2008年04月27日

『砂時計』

砂時計原作は未読、昼ドラ化されていたのも見ておらず、いきものがかりの「帰りたくなったよ」が凄く印象的な予告編だけを信じて見てきましたが、正直こんな薄っぺらい映画は久しぶりでした。本当にあの予告編を作った人は天才です。映画を見たらものの見事にダマされたって感じで夏帆ちゃん目当て以外では本当に何の印象も残らない、まさしく邦画冬の時代の再来を予感させるような駄作でした。

島根県を舞台に夏帆ちゃんが出演しているとあって、どうしても『天然コケッコー』と見比べてしまうも、夏帆ちゃんの魅力だけに関してはさらにパワーアップといった感じで、まぁ〜とにかくかわいかったです。特に島根の高校のセーラー制服姿は素朴ながらも、あの制服に夏帆ちゃんのツインテールが凄くかわいくて最高でしたね。ですから転校して東京の制服に着替えて髪をおろした途端、そこらへんにいそうな普通の女子高生に成り下がったという感じがして、個人的には「早く島根へ戻れ!」って思っちゃいましたよ。

映画の出演時間の割合に関しても夏帆ちゃんと池松壮亮クンとの学生時代が中心に描かれているので夏帆ちゃんを見るだけなら別に問題ないのですが、いかんせん映画としては各エピソードが薄っぺらいうえに他のエピソードとの繋がりも希薄。本当は物語上重要なアイテムになるはずの父親からの手紙や友人との思い出の写真も全て唐突に出てくる印象しか残らず、この監督が何を描こうとしているのかが全く見えてきませんでした。

また主人公たちの気持ちの変遷もほとんど描かれていないため、夏帆ちゃんの母親の自殺というトラウマも中途半端であれば、椎香ちゃんや藤クンが好きだった人を諦める気持ちも中途半端。杏が大悟と別れるという理由も全く説得力なし。祖母の「しゃんとせんといかん!」という言葉も本来ならラストで感動できるはずなのに、人物描写が中途半端なために感動ゼロ。風間トオル演じる父親に至っては存在感すらなしでしたね。そして何よりも主人公2人がどれだけ相手を想っているのかが全くと言っていいほど描けていないので、恋愛映画としても全くダメでした。
あと秘密基地での初結合シーンは全く必要なしです。あんなシーンを入れる意味が全くないことなど素人でも分かることなのに、この監督のセンスのなさには失望すらしてしまいます。

そして関西人としては夏帆ちゃんがあれほど「大悟、大悟」と連呼すると、どうしても「じゃあ、ノブはいつ出てくるねん?」って思っちゃうのですよ。主役なのに全く魅力のなかった松下奈緒よりもノブの登場だけをひたすら期待してしまうほど、本当に魅力のない映画でした。
あといきものがかりの「帰りたくなったよ」をもっと聞きたかったです。「早く家に帰りたくなったよ〜♪」なくらいに魅力のない映画でしたから、せめて音楽だけでもと思ったのですが、それすらも叶わずでした。

深夜らじお@の映画館はこの映画での池松壮亮クンがとても羨ましかったです。

acideigakan at 13:58│Comments(4)clip!映画レビュー【さ行】 

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この記事へのコメント

1. Posted by あるきりおん   2008年04月29日 23:07
主題歌、よかったですよね。
出来ればエンドロールでフルコーラスかけて欲しかったです。
しかし私の行った映画館では、邦画の場合、上映前と上映後に主題歌流れるんです。
それで満足してきました♪

映画本編の話ですが、一見意味のなさそうなシーンに、意味を与える事が出来る映画と、そうじゃない映画があると、私は勝手に思っていて、この映画は一応それが出来るの映画なので、「面白かった」側にまわっています。

少数派っぽいですが^^;
2. Posted by にゃむばなな   2008年04月29日 23:49
ありきりおんさんへ

あの印象的な予告編で期待が高まっちゃうと、どうしてもあの主題歌をフルコーラスで聞きたくなっちゃいますよね。

でも少数派であれ、映画を楽しめたということが羨ましいです。もしかしたらこの映画は見る人の恋愛経験に比例してしまうのかな?
みなさんのレビューを拝見しているとそんな気がしましたよ。
3. Posted by テクテク   2008年04月30日 12:46
こんにちは
TB&コメント、ありがとうございました

私は主人公の杏の気持ちが痛いほど分かってしまったので、
結構ドップリ漬かって観てしまいました

しかし、私の前列で観ていた観客には大不評だったようですし、
それも分かるような気がします

映画って、観る人の好みによって
評価が分かれるのは当然の事だと思うので、
この映画を酷評されている方の感想も、
なかなか興味深く拝見させて頂きました
4. Posted by にゃむばなな   2008年04月30日 22:22
テクテクさんへ

この映画を高く評価されている方のレビューを拝見していると、私がこの映画を楽しめなかったのは恋愛経験値の差が原因か?なんて思ってしまいましたよ。

まぁ何はともあれ期待した映画を楽しめるというのは本当に羨ましいことです。

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