2007年07月22日

『セクレタリー』

セクレタリーサンダンス映画祭で審査員特別賞を受賞したこの映画は、よく言えば偏屈な異色恋愛映画、悪く言えば単なる変態映画です。だっていきなりオープニングから首輪をつけて両手を拘束されたマギー・ギレンホールが、その格好で秘書業務をこなしているんですもん。これは何じゃい?ってな感じでしたよ。

作品そのものは素直におもしろい映画なので、是非たくさんの人に見ていただきたいのですが・・・正直なところ映画ファン以外の方にはあまりオススメできないです
というのも主人公のリーは精神病院を退院したばかりの自傷癖のある内向的で繊細な女性。そんな彼女が秘書として就職した弁護士事務所の弁護士グレイもまた内向的な性格の持ち主で、しかもリーの自傷癖を知った彼が行う秘書の教育方針は一風変わったおのばかり。一風変わったと言えば聞こえはいいですが、要は変態プレイです!

始めのうちは彼女の自傷癖を抑えるためグレイがリーのお尻を代わりに引っ叩くなどでしたが、終いには四つんばいになりながら口で書類を運ぶというプレイまで。しかもドSな性癖を持つリーはその教育方針を嫌がるどころか日に日に悦びを増し、彼を愛していくようになるんですもん。こんなSMストーリー、日本では絶対に映像化できないですし、そもそも興行的に成功するようなネタではないですよね。

でも『メリーに首ったけ』『40歳の童貞男』同様に、一見刺激的なネタの根底には相手を思いやるという美しい愛がきちんと存在しているのがいいんです。
相手を想うからこそ、干からびたミミズを手紙に挟むといった2人の間でしか通じないプレイをする。でもそこで生まれる相手は本当にこんなプレイを望んでいるのかという疑問。普通でないことは決して悪いことではないのに、どうしてもそう考えてしまうのが誰にでもあることですよね。

ですからラストでリーが彼への愛を証明するため三日三晩、ず〜っと机に手をついた状態でいるのには少しばかり感動さえしてしまいましたよ!だって婚約者だったピーターに邪魔されても必死になって机に戻ろうとするんですもん。自分の意思を最後まで貫き通した彼女の姿は本当に美しかったです。

その他にも女性の自慰行為やトイレに行かずおもらしするシーンなど、これまでの映画では描かれてこなかったシーンも満載で、かなり新鮮味のある作品でした。
やはり新人発掘を目的としたサンダンス映画祭だけあって、ここで評価を受けた作品は本当におもしろいです。でもあまり映画を見ない方にはオススメできないです

深夜らじお@の映画館は変態プレイも結構好きな人間です。

acideigakan at 16:16│Comments(2)clip!映画レビュー【さ行】 

この記事へのコメント

1. Posted by にいな   2007年07月22日 20:28
私はこれ最後まで観られなかったんです。なんか退屈で・・・途中でやめちゃいました。ジェームス・スペイダーが好きなので見たんですが・・・
でもそんな内容だったとは・・・・

す・・・すごいですね
2. Posted by にゃむばなな   2007年07月22日 21:47
にいなさん、コメントありがとうございます。

オープニングシーンで私はかなりやられちゃいましたね。
この映画、どこまで描いてくれるかな?と興味津々で見れましたよ!

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