2007年04月09日

『初恋のきた道』

初恋のきた道チャン・イーモウ監督の初恋三部作の中で一番人気があり、チャン・ツィイーのデビュー作でもあるこの作品。当時は張芸謀監督と恋仲にあった章子怡は「第2のコン・リー」なんて呼ばれてましたが、コン・リーとはまた違う独特の可愛らしさのある女優さんでしたね。今の章子怡は冷たい感じのあるきれいな女優さんといった雰囲気で、映画ファンとしてはこの頃の彼女が懐かしいです。くぅ〜!!

中国政府の下方政策により都会からやってきた若い教師ルオ・チャンユーに恋して、その想いを伝えようとする18歳の少女チャオ・ディ。文盲の彼女は手作りの料理の数々にその想いを込めて彼の弁当を作り始めます。やがてその気持ちに彼も気づき、いつしか二人の心は通じ合いますが、文化大革命という時代の荒波が押し寄せ二人は離れ離れに…というお話ですが、この映画は本当にいい映画です。
特にこの邦題が可愛らしくてよろしいですね。チャン・ツィイーの女の子走り同様に映画も可愛らしくて、も〜おっちゃんは見ているだけで幸せですわ!!

現代を白黒映像で描き、過去を色鮮やかに描く監督のセンスもいいのですが、やっぱり中国の広大さを示す、あの一本の長い道に様々な意味を持たせているところがすごく素敵だと思います。
タイトル通り初恋の人がやってきた道、その人が去っていった道、そしていつの日か帰ってきてくれる道。遠い遠い都会まで続くその道でひたすら待ち続ける彼女の姿には、我々が忘れかけている「美しい心」があったような気がします。

最近はケータイが当たり前になって待ちぼうけなんてこともなくなりましたが、ケータイがない頃はいつ来るか分からない相手をひたすら待つことも時には楽しくもあったんですよね。相手が来たらまず何をしようかな?などと色々と考えていることがすごく楽しくて、本当ならヒマでしんどいだけの時間もあっという間に過ぎてしまうあの感覚。不便な時代だからこその良さってもんだと思います。

ですから長い長い時間待ってようやく再会できた相手だからこそ、その想いも自然と強くなるんでしょうね。葬式用の布を自分で織ると言い張るディおばあちゃんの愛など、思い出がいっぱい詰まっているからこそ古いものを大切にしようとする心に深く感動した映画でした。

深夜らじお@の映画館は張芸謀監督の女優を見る目は確かなものだと思っています。

この記事へのトラックバック

1. 初恋のきた道  [ ☆彡映画鑑賞日記☆彡 ]   2007年04月09日 22:31
 コチラは、こっちゃんの金犬賞受賞作品なんですよねぇ〜。やっと観れましたぁ〜♪もちろんあたしも満天のお★様ですっ!  邦画好きさんの感想にもあるのですが、現在がモノクロ、過去がカラーとちょっと一風変わった表現をしているんだけど、過去の村の風景もユーシェ....
2. 初恋のきた道  [ 1-kakaku.com ]   2007年04月13日 16:12
中国映画界の巨匠チャン・イーモウ監督が『あの子を探して』に続き、素朴な感動のテイストをもって描いたラブ・ストーリー。父の死で帰省した青年が、母と父のなれそめを追想していく。若き日の母=18歳の少女デイ(チャン・ツィイー)は、村にやってきた小学校教師チャン...
3. 映画(初恋のきた道)  [ 茸茶の想い ∞ ??祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり?? ]   2007年04月16日 01:09
BS2で、いつか見た映画を放送していたので思い出しました。 教師として赴任してきた20歳のルオ・チャンユー(チョン・ハオ)と村に住む18歳のチャオ・ディ(チャン・ツィイー)の恋の物語だ。 息子ユーシェンが父と母の思い出を回想しながら展開する。 ...
4. 「初恋のきた道」  [ 「青と緑の真ん中」 ]   2007年05月21日 19:54
号泣です・・。 製作年:1999年 監督:チャン・イーモウ 出演: チャン・ツィイー チャオ・ディ(若き日の母) チョン・ハオ ルオ・チャンユー(若き日の父) スン・ホンレイ ルオ・ユーシェン(私) チャオ・ユエリン チャオ・ディ(老母) ...
5. 「初恋のきた道」-カップルで観に行こう 10  [ 晴雨堂の耕晴雨読な映画処方箋 ]   2008年01月02日 09:55
ひとつ間違えばストーカーだけど・・。        いまや国際的女優になる章子怡氏(チャン=ツィイー)のデビュー作になるのかな? 監督は張藝謀氏。素朴で清涼な恋愛物語での..

