2007年05月22日

『ネバーランド』

ネバーランド誰もが知っている永遠の名作『ピーターパン』の誕生秘話・・・それはとても繊細で心温まるストーリー。この映画を見ると大人になったピーターパンが主役の『フック』が物凄い駄作に感じるかも知れないくらい、それくらい素晴らしい映画だと思います。

なぜピーターパンは大人にならないのか・・・。この映画を見るまでは『ピーターパン』という作品における最大の謎でした。大人になるのが嫌だとか、子供の方が気楽でいいとか、取って付けたような言い訳染みた説明があるのかと思っていましたが、本当の理由は「大人にならなくてもいい」という作者の親心だったというのがすごく新鮮味がありました。

親を失くそうとしている、とある少年とその兄弟に悲しみと闘うための豊かな心を持たせるために生まれたこの『ピーターパン』という名作。ラストで少年の家で上演された『ピーターパン』の劇はすごく感動的でした。
本来なら舞台より狭い部屋で上演する訳ですから多少陳腐な出来になっても仕方ないものが、なぜか舞台よりも広いところで演じられているような広い世界観を感じさせてくれたところがすごく素敵でした。旧い気質の祖母が上演終了後、一番に拍手するのもにも感動しちゃいました。『ピーターパン』という作品は子供だけでなく、子供をいう時代を経験してきた全ての人に共感してもらえるからこそ永遠の名作なんだと理解できる、素晴らしい劇中劇だったと思います。

またこの映画で2年連続アカデミー主演男優賞にノミネートされたジョニー・デップもすごく良かったです。ちょっと浮世離れした感じが『妹の恋人』の時みたいで、もしかしたら公園でまた帽子と追いかけあいでもするのでは?と思わせるくらいでした。ジェームズ・バリという作家が実際にこのような感じの人であったかまでは私は知りませんが、それでもジョニー・デップが演じることですごく優しさと親しみのあるキャラになっていたと思います。そういう演技ができるところがやはりジョニー・デップの凄さなんでしょうね。

本当に『ピーターパン』という作品の素晴らしさを再認識できる映画です。そしてこれは一部の年齢層の方にしか分かってもらえないことですが、改めて相原勇もピーターパンをまた見たくなりました。

深夜らじお@の映画館はジョニー・デップという役者も大好きです。

acideigakan at 18:00│Comments(4)clip!映画レビュー【た行】 

この記事へのトラックバック

1. ★「ネバーランド」  [ ひらりん的映画ブログ ]   2007年05月22日 23:02
なにげにジョニデ・ファンのひらりん。 アカデミー賞前までには見とかねば・・・と。 早くしないと終わっちゃいそうなタイミングでしょ。 ということで、またまたチネチッタのナイト・ショウに見参っ。 いつものTOHOシネマズじゃ、そもそもやってないしーーー。 2004...
2. ピーターパン ネバーランド 大人になると星になるはコレ  [ ニュースはコレ ]   2007年07月07日 13:19
ピーターパン リターン トゥ ネバーランド ポスター商品価格:1,701円レビュ...
3. ネバーランド  [ ☆彡映画鑑賞日記☆彡 ]   2008年03月07日 20:42
 『ピーター、そこは夢がかなう場所なんだ。信じれば、必ず行ける。』  コチラの「ネバーランド」は、あの緑色の衣裳でお馴染み永遠の少年こと「ピーター・パン」、その誕生に隠された事実に基づく感動的な物語を映画化したヒューマン・ドラマです。  主演は、ジョニ....
4. 「ネバーランド」  [ 心の栄養♪映画と英語のジョーク ]   2008年10月26日 19:16
1903年のロンドン。新作の不評で気落ちしていたジェームズ・バリ(ジョニー・デップ)は、散歩に 向かった公園で若い未亡人のシルヴィア(ケイト・ウィンスレット)とその4人の幼い息子たちと出会う。 少年たちと打ち解けていくジェームズは、中でも冷めた物言いで少年らし...
5. ネバーランド  [ Addict allcinema 映画レビュー ]   2009年09月03日 06:33
ピーター、そこは夢がかなう場所なんだ。信じれば必ず行ける。
6. 「ネバーランド」 カップルで考えよう  [ ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋 ]   2009年11月10日 19:33
「ネバーランド」 ピーターパン誕生秘話   【原題】FINDING NEVERLAND 【公開年】2004年  【制作国】英・米  【時間】100分  ??.
7. 「ネバーランド」 号泣ひとりジョニデ祭り  [ ノルウェー暮らし・イン・London ]   2010年06月18日 18:11
ひとりジョニデ祭りをしよう♪・・・・・・と言いながら、なかなかDVDをゲットできずにいた私。 そういえば、当時はどういうわけか、興味が持てなくて観てなかった「ネバーランド」 何で観なかったんだろう私? こんなに号泣する映画だったとは!  「ネバーランド」 (...

この記事へのコメント

1. Posted by YUKKO   2007年05月24日 00:10
バリって人はずっと子供でいたかったのではないでしょうか。この見果てぬ夢を持ち続けるバリが少し痛々しい気もしました。ジョニー・デップの抑えた静かな演技が印象的でした。
2. Posted by にゃむばなな   2007年05月25日 19:25
YUKKOさん、コメントありがとうございます。

確かに彼が置かれていた状況は現実逃避したくなるものでしたからね。
人は現実から夢の世界へ逃げて、元気になるとまた現実へと戻る…何とも哀しい輪廻です。
3. Posted by ノルウェーまだ〜む   2010年06月18日 18:26
にゃむばななさん、こんにちは☆
ひとりジョニデ祭り開催中なので、古い記事に失礼します。
「大人にならなくていい」なるほどです!
毎度にゃむばななさんの的確なレビューに関心しますが、その通りですね。
辛い現実を乗り越えるために、ネバーランドの世界に行くのは決して悪いことではないのでしょうが、子供が子供らしくなくてはいけないというのは、ちょっと・・・と思ってしまいました。
4. Posted by にゃむばなな   2010年06月18日 20:23
ノルウェーまだ〜むさんへ

「ピーターパン」はなぜ大人にならないのか?ではなく、大人にならなくていいという結論に達した上で作品を書かれたこの作者の深い愛情にヤラレちゃみましたね。
やっぱり子供は子供らしく。これが一番ですよね。

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
昨日の訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

※オススメです♪※
『KANO~1931海の向こうの甲子園〜』主題歌
ぷろふぃ〜る

にゃむばなな

Twitter始めますた
nyamu_bananaをフォローしましょう
livedoor 天気
ちょいとした広告掲載