2007年06月04日

『キング・アーサー』

キング・アーサー西洋史上最大の伝説と謳われ、全ての英雄の原点とも呼ばれたアーサー王物語の映画化と聞けば、誰もが期待してしまうのは当たり前。しかしこの映画、実際に見てみると演者が地味な方ばかりであまり印象に残りにくいものでした。
まぁ公開当時はクライヴ・オーウェンやキーラ・ナイトレイも知名度の低い俳優さんでしたから、仮に今改めて見ると少し違った印象が得られるかも知れませんけど。

もともとキング・アーサーに関しては諸説あり、架空の人物ではないか?という憶測説まで存在する方だそうです。しかしローマー帝国支配化にあったブリテンを残虐な侵略者であったサクソン人から守り抜き、12人の円卓の騎士と共に平和な王国を築き上げた人物として一般的に有名ですよね。
またどんな屈強な男でも実現できなかった「これを引き抜いた者は王となろう」と書かれた台座に刺さった聖剣エクスカリバーを引き抜いたという伝説や、カムランの戦いで討ち死にしたというエピソードも非常に有名です。

そして『ダ・ヴィンチ・コード』でも描かれていた、キリスト教の最大の謎とも言われる聖杯伝説にも結びつく要素も数多く、昨今では日本のTYPE-MOONが発売しているPC用もしくはPS2用ゲーム『Fate-stay night』でもその要素は用いられています。ちなみにこの『Fate/stay night』ではアーサー王は少女であったという仮説を基に設定された世界観なので、かなり面白いです。TVアニメ全24話も現在DVDで見れますのでご興味のある方は是非!

ということで、アーサー王伝説は諸説あり、そのどれもが凄く興味深いものなのですが、それが映画に反映されていなかったのがこの映画の悲しいところでしたね。
ジェリー・ブラッカイマーが製作している時点でそんな高尚なことは望んではいけないのかも知れませんが、やはり西洋史上最大の伝説であり、全ての英雄の原点である「アーサー王物語」を欧米人が映画化すると聞けば、期待しない方がおかしなものです。

でもよくよく考えてみればフランス史上最大の英雄ジャンヌ・ダルクをリュック・ベッソンが映画化した『ジャンヌ・ダルク』も駄作でしたし、やはりその国の英雄を映画化するというのは映画製作界にとっては鬼門なのでしょうか?
ちなみに日本史上最大の英雄って誰かな?と考えてみましたが、源義経あたりしか思いつきませんでしたね。あとは歌手の村田さん、野球の野茂さん・・・って、それはみんな「ひでお」さんですから〜!残念!

深夜らじお@の映画館は伝説の英雄物語が大好きです。

acideigakan at 18:00│Comments(8)clip!映画レビュー【か行】 

この記事へのトラックバック

1. キング・アーサー  [ ☆彡映画鑑賞日記☆彡 ]   2009年11月11日 22:38
 『史上最強の男たちが惚れた男。』  コチラの「キング・アーサー」は、史上最強にして最大の王アーサー(クライヴ・オーウェン)の偉大なる誕生の瞬間を描いたジェリー・ブラッカイマー製作のヒストリカル・アクションです。主演は、クライヴ・オーウェン。共演は、キ....

この記事へのコメント

1. Posted by ちゃぴちゃぴ   2007年06月04日 20:41
そうですね、今、観たら感じが変わったかもしれませんね。
でも、クライブさんは、イマイチ華がない感じがする。
氷河のとこのシーンじゃなかったかしらん?(この映画だと思うんだけど)
それだけが印象に残ってる。
円卓の騎士死んでいいのかぁ〜〜?
ランスロットは、死んだらあかんやろーって思ったんですがねぇ。
これ、人に、「ヒマなら観てもイイと思う」といってしまった事があります。
2. Posted by にゃむばなな   2007年06月04日 21:55
ちゃぴちゃぴさん、コメントありがとうございます。

ははは〜、「ヒマなら観てもイイと思う」映画ですか。ほんと、そんな感じですよね。
円卓の騎士をもう少し魅力的に描いてほしかったですよね。
3. Posted by YUKKO   2007年06月04日 23:53
本ではアーサー王と王妃グイネヴィアと騎士ランスロットとの三角関係が描かれて、夢中になって読破したんです。でも、映画では恋愛に関しては全くといっていいほど描かれず、がっかりしました。クライヴ・オーウェンがこの映画では全くオーラがなく、地味でした。でも、ランスロット役のヨアン・グリフィスは格好いいと思ったのですが、あまりブレイクしませんね?
4. Posted by にゃむばなな   2007年06月05日 00:33
YUKKOさん、コメントありがとうございます。

そうですね、ヨアン・グリフィスはこの映画以降スクリーンで見かけた記憶が全くないですね。
それと原作はやはりおもしろそうですね。まぁ全ての英雄物語に影響を与えたんですから、一度私も読んでみたいと思います。
5. Posted by Franchesca   2007年06月06日 11:10
うぉーーー地味でしたか???>役者
私は逆に当時はオーエンもナイトレイも超売れっ子ではなかったのに、先見の明があること・・・と思いました。だって騎士たちも今をときめくヨアン・グリフィス、マッツ・ミケルセン、ジョエル・エジャートン、レイ・ウィンストン、ヒュー・ダンシーですよー。一番無名だったレイ・スティーブンソンだってHBOの「Rome」でブレイクしたし、悪役はティル・シュヴァイガーにステラン・ステラスガルド!それっておいしすぎですよー。
私のguilty pleasureの一つです。ヨダレ流しながら観ちゃいます(笑)
6. Posted by にゃむばなな   2007年06月06日 15:44
Franchescaさん、コメントありがとうございます。

す、すごい…です
参りました〜!

この映画は何年かしたらまた見直さなくてはいけませんね。
7. Posted by miyu   2009年11月11日 22:39
ん〜確かにそのお国の英雄譚って意外と難しいのかもしれませんね。
ってか、そのお国の人には親しまれ過ぎて、
日本でも「義経」が何度も映像化されているように、
手垢まみれで手を出しにくいってのはひょっとしたら
あるのかもしれませんよね。
8. Posted by にゃむばなな   2009年11月12日 08:21
miyuさんへ

やはり英雄譚というのは、その英雄に対する愛が諸説ある話を一つに巧くまとめあげるもの。
その愛があんまり感じられなかったんですよね。

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