2007年07月26日

『カンフーハッスル』

カンフーハッスルあらゆる意味で「ありえね〜!」な映画でしたね。公開日は元旦でしたし、出演者たちの見てくれの汚いし、そしてチャウ・シンチーのヲタク魂も全開。でもやってくれました、チャウ・シンチー!と手放しで喜べないところが少し残念でしたよ。

『少林サッカー』の勢いそのままに、今回は完全に「ドラゴンボール」にオマージュを捧げたような作りになっているこの作品。シンが伝説の功夫となり活躍するくだりは悟空がスーパーサイヤ人になるのと同じでしたし、伝説の殺し屋親父との対決はまさにフリーザと悟空の対決そのもの。本当にチャウ・シンチーはこういう日本のアニメが大好きなんだなぁ〜と感心さえしてしまいました。

ただこの映画で非常に残念だったのはあの貧民街である豚小屋砦に暮らす、かつてのカンフーの達人たちの活躍シーンが少なかったことです。
始めは達人たちが来る敵来る敵を次々と撃破し、すごく面白かったのですが、如何せんカンフーの達人が多すぎるため、全員の十分な見せ場を作れていませんでした。
しかも琴を弾く黒服の兄弟という強敵が現れると、達人たちが結構あっけなく負けてしまうのも少し拍子抜け。ストーリーが進むにつれてボルテージが上がっていった『少林サッカー』とは正反対にどんどん作品への熱が下がっていきましたね。

また『少林サッカー』で勇姿を見せたシン以外の4兄弟の活躍シーンもさほどなく、斧頭会の斧を持ってみんなでダンス♪は笑えたものの、それ以外に爆笑できるシーンもほとんどなかったのも残念な要素でした。
映画のパロディシーンも『シャイニング』の血のエレベーターシーンくらいしかなく、「ドラゴンボール」への愛は感じられても『少林サッカー』のようなチャウ・シンチーの好きなもの全てに愛を注ぎました!というものが全く感じられませんでしたね。

結局は『僕の彼女を紹介します』や『ロング・エンゲージメント』同様に、大ヒットしたことで集まった資金を監督が自分の趣味に投じてしまい、評価を落とすパターンに陥ってしまったことが残念でした。
でもチャウ・シンチーという映画人は非常に才能豊かな方だけに、次回作あたりで復活してくれるのではないか?と密かに期待しています。

深夜らじお@の映画館はありえねぇ〜な経験が最近少なくなっています。

acideigakan at 18:30│Comments(4)clip!映画レビュー【か行】 

この記事へのトラックバック

1. 「カンフーハッスル」  [ ひらりん的映画ブログ ]   2007年07月28日 00:50
05年正月に劇場公開して大ヒット?した作品。 監督・主演のチャウ・シンチーは「少林サッカー」の人。 2004年製作のアクション・コメディー、103分もの。 あらすじ以下ネタバレ注意↓(反転モード) 生きていくには悪にならねば・・・と、ギャング団の一員となること...
2. カンフーハッスル  [ 悠雅的生活 ]   2009年09月20日 19:32
豬籠城寨。獅咆哮。如来神拳。

この記事へのコメント

1. Posted by ミツ   2007年07月27日 07:59
こんにちは!

僕も『少林サッカー』に魅了された人間の一人なので、「イマイチ」だなんてカケラも思わず、観る前から「イマイチだろ」と言っていた友人の手を強引に引っ張って行きましたよ。結果、2時間後に僕はいたたまれない表情で「すまん…」と謝ることになったんですが(笑)

僕のもっともイマイチだった点は、主人公のシンに焦点が当たっていなかったことですね(脇役のキャラが強くてさらに霞む)。そんな状態でいきなり終盤でパワーアップして大活躍されても、それにノることは出来ませんでした。
2. Posted by にゃむばなな   2007年07月27日 21:33
ミツさん、コメントありがとうございます。

そうそう、主役のシンが前半全く魅力なしの上に活躍もなしだったんですよね。
それが後半急激に活躍するんですもん、違和感を感じるのは当たり前ですよね。
3. Posted by 悠雅   2009年09月20日 19:39
チャウ・シンチーの姿かたちや時折見せるキリッとした表情が好きになってしまって、
偶々放送されたので観てみたんですが…
わたしはへらへら楽しんでしまいました。

思えば、我が家も子供たちが『ドラゴンボール』を観てたけれど、
そんな時間は家事雑用をしていたので、わたしはほとんど観てなかったなぁと思います。
もちろん、登場人物の名前なんかは知ってるんだけど・・・
なので、これがドラゴンボールのオマージュ、と言われるまで全く気づきませんでした。
『少林サッカー』ももちろん守備範囲外なので振り向きもせずにいたんですけど、
機会があれば観てみますわ。
4. Posted by にゃむばなな   2009年09月20日 20:15
悠雅さんへ

私なんぞは『少林サッカー』からチャウ・シンチーの凄さとヲタクぶりを再認識したクチなので、この映画に関してはちょっと物足りなさを感じましたね。
逆に言えば、『少林サッカー』を最初に見たときの衝撃がそれほど大きかったということでもあるんですけどね。

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