2008年01月20日

『シルク』

シルク映像もストーリーもまるで絹のように滑らかでかつ繊細で、そして不思議な魅力のある映画でした。『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』のマイケル・ピット目的で見に行ったのに、記憶に残ったのは公開前から監督がその魅力に惚れ込んでいたという芦名星の色っぽい背中だけでしたね。

公開前から危惧されていたのは、またトンデモニッポンが描かれているのではないかということ。この映画でも多少トンデモぶりはあったものの、さほど気にはなりませんでした。
それよりも気になったのは終始日本人俳優の日本語セリフにも日本語字幕がついていたことが不思議でした。別に聞き取りにくい訳でもないのに全てのセリフに日本語字幕ですよ。挙句の果てには宴会での唄のシーンで「(唄)」という字幕まで入る始末。この映画って聴覚障害の方にも見てもらうキャンペーンなんてやってました?
普段から字幕には見慣れているとはいえ、やはり日本人俳優による日本語セリフに日本語字幕は違和感ありすぎでしたよ。

で映画の本編の感想は、おそらく男性と女性では意見が正反対になるような気がしますね。
私は男なので男性の立場から見るとエルヴェの気持ちは結構理解できてしまうんです。というのも世界の果てにある不思議な国で出会った一言も話さない女性。彼女の瞬きや唇の動きなどがかなり大きく映し出されていたように、寒さの中で見る日本女性の凛とした一挙手一投足は世界に類を見ない固有の美しさと魅力を合わせ持っているんですよね。しかもそんな女性の入浴している背中を見たり、風呂場で目隠しされた状態であんな接待を受けたりした日には、もう寒さも忘れてしまうほど体が温かくなってしまうってなもんです。
特に彼女のあの背中は若い日本女性固有の美しさ。由美かおるもある意味真っ青ですよ。

ですからエレーヌがエルヴェ宛にあんな手紙を書いた気持ちも何となく分かるんですよ。愛する夫の心を奪ったのは欧州女性にはない凛とした美しさを持つ日本女性。どうしても勝てない次元で独り悩み、苦しみ、自分のこれからと彼のことを想うとあんな手紙を書いてしまう。マダム・ブランシェに訳をお願いしていたのも夫への嫉妬と愛情が混ざり合った結果のことなんだと思います。

でもこれってどう考えても男性視点から見た勝手な解釈ですよね。女性から見ればあの手紙やエルヴェの行動などはどう感じられるのでしょうか?

深夜らじお@の映画館は凛とした美しさを持つ日本女性が大好きです。

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この記事へのコメント

1. Posted by ミチ   2008年01月20日 14:33
こんにちは♪
トンデモニッポン、この映画では「SAYURI」ほどではなかったですが、やはり少々見受けられましたね〜(汗)
あと、やっぱり日本語字幕には参りました。
あれのせいで、耳に頼らず目で字幕を追ってしまい、なにやら変な感じでしたよね。
2. Posted by miyu   2008年01月20日 19:26
あはは、確かにあの日本語への日本語字幕は
よく意味が分かりませんでしたね。
でも、この映画なぜにみんな酷評なのかな?
あたしもにゃむばななさん同様、魅力的な映画だと
思いました〜♪
手紙に対する解釈は、彼女自身の心情を投影させつつ、
彼がその手紙を読んだ時に思いなおしてくれることを
願ったんだと思いますね。
いくら偽りの手紙とはいえ、
「あなたの幸せのためなら、ためらわずに私を忘れてください。」
とは、思ってないと書けない文章かと思います。
3. Posted by にゃむばなな   2008年01月20日 20:58
ミチさんへ

あの日本語字幕は迷惑でしたよね。
あれはいったい何なのでしょう?
最後の最後まで分かりませんでしたよね。
4. Posted by にゃむばなな   2008年01月20日 21:02
miyuさんへ

あの最後の手紙は複雑な女心というか、彼女の淋しさが伝わってくるものでしたよね。
2人の女性を愛しながらも、どっちつかずで終わってしまうエルヴェの小さくなった肩が虚しさを物語っていたようにも思えました。
5. Posted by YUKKO   2008年01月20日 22:38
「レッド・バイオリン」の監督と聞いて劇的な展開があるかと思ったのですが、本当に何も起きない映画でした。西洋人の東洋の妖しい魅力を持つ女性に対するあこがれが見て取れて、あんな綺麗な背中になりたい!って思いました。
6. Posted by にゃむばなな   2008年01月21日 19:51
YUKKOさんへ

あの背中の美しさは本当に印象的でしたよね。
監督やエルヴェでなくても惚れてしまいますよ。
7. Posted by 由香   2008年01月24日 12:35
こんにちは!
本来、エルヴェの気持ちは分からなくもないのですが・・・ちょっとマイケル・ピットの表情が乏しく感じてしまって、心情が伝わり難かったなぁ〜と思いました。
映像も音楽も素敵だったのですが、物語が淡々としすぎた気がします。
8. Posted by にゃむばなな   2008年01月24日 21:16
由香さんへ

私はこの映画は「間」を楽しむ映画だと思っていたので淡々と進むストーリーもさほど気にはなりませんでした。

あとマイケル・ピットに関しては、やはりあのロック・ミュージカル映画の印象が強いので、その辺は勘弁してあげましょう。
9. Posted by キリヤ   2008年02月05日 07:31
こんにちは。
シルクはけっこう楽しみにして見たのですが、ただの浮気じゃないかと思い幻滅してしまいました。でも、それほど魅力のある女性に出会ってしまうとそれも美しく思えるのでしょうか? にゃむばななさんの爛┘譟璽未里匹Δ靴討眈,討覆せ廚き瓩箸いΠ娶を聞いて、少しなるほどと思いました。

10. Posted by にゃむばなな   2008年02月05日 21:52
キリヤさんへ

ヨーロッパには今でも東洋に、特に日本に対して神秘性を求める風潮は少なからずもあるみたいですよ。
それをも考慮すると、何となく不思議な魅力のある映画に思えたのですよ。
11. Posted by kimion20002000   2008年07月17日 19:29
TBありがとう。

>由美かおるもある意味真っ青ですよ。

若くはないけど、僕は、由美かおるの入浴シーンのほうに、そそられます(笑)
12. Posted by にゃむばなな   2008年07月17日 22:33
kimion20002000さんへ

由美かおるさんの背中は今や時代劇にはなくてはならない存在ですからね。
あのシーンがなくなったら時代劇界はどうなることやら?

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