2008年04月13日

『王妃の紋章』

王妃の紋章張芸謀監督作品にコン・リーが出演している!その意図は何なのか?それが知りたくて見てきましたが、正直これは映画館で見ないと伝わらないほどの迫力ある映画でした。そしてこの映画を見終わった理解できたこと、それは張芸謀監督もコン・リーも大人ですなぁ〜ということでした。

張芸謀監督とコン・リーといえばかつては蜜月の仲と言われ、『紅夢』や『菊豆』『秋菊の物語』など数多くの傑作を生み出してきた2人。しかし仲違いをし、しかもチャン・ツィイーという第2のコン・リーの登場により2人の距離は遠ざかるばかり。そんなことがあってもう10年以上経った今でも張芸謀監督はコン・リーに未練があるのか?と思っていましたが、この映画を見る限り監督のコン・リーへの未練はない様子でした。
逆にコン・リーはおでこに青筋を立てながらも名演を繰り返す素晴らしさ。昨今ハリウッドでも仕事が増えているそうですが、アジアとハリウッドの両方で頑張っていこうとする彼女にとってはいいキャリアになること間違いなし!って感じでしたね。

映画としては黄金で絢爛豪華なセットと衣装がちょっと眩しいと感じながらも「ナンパオ」のCMや『HERO-英雄-』をつい思い出してしまうような中国映画特有の人海戦術と、相反するように宮殿の中で繰り広げられる王妃の義理息子の祥、傑、成を巻き込んでの王への復讐計画。まるで昼ドラのようなドロドロとした人間関係を描いた前半を見ていて、そんな映画なんだと思っていた矢先。侍医の屋敷に忍者隊が襲撃するシーンが格好いい!と思ってからはもう興奮の連続でした。

王直属の黒装束の忍者隊と戦う王妃の命を受けた赤装束の親衛隊、傑皇子率いる金色の鎧を身に纏った1万人の兵と戦う銀色の鎧を着た王の親衛隊。前半で嫌ほど見せた絢爛豪華な衣装やセットを争いで流される血で汚していくこの後半の迫力とカラーコントラストと美しさは見事としか言い様がありませんでしたよ。
特に大広場で繰り広げられる戦いも「構えろ!」とか「守れ!」とかの号令しかないシーンがずっと続くのに終始スクリーンから目が離せないんです。この迫力は絶対に映画館でしか味わえないものですし、この迫力と美しさを見ると俄然張芸謀監督が総合演出を手掛ける北京オリンピックの開会式が凄く楽しみになりますね。どんな開会式になるのか、今から楽しみでなりませんよ。

そしてラストもちょっと難解かも知れませんが、これまで政府批判の映画を撮り続けた張芸謀監督だけに、どうあがいても倒せない王を中国政府として、不幸な状況に追い込まれている王妃をチベットや内モンゴルとして描いているような気がしましたね。

深夜らじお@の映画館は蒋嬋役のリー・マンがちょっとお気に入りになりました。

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この記事へのコメント

1. Posted by あっしゅ   2008年04月13日 17:23
こんにちわ!あっしゅです!
コメントありがとうございます!

いやぁ〜本当に迫力ある映画でしたね!コレは映画館じゃないと味わえないと思います!
戦闘シーンだけではなくて、内部のドロドロとしたところも見ものですよね!
コン・リー適役だったと思います!
2. Posted by にゃむばなな   2008年04月13日 17:49
あっしゅさんへ

ドロドロした人間関係の映画と思っていただけに、あの後半の迫力ある戦闘シーンには驚きました。
でもこういう映画を見ると映画館通いしていてよかったなぁ〜と思いますよ。
3. Posted by えい   2008年04月13日 22:49
こんにちは。

なるほど、王が中国で
王妃がチベットや内モンゴル。

そういうメタファーがあるとすれば、
チャン・イーモウ、なかなかのくせ者ですね。
4. Posted by にゃむばなな   2008年04月13日 23:50
えいさんへ

3人の息子の結末があれなのに王妃の結末がああなるということは何なのか?と考えたら自然とチベット問題が脳裏に浮かんだのですよ。
もし監督が意図していたとしたら、タイミングが良すぎる気もちょっとしますけど。
5. Posted by 由香   2008年04月22日 09:09
こんにちは!
にゃむばななさんは堪能されたようですね〜
私は全然ダメでした(汗)
人間関係のドロドロに引いちゃって・・・豪華さにも白けてしまいました(汗)
でも、『王を中国政府として、不幸な状況に追い込まれている王妃をチベットや内モンゴル』こう考えると面白いですね〜確かにそういう意図を感じなくもないと思います!
6. Posted by にゃむばなな   2008年04月22日 19:33
由香さんへ

チャン・イーモウ監督がかつてコン・リーと共に作り上げた作品が好きな私には結構楽しめましたよ。

でも映画の好き嫌いは人それぞれの感性の違いですからね。悲しくも楽しめない時もありますよ。
7. Posted by なな   2008年10月10日 22:59
にゃむばななさん
TBありがとうございました!
わたしはイーモウ監督の,無駄に豪華で荒唐無稽なエンタメ時代劇もけっこう好きなので
単純に楽しめました!
リウ・イエ好きだしね〜
劇場で観ずにDVDだったのが残念です!
8. Posted by にゃむばなな   2008年10月11日 13:40
ななさんへ

世間的にはどうしてもジェイ・チョウに目が行ってしまうのも少し残念なところですが、3兄弟が揃って個性豊かに狂ってくれたところが凄く面白かったです。
9. Posted by miyu   2008年10月30日 19:15
あたしも前半はそのチャン・ツィイーの
「女帝」を思い出したりして、
ありゃりゃと思ったのですが、
圧倒的な質量、物量にただただ息を
呑むばかりでしたよ〜!
コン・リーのオデコの青筋も
素晴らしかったですね〜( ´艸`)
10. Posted by にゃむばなな   2008年10月30日 20:41
miyuさんへ

人海戦術による迫力は中国映画の十八番ですよね。最近ではCGに頼る作品が多い中、やっぱり実写の迫力に勝るものはありませんでしたね。
11. Posted by ちゃぴちゃぴ   2008年11月08日 01:00
この映画、コン・リーがよかったですね。
あ〜〜そういえば、そういう関係だったんですよねぇ。ナニカで以前呼んだ記憶がありました。
チャン・ツィイーよりは、コン・リーの方がなぜか好きかもしれない私。
キンキラとド迫力で、映画館で観たら凄かったでしょうね。
12. Posted by にゃむばなな   2008年11月08日 16:29
ちゃぴちゃぴさんへ

私もチャン・ツィイーよりはコン・リーなんですよね。
チャン・ツィイーも『初恋のきた道』や『グリーン・デスティニー』以降はキツい女に見えて仕方ありませんでしたから。

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