2007年11月12日

『アイデンティティー』

アイデンティティー嵐の夜に豪雨により陸の孤島と化した一軒のモーテルで起こる連続殺人事件。一方で裁判の再審理を行おうと深夜に緊急召集された関係者たち。
共にこれまでにどこかで見たことのあるようなストーリーですが、この全く無関係に思える2つの話が一つになるあの巧みな展開。まさに「そうか、そういう展開方法があったのか〜」と唸ってしまうほどに鳥肌モノでしたよ。

この映画が公開された当時は、ジョン・キューザックが選ぶ脚本に外れなし!が続いており、その中でもこの作品は群を抜いて面白い作品だったと思います。そんな彼を中心に進むモーテルでの連続殺人事件。年齢も性別も性格も生きている環境も全く違う11人にいったいどんな共通点があるのか?
犯人の目星が全くつかないまま、このモーテルにいる11人が部屋番号順に殺されては、いつの間にか消えてしまっている被害者の遺体。
当初は池乃めだかさんではなく本物の名探偵ポアロみたいに事件が解決されていく展開かと思っていたのに、ストーリーが進めば進むほど謎は増えていくばかり。

そして謎を追う途中に見つかった11人の意外な共通点。そして深夜にもかかわらず再審理請求が行われている、ある殺人犯の鏡に映った本当の顔。
あぁ〜そういうことだったのか〜!やられた〜!でしたね。

実際に日本でもアメリカでもこの手の話での殺人事件が過去に起こっており、出版物が大売れするほど話題になったことがありました。確かアメリカの犯人の場合は24人だったと思いますが、そんな言うなればこれまで映像化していなかった世界をサスペンスという形をとって映像化したことに、このジェームズ・マンゴールド監督は凄い!と惚れ惚れしちゃいましたよ。

で、謎も解けて無事に事件は解決かと思いきや、実はまだ終わっていなかったというあのラスト。描いている世界が「あの世界」だけに、どこまで行けば終わりなのかは本人しか分からない、他人には全く予想がつかないというあのオチが見事に怖く感じましたね。

映画館で上映されていた当時はこの映画を見てもなぜ死体が消えたのか、2つのストーリーがどうなったのか理解できない人もちょこちょこいたと聞きます。
でもあのラストの興奮度は本当にたまりませんでしたよ。言うなればまさにこれも「密室サスペンス」です。またこういう巧みな映画を見てみたいものです。

深夜らじお@の映画館はモーテルと言えばB'zを連想する世代です。

この記事へのトラックバック

1. アイデンティティー  [ ☆彡映画鑑賞日記☆彡 ]   2007年11月12日 21:30
 コチラの「アイデンティティー」は、ジョン・キューザック主演の巧緻に練られたミステリアスなPG-12指定のサイコ・サスペンスです。あらすじだけを読んだら、どんな映画なのか想像がつかなかったのですが、とても面白い映画ですねぇ〜♪  監督は、「ニューヨークの恋人...
2. アイデンティティー  [ ★YUKAの気ままな有閑日記★ ]   2007年11月12日 23:11
TV鑑賞だけど、面白かったよぉ〜【story】大雨で閉ざされたモーテルに、行き場を失った11人の男女が居合わせる。そこで起こる連続殺人。生存者たちは疑心暗鬼になりながらも、自分達に奇妙な共通点があることに気付く。これは偶然ではなく、誰かの企みなのか―?【comment】...
3. 「アイデンティティー」  [ ジグソーのオレデミーアワード日記 ]   2007年11月13日 00:06
5 アイデンティティー コレクターズ・エディション監督:ジェームズ・マンゴールド出演:ジョン・キューザック , レイ・リオッタ , レベッカ・デ・モーネイ , アマンダ・ピート収録時間:90分レンタル開始日:2004-02-06Story『アドルフの画集』...
4. 『“アイデンティティー”』  [ cinema!cinema!??ミーハー映画・DVDレビュー ]   2008年04月04日 19:28
何度観ても楽しめる作品なので、久々に観てみました。ジョン・キューザック主演の『“アイデンティティー”』。 激しい豪雨に見舞われた一軒のモーテル。交通事故にあった妻を運び込む夫と幼い子供、事故の加害者にあたる元刑事の運転手と雇い主の女優がやってくる。運転...
5. 集まったのは偶然か・・・ 「アイデンティティ」  [ 取手物語〜取手より愛をこめて ]   2008年10月21日 21:22
嵐の夜、あるモーテルに11人の男女が雨の為、身動きがとれずに集まる。
6. ≪“アイデンティティー”≫(WOWOW@2008/11/24@691)  [ ミーガと映画と… -Have a good movie- ]   2008年12月09日 11:22
アイデンティティー       詳細@yahoo映画 解説:激しい豪雨が降り続く夜、人里離れた一軒のモーテル。管理人ラリーがくつろいでいるところへ、ひとりの男が飛び込んでくる。彼、ジョージは息子ティミーを伴い、交通事故で大ケガをした妻アリスを運び込む...
7. アイデンティティー  [ 小部屋日記 ]   2010年08月23日 12:35
IDENTITY(2003/アメリカ)【DVD】 監督:ジェームズ・マンゴールド 出演:ジョン・キューザック/レイ・リオッタ/レベッカ・デモーネイ/アマンダ・ピート/ジョン・ホークス/アルフレッド・モリナ/クレア・デュヴァル/ウィリアム・リー・スコット ここに集まったの...
温泉で途中寝落ちしたので宿題となったDVD「アイデンティティー」 家にあったのに、リフォーム騒ぎで行方知れずになったので、また借りてきたパパンの「トランシルバニア」(借りてきた途端、DVDを発見。いっつもこんな調子・・・探せば出てくるって、あんなに言った

この記事へのコメント

1. Posted by にいな   2007年11月12日 18:35
にゃむばななさん・・・

私これ何がなにやらさっぱりツいていけなくて、仕方なく友人に尋ねてオチを明かしてもらったときに・・・

「ア゛ーーーっそうだったのー!」

もうあの衝撃・・・・すっかりだまされましたよ。
友人の話では劇場であのラストシーンで、見ていたおばちゃんが

「ギャアーっ!!」

って叫び声をあげたそうです。わかりますね。
2. Posted by にゃむばなな   2007年11月12日 21:40
にいなさん、コメントありがとうございます。

これまでにありそうで実はなかったという、あのオチに見事にやられましたね。

そのオバチャンのように叫びたくなる気持ちは分かりますが、実際に叫ぶなんて・・・びっくりです。
3. Posted by miyu   2007年11月12日 22:45
なるほど!確かにジョン・キューザックの
出演作って面白い作品が多いですものね。
何重にも騙されて面白い映画でしたよね。
うんうん、やられちゃいました♪
4. Posted by ジグソー   2007年11月13日 00:53
どうも!

これは本当にうまかったですね!
あの二つの出来事が重なった時、あれはかなり度肝を抜かれましたね。
それだけでなく、真犯人もびっくりする奴でしたもんね。

もうすぐ公開する『モーテル』もたのしみです。
5. Posted by YUKKO   2007年11月13日 01:33
確か映画館で見た時に最初に「結末は絶対言わないで下さい」って注がでたんです。必死に最後まで犯人を考えて考えて、最後にギャーと思いました。
私は「アンフェアじゃん!」て叫びそうでした。
6. Posted by Franchesca   2007年11月13日 10:27
いや、良くできてますよね。役者も曲者揃いで渋くて良い演技してますしねー。プルット・テイラー・ヴィンスって、存在してるだけで怖いです。
ジョン・キューザックも、可愛いルックスだけではなく、守備範囲の広い役者さんですよね!今年は賞レースでもちょっと注目されるかも知れませんよ!
ジェームズ・マンゴールド監督も出世したしなー。役者も作り手側もみんな勢いがあるのがわかる、いい映画でしたね!
7. Posted by にゃむばなな   2007年11月13日 19:56
miyuさん、コメントありがとうございます。

『狂っちゃいないぜ!』や『ニューオーリンズ・トライアル』など彼が選ぶ脚本は面白いものばかりで、一時期私は彼が出演しているだけで映画を選んでいた時もありましたよ。

ですから早く彼の新作が見てみたいですね。
8. Posted by にゃむばなな   2007年11月13日 19:58
ジグソーさん、コメントありがとうございます。

その『モーテル』という作品、まだチェックしてないです。
この映画と同じような匂いがするなら、是非見てみたいものですね。
9. Posted by にゃむばなな   2007年11月13日 23:54
YUKKOさん、コメントありがとうございます。

「まだ見ていない人に結末は言わないでください」という作品は数あれど、これは本当にラストは明かしたくない映画でしたよね。
10. Posted by にゃむばなな   2007年11月13日 23:57
Franchescaさん、コメントありがとうございます。

ジョン・キューザック主演で興味を持って、見終わったあとはジェームズ・マンゴールド監督の才能にひれ伏した作品でしたよ。
今後の彼らの作品選びに注目ですよね。
11. Posted by アイマック   2010年08月23日 12:50
こんにちは!
私もやられました!
よくできたサスペンスものでした。
タイトルに意味があると思いながらも、こういう展開になるとは・・
巧妙なつくりだね。
終わってなかったラストも恐い・・・
12. Posted by にゃむばなな   2010年08月23日 18:11
アイマックさんへ

てっきりモーテルでの話かと思いきや、最後に明かされる真実。
そしてその後に続く、もう一つの真実。
いやはや見事な映画でしたよ。
13. Posted by ノルウェーまだ〜む   2011年09月23日 23:51
にゃむばななさん、こんばんは☆
トラコメありがとうございました。
私も最後のオチでおおう!と唸ってしまいましたね〜
多重人格や主犯は途中でなんとなく気が付いたのですが、さすがにオチまでは・・・
途中のなんとなく辻褄が合わない部分が、なんとそういうわけだったのね!と驚きの連続でした。
14. Posted by にゃむばなな   2011年09月24日 20:34
ノルウェーまだ〜むさんへ

この映画、精神世界を描きつつも、それをオチにせずに、さらにその先にもう一つ唸るオチを用意しているところが憎いですよね。
こういう映画はやっぱり面白いですわ。

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