この記事へのコメント

1. Posted by あかひ   2007年04月09日 22:32
この映画も観ようと思いつつ未見です。

会えないから、声が聞けないからつのる思いってありますよね〜。いつも何してるか知ってるから思いが通じているわけではないんですよね〜。
そんな事考えそうなこの映画観てみたいです!
2. Posted by miyu   2007年04月09日 22:34
何とも言えない初恋の甘酸っぱさを
感じられる名作ですよねぇ〜♪
そっかぁ時には待つ事も必要なのかもしれませんね。
昔から「会えない時間が〜」って言いますものね。
3. Posted by にゃむばなな   2007年04月09日 23:07
あかひさん、コメントありがとうございます。

そうですか、あかひさんはまだ未見なんですね。
ということはこれからあの感動を味わえるんですね。
なんだか少し羨ましく感じます。

そう思えるくらい、この映画はいい映画ですよ!
4. Posted by にゃむばなな   2007年04月09日 23:13
miyuさん、コメントありがとうございます。

待つことも大事だなぁ〜と思えることは本当にいいですよね。
最近は人待ちしていると煙草の本数だけが増えて…
甘酸っぱさの欠片もない不健康な日々です。
なんだか淋しい
5. Posted by あっしゅ   2007年04月09日 23:37
こんばんわ!にゃむばななさん!

ボクもこの映画観ましたよ!(アップはしてないけど、、、)。
このチャン・ツィイーってかわいいですよね!
好きな彼をひたすら待ち続ける、、、。来るっていう保障はないのに、、、。
そのひたむきさに感動したのを覚えています!
愛するって素晴らしいことですよね!
6. Posted by にゃむばなな   2007年04月10日 20:09
あっしゅさん、コメントありがとうございます。

そうですね、あのひたむきさは彼女をより可憐に、そして可愛らしく見せましたよね。
あの辺りが分かっている張芸謀監督とは以外と「萌」について熱い会話ができるかもしれませんね(笑)
7. Posted by YUKKO   2007年04月10日 22:26
今当時のパンフレットを見たら、チャン・ツィイーの幼い可愛さに溢れた笑顔がありました。今や妖艶といっていいくらいの美女になりましたが、この映画の彼女は本当にひたむきでしたね。ところで、私はこの映画を見た映画館があるビルで「初恋のきた道」ディナーを食べました。ねぎ餅が美味しかった記憶が・・。映画の記憶より食べ物の記憶が強烈だとは・・・!
8. Posted by にゃむばなな   2007年04月10日 23:31
YUKKOさん、コメントありがとうございます。

ぬわぁ〜んですとぅ!
「初恋のきた道」ディナーたるものがあったんですか?
うぅ〜なんちゅう羨ましい体験…。
ちなみにそのビルってシネ・リーブルやガーデンシネマが入っている梅田スカイビルですか?
9. Posted by YUKKO   2007年04月11日 00:27
そうです。梅田スカイビルです。時々映画にちなんだディナーがあるのです。でも、体験したのはこの「初恋のきた道」ディナーだけです。だってこの映画のなかで食べ物は重要だから、再現したのが食べたかったのです。
10. Posted by にゃむばなな   2007年04月11日 19:26
YUKKOさん、またまたコメントありがとうございます。

梅田スカイビルではそんなイベント事をしているんですね。映画をより楽しむ環境が整っているのが羨ましいかぎりです。

やっぱり都会は洒落てますね〜。ファミリー映画中心の郊外とは大違いですよ。
11. Posted by あかひ   2007年05月21日 19:59
こちらにも。
久しぶりに悲しい涙じゃなく感動の涙が出ました。亡き人を想う人に感動したのは初めてかも・・。
昔の人が純粋で単純であったころは今の複雑な社会にいるより幸せかもしれないですね・・。
12. Posted by にゃむばなな   2007年05月21日 21:30
あかひさん、コメトありがとうございます。

そうですね、純粋で単純な時代だったからこそ複雑な現代よりも幸せをより感じられたのかも知れませんね。
こういう時代に生きた人たちを描いた映画は本当にいいですよね。

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
昨日の訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

※オススメです♪※
『KANO~1931海の向こうの甲子園〜』主題歌
ぷろふぃ〜る

にゃむばなな

Twitter始めますた
nyamu_bananaをフォローしましょう
livedoor 天気
ちょいとした広告掲載