2008年04月22日

『デイ・アフター・トゥモロー』

デイ・アフター・トゥモローローランド・エメリッヒ監督の代表作としてなぜか『インディペンデンス・デイ』と一緒に羅列されるこの映画。環境問題が世界的な問題として取り上げられているこの時代においてはタイムリーな作品ではありますが、映画としては全く面白味の欠片もないのになぜこの監督の代表作として挙げられるのかがよく分かりません。どうせなら監督が続編製作を希望しているハリウッド版『GODZILLA』を挙げたらいいのに・・・。

ローランド・エメリッヒ監督を語るうえで絶対に外せないのが、彼と長年パートナーを組んできたディーン・デブリンというプロデューサーの存在です。仕事でも私生活でも親密すぎる仲だった2人でしたが、どういう訳か2人は決別。そしてローランド・エメリッヒ監督が決別後に撮ったのがまるで失恋した気持ちを言い表すかのような、地球に氷河期がやってくるという寒々しい映画。
映像も寒々しければストーリーも寒々しいとあって、見終わっても何にも印象に残らないんですよね。しかも主演がラッセル・クロウの横槍でメグ・ライアンと離婚したデニス・クエイドですよ。趣味が悪いというか、このキャスティングもどうよ?って思います。

肝心の大波や寒波などの異常気象を描く映像も凄いといえば凄いものなんですけど、なんせNYに大波がやってくる映画ってこの映画が公開される6年前に『ディープ・インパクト』で一度見ているので、凄い映像なんですけど迫力が伝わってこないんですよ。主演のデニス・クエイドもインパクトありませんし、ジェイク・ギレンホールも基本的に地味顔ですもんね。エミー・ロッサムにいたってはあんな描き方されて誰が『オペラ座の怪人』でヒロインを演じていた女優と分かるねん!?でしたよ。
ついでにもう一つ言わせていただければ、いくら20世紀FOXの映画だからと言ってニュース映像のシーンでこれ見よがしにFOX TVのロゴを見せるあざとさも物凄く不快でした。

そもそも隕石とは違い、異常気象という地球環境を長い年月掛けて改善しないと収まらない天災相手にした2時間程度の映画にすっきりするオチなんてつけれないのは作る前から分かっていたはずです。それすら分からずに映画を撮ったということはローランド・エメリッヒ監督の心の傷は相当深いものなんでしょうか?
そう考えると今週末から公開予定の『紀元前1万年』も不安です。ただでさえ『アポカリプト』と似たような映画に見えてしまっているのに、本当に大丈夫でしょうか?

深夜らじお@の映画館はローランド・エメリッヒ監督が立ち直るまで彼の作品を見続けます。

acideigakan at 18:00│Comments(0)clip!映画レビュー【た行】 

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1. デイ・アフター・トゥモロー  [ ★YUKAの気ままな有閑日記★ ]   2008年04月28日 12:30
ある友人が、この映画が公開された時に私に言った。「この映画は、ごく近い将来に本当に起こる事で、それを発表出来ない一部の科学者達の意思で作られた、人類への警告の映画だ」と。それを聞いた私は、「またまたまた〜」と思ったが、DVDもコソッと購入。そして今、『不都合...
2. デイ・アフター・トゥモロー  [ 映画、言いたい放題! ]   2009年02月20日 01:47
時々、何も考えない映画が観たくなるのです。f(^^;) 二酸化炭素の大量排出に伴う地球温暖化が深刻化する中、 南極で研究を続ける古代気候学者のジャック・ホールは、 自らの研究結果をもとに大規模な気候変動を予測し、学会で注意を呼びかける。 それから数ヵ月後...

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