2007年11月28日

『ロード・オブ・ザ・リング王の帰還』

王の帰還アカデミー史上初のノミネート11部門完全制覇を成し遂げたこの第3作目。2作目で興奮の頂点を極めてしまった私にはちょっと物足りなさも感じる出来でしたが、それでも3作合わせて9時間以上でしかもこのハイクオリティ。そりゃ誰だってアカデミーを問答無用であげたくなりますよね。

あの大興奮の山城での戦いを終えたことで、あとはフロドがいかにして指輪を捨てるかが見所。といっても相変わらずフロドがアホなのか、指輪の魔力のせいなのか、サムだけが苦労を重ねる旅が続くわけですよ。でもこのサムが巨大蜘蛛と戦うシーンは面白かったです。アラゴルンやレゴラスのように何かに長けているわけでもなく、また体格的にも不利と分かっていても諦めずに戦う彼の姿もまた勇敢に見える分、何かとゴラムに肩入れするフロドが余計アホに見えて見えて。こんな感じで本当に指輪を捨てれるの?って感じでした。

一方、アラゴルンやレゴラスもまた新たな戦いに挑まざるを得なくなるのですが、上記にもあるように2作目で興奮の頂点を極めてしまった私にはどの戦闘シーンも迫力もあって素晴らしいのですが、やっぱり2作目の方が面白かった!っていう感想になってしまうんですよね。最後に幽霊軍団が援軍に来るくだりもいいのですが、やはり前作のようにもうダメか〜と思っていたところに後光を差して現れたガンダルフの勇姿には敵わないわけですよ。

でもこの映画が本当に素晴らしいのは全ての戦いが終わり、無事に指輪もゴラムもろとも捨て終わった後なんですよね。
本当に長く危険な旅を終え、仲間が再び集う安堵感を描いたことも素晴らしいですが、それよりも旅を終えたあとのちょっとした淋しさをも見事に描き出していたことに凄く感動しました。

というのもあの旅を終えたあとのちょっとした淋しさって、まさに我々が学生時代に修学旅行を終えたあとの淋しさと同じ感覚なんですもん。普段とは違う環境のなかで、仲間と過ごした充実した特別な日々が終わってしまう時のあの淋しさ。そんな誰もが経験する素敵な淋しさという感覚をあんなに見事に描き出すなんて、ピーター・ジャクソン監督に参りました〜!!でしたよ。

しかも思い出だけは永遠に続くなんて感じで終わるあのラスト。本当に監督を始めとするスタッフ及びキャストのみなさんに「お疲れ様でした。」と心から労いの言葉を贈りたいと素直に思えたこの作品。
このシリーズを全て映画館という大きなスクリーンでリアルタイムで見ることのできた私は映画ファンとして本当に幸せ者だと思います。

深夜らじお@の映画館はこのシリーズを全て先行ロードショーで見たことを誇りに思っています。

acideigakan at 18:00│Comments(4)clip!映画レビュー【ら行】 

この記事へのトラックバック

1. ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還(DVD)  [ ひるめし。 ]   2008年02月12日 08:49
指輪を捨てるその時、初めて明かされる

この記事へのコメント

1. Posted by YUKKO   2007年11月28日 23:56
この完結編をついに見れるという興奮を裏切らない最終章でした。私は最後の1時間涙が溢れてきました。トールキンの長い「指輪物語」をここまで映像化できるとは信じられない映画でした。フロドが最後に段々と自分を見失っていく様は単なる英雄物語ではない「指輪物語」の奥の深さを見せ付けられました。
私は1作目は試写会で2作目と3作目は先行ロードショーで見ました。先行ロードショーで見た映画館の隣の年配の女性がイライジャ・ウッドのファンで空港まで出迎えに行ったと聞いて驚いた覚えがあります。携帯にバッチリとイライジャ・ウッド写ってました!凄い!
2. Posted by にゃむばなな   2007年11月29日 00:10
YUKKOさん、コメントありがとうございます。

イライジャ・ウッドの熱狂的ファンとは珍しい!って彼に失礼な!
やはりこういう壮大な映画には多くの方が熱い想いを抱かれるんですよね。

またこんな映画を見たいですよ〜!
3. Posted by Franchesca   2007年11月29日 01:48
大満足の完結編でしたね(ボロミアもちょっぴり出てましたし♪)。
でも確かに、大きな行事が終わった後の寂寥がラストうまく表現されてたと思うんですが、「これで終わりか?」と思ったらまた次のエピローグがあったりして、最後の方は「早よ終われ!」と思ってしまいました。ある意味あれは「終わる終わる詐欺」ですよ。
4. Posted by にゃむばなな   2007年11月29日 19:53
Franchescaさん、コメントありがとうございます。

ははは〜、「終わる終わる詐欺」って…ちょっと面白いです。
でもあの長く壮大な旅の物語をすんなり終わらされると、それはそれで淋しいですけどね。

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