2007年05月11日

『ザ・カップ 夢のアンテナ』

ヒマラヤ山麓にあるチベット仏教のブータン王国の映画で、監督も出演者もほとんどが本物の修行僧という異色さ。ですが実際に見てみるとそんな異色さなど気にもならないほど純粋で気持ちのいい映画でした。

物語はいたって単純です。始めは先生たちの目を盗んで真夜中に放送されていたワールドカップを見ていた少年僧たちでしたが、ひょんなことから先生に見つかり放送が見れなくなってしまいます。何としても決勝戦だけは見たいと考えた結果、少年僧たちは先生に直談判。
世界が真夜中にカップ(おわん)をめぐって争いごとをしていることに疑問を感じながらも、決勝戦を見たら修行に励むことを少年僧たちに約束させる先生。かくして決勝戦を見るためテレビの機材集めなどに奔走する少年僧たちでしたが、一人寂しそうにしている少年僧が・・・というものです。

仲間と協力して何かを成し遂げるということは誰しも学生時代に経験していることですが、でもその経験の中で目的達成よりも大切なものがあるということに気付いた人は少ないと思います。
というのも成果主義のこの世界では結果が全てです。加えて物と情報が氾濫しているため、もはやTVやケータイがない生活なんて考えられないものになっていますよね。結果とTVの話題やメールなどで作られている人と人の繋がり。この映画の主人公たちのように本来の目的を捨てる覚悟をしてまでも守るべき絆があるということがすごく羨ましく感じました。

ワールドカップの決勝戦を見ることも大切。だけどそれよりも大切なことは映画の中にも出てきたチベット仏教の教えである「自分を思うように他人を思うこと」。
『ALWAYS三丁目の夕日』を見たときも思いましたが、物や情報がたくさんあるから幸せなのではなく、他人への配慮と感謝の心で繋がりを強く感じれるから幸せと思える。それが我々が本来あるべき姿なんでしょうね。

深夜らじお@の映画館は遠き昔に失った純粋な心を取り戻したいです。

acideigakan at 18:10│Comments(0)clip!映画レビュー【さ行】 

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