2008年02月03日

『星になった少年』

星になった少年日本人で初めて象使いになった坂本哲夢さんの20年の短き生涯を描いた感動作と公開当時から聞いてはいたものの、どうせ動物がらみで泣いていただきましょう的な映画だろうとTV放映を待っていましたら、ありがたいことにフジテレビさんが昨日放映してくれてましたので見てみました。
正直な感想を言いますと、当初の予想通りの映画でしたね。いやストーリーは実話なんで感動的なんですが、ただ映画としてはレベルの低いものでしたよ。

実家が動物プロダクションという環境で育ち、15〜16歳で単身タイに象使いになるために修行に行かれるなど、モデルとなった坂本哲夢さんの努力と苦労は映画を見ていてもすごくよく分かります。言葉も通じない、日本人ということで偏見の目で見られる、しかも全然子象と仲良くなれない。それでも挫けずに頑張られたことはすごいことだと思います。加えて柳楽優弥クンも直に象に触れ合うなど頑張っているのもよく分かります。

でもこの映画は見せ方がありきたりすぎです。特に柳楽クンが事故に遭うシーンは時代錯誤も甚だしい最低の撮り方です。カメラが主人公の顔をアップに撮った瞬間に静止画になる手法なんて、初代仮面ライダー藤岡弘隊長でよく見た手法です。
あまりの古臭い撮影方法に思わずいつの時代やねん!とツッコんでしまいましたよ。ほんと、こういう時代遅れなことばかりしているから、邦画の天下は2006年の一年だけで終わってしまうんです。製作陣の年齢層が高いのか、センスがないのかは知りませんが、安易に動物を絡ませておけば観客は泣いてくれるだろうという演出が見え見えなために映画としての質を大幅に下げていたように思えましたよ。

そしてこの映画を見てもう一つ気付いたことがあります。それは柳楽優弥クンってちょっと大根入ってる?ってことです。
柳楽クンって『誰も知らない』の時もそうでしたが、自然体の演技やセリフのない演技はすごく巧いのに、セリフが入ると時々棒読みになったりしているんですよね。作る演技というのが苦手なのか、それとも言葉を声に出すことがあまり得手ではないのか、セリフのないシーンは感情豊かなのにセリフのあるシーンは「どこいっても金○クン」のように一辺倒な感じがしたのです。

やはり『誰も知らない』で最年少というオマケつきでカンヌ国際映画祭主演男優賞を受賞したことで周囲の期待が重過ぎるのが原因なんでしょうか?ダイハツ・ミラのTVCMはすごく自然体でいい感じなだけに、彼の俳優としての今後が少し心配です。

深夜らじお@の映画館の愛車はスズキです。

acideigakan at 18:01│Comments(0)clip!映画レビュー【は行】 

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