2008年05月07日

『ショーシャンクの空に』

ショーシャンクの空にこの映画を駄作と言う人がいるのだろうか?と思えるほどに、本当に素晴らしい大傑作だと思います。アカデミーでは『フォレスト・ガンプ/一期一会』に完敗してしまいましたが、例え映画賞の受賞履歴が少なくても多くの映画ファンから愛されるこの作品こそが映画史に残る名作という名にふさわしい映画ではないでしょうか。

妻殺しの汚名を着せられ終身刑を言い渡された元銀行家が刑務所で起こす奇跡の映画と言われますが、この映画は決して超能力などで奇跡が起こる訳ではないんですよね。むしろあえてこの映画に奇跡を探すならば、それこそまさにアンディとレッドの出会い、つまり人と人との出会いが生み出す不思議な魅力だと思います。

というのも主人公のアンディがしたことと言えば、人が嫌がる仕事をする代わりにビールをおごってもらうことや税金をちょろまかしたい署長たちのために動くことばかりで、別に凄く特別なことはしていないんですよね。レッドたちもアンディの提案に乗ればおいしい思いができるという理由で動いていただけ。でもきっかけがどうであれアンディの不思議な魅力が自分自身の何かを変えてくれるような気がしたからこそレッドたちは彼を仲間として認めたのだと思います。

私たちの普段の生活でもこの刑務所同様に窮屈だと感じることはたくさんあります。そしてそこから抜け出すことは凄く難儀なことです。でもそこから抜け出したいと思って行動を起こす理由の根底には必ず仲間にいい報告をしたいなどの、お世話になった友人への感謝の気持ちが深層心理にはあると思います。
もし久しぶりに連絡が取れた友人が今何の仕事もしていないと聞けば、誰だって自分のことじゃないにも関わらず心配になるのもそういったことなんだと思うのですよ。

だからこそアンディが脱獄に成功したシーンは彼だけでなく仲間の分までという思いがあるからこその清々しさであり、他に類を見ないこの映画ならではの感動なんだと思います。
ラストで青い海と白い砂浜の海岸で再会するアンディとレッドのシーンはそんな仲間の大切さを失わないようにすることがどれだけ大事か、そして友人というものがどれだけ人にとって特別な存在であるかを教えてくれるような素晴らしいシーンでした。

閉塞感がなかなか消えない今の時代だからこそ、また見直す価値があるのでは?と思える名作。こんな映画をまた見れる日がくればいいのですが、このような名作に出会えることも考えてみれば奇跡なんでしょうね。

深夜らじお@の映画館はこの映画以上の名作を知りません。

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この記事へのコメント

1. Posted by Franchesca   2008年05月08日 01:10
男性が泣ける映画No.1とどこかで読みました。キャストもいいし、音楽もいいし、キング作品の映画化の中でもベスト3には入ると思うんですが、個人的にはラストで−20点なのです。原作を先に読んでいたからかも知れませんが、南の島のあのシーンは「蛇足」だと思うんですよ。乗り込んだバスの後姿を見送るだけで、十分希望がもてるラストだったと思うんですが・・・。
2. Posted by にゃむばなな   2008年05月08日 21:18
Franchescaさんへ

個人的に男性が泣ける映画のNo.1は『遠い空の向こうに』だと思っているので、そんなことが言われていたとは驚きです。

私は原作に関しては未読なのですが、やっぱり映画は原作には勝てないんですね。この作品も例外でなかったのもやっぱり驚きと言えば驚きかも。
3. Posted by 由香   2008年10月05日 13:23
にゃむばななさん、こんにちは!
いい映画だと評判は聞いていましたが、今頃になってやっと鑑賞しました。
遅くなりましたが、鑑賞して良かったなぁ〜と思います。
当時は『フォレストガンプ』の方が話題になっていて、そちらのビデオを買って何度か観ましたが、、、個人的には、ショーシャンクの方が何倍も好きです。
ティムとモーガンのキャストが素晴らしいですし、脚本も絶品だと思います。
監督さんが惚れこんだお話らしいので、きっといい作品が出来たのでしょうねぇ〜
とかく暗くなりがちな刑務所の話ですが、どこか品があって、人間の尊厳などがしみじみと感じられました。
4. Posted by にゃむばなな   2008年10月05日 14:26
由香さんへ

映画ファン10人に聞けば9人はこの映画を名作だと答えるとまで言われた作品ですからね。
これ以上の名作はこれから生まれるんだろうか?と思えるくらいに素晴らしい映画だと思いますよ。
5. Posted by miyu   2009年06月17日 20:13
おぉ〜!にゃむばななさんベタ褒めですね〜。
でも、それも納得、映画ファンが惚れこむのも
分かる映画でしたね〜。
全てにおいて、素晴らしい映画というものが
存在するのだなぁ〜と思いましたね。
6. Posted by にゃむばなな   2009年06月17日 20:50
miyuさんへ

そうなんですよね。全てにおいて素晴らしいといえる映画が存在しているんですよね。
個人的に素晴らしいと思える映画は数あれど、映画ファン誰もが褒め称える名作は多分この作品くらいでしょうね。
7. Posted by Ageha   2009年06月18日 09:40
基本が
主演男優が好きっ!という
不純な動機で出かけることