. Posted by にゃむばなな   2009年10月26日 20:30
ディープインパクトさんへ

映画と原作ではストーリーの構成が一部大きく違ってますので、原作を読まれてから映画を見ると「何だかなぁ〜」な気持ちになってしまうかも知れませんよ。
事実私がそうなってしまいましたから。

それと『ハンニバル』にジョディ・フォスターが出演しなかった理由は、この作品におけるクラリス・スターリングは彼女が演じた『羊たちの沈黙』のクラリスとは別人だ!とお怒りになったからなんです。

その辺りも踏まえて原作や映画に触れてみてくださいね。
7. Posted by zebra   2011年04月30日 15:45
ハンニバルから続けて コメントします。

やはり、クラリス=ジョディ・フォスターでレイフは殺人鬼にしては顔立ちが綺麗すぎてムリがあると イマイチですね。
8. Posted by にゃむばなな   2011年04月30日 20:02
zebraさんへ

レイフ・ファインズが自らあの顔を汚くするくらいの覚悟がなかったのが残念でしたね。
やはり製作側が原作に忠実にいくか、俳優のリクエストを聞くかで迷ってしまったのでしょう。

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