2007年07月04日

『シャドウ・オブ・ヴァンパイア』

シャドウ・オブ・ヴァンパイア吸血鬼映画の古典的傑作『吸血鬼ノスフェラトゥ』で主役のヴァンパイアを演じたマックス・シュレックは、実は本当の吸血鬼だったのではないか?という、いかにもヲタッキーでマニア魂をくすぐるこの映画。全編白黒映像にしていたり、ウィレム・デフォーの特殊メイクが凄かったりしたせいか、本当に吸血鬼があの時代にならいても不思議でないような気さえしましたね。

元々はこの脚本の映画化権を持っていたあのニコラス・ケイジ。映画ファンなら誰しもが知るヲタクの中のヲタク俳優さんです。最近は念願のアメコミヒーローものに主役として出演したり、熱烈なファンだったエルビス・プレスリーの娘と結婚してサンプル回収が終了するや否や離婚したりと大忙しですが、彼の性格から考えるとさぞかし彼もこの映画に出演したかったのではないでしょうか?

でも他の仕事が忙しかったのか、それともこの映画に自分が出演するのは作品的に良くないと考えたのか、彼はこの映画には製作でしか名を連ねていないんですよね。
まぁそれが功を奏したのか、一般ウケしてなおかつ映画ファンも満足させるいい感じの映画になっていましたよ。

私はまだこの『吸血鬼ノスフェラトゥ』は未見なのですが、この映画を撮ったムルナウ監督は徹底したリアリズムを追求していた監督さんらしいですね。そのためかジョン・マルコヴィッチが演じるこの映画のムルナウ監督は映画に対する情熱と同時にどこか凄く冷たい雰囲気も持ち合わせている、ちょっと不気味な存在として描かれているんです。映画出演のギャラは主演女優の生き血を吸うことでムルナウ監督の誘いに乗った吸血鬼マックス・シュレックよりも異様な怖さを放っていましたよ。
特に淡々とカメラを回すあのラスト。閃光除けのサングラスを掛けたムルナウ監督の姿が吸血鬼よりも人間味がなく、人の冷酷さをもっとも感じるシーンでした。

白黒の映像も芸達者な俳優たちも、ニコラス・ケイジのヲタク魂を満足させるだけでなく、たくさんの映画好きをも満足させる重要な要素になっていたと思える素晴らしい映画だったと思います。こういうちょっとマニアックだけど凄く興味深い映画がハリウッドでもっとたくさん作られるようになればと切に名がウばかりです。

深夜らじお@の映画館は白黒映像に独特の趣きを感じます。

acideigakan at 18:00│Comments(2)clip!映画レビュー【さ行】 

この記事へのコメント

1. Posted by キューブリッQ   2007年07月05日 11:19
確かまた新作やるんですよねぇ〜またデフォーがヴァンパイア役で★

なんか子供が見たら泣きそうな(笑
2. Posted by にゃむばなな   2007年07月05日 22:54
キューブリッQさん、コメントありがとうございます。

ただでさえ恐面の彼ですからね、逆にメイクしてヴァンパイアになったほうがまだマシな感じに見えてしまいますよ。

いい俳優さんだけに今後の活躍が楽しみです。

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
昨日の訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

※オススメです♪※
『KANO~1931海の向こうの甲子園〜』主題歌
ぷろふぃ〜る

にゃむばなな

Twitter始めますた
nyamu_bananaをフォローしましょう
livedoor 天気
ちょいとした広告掲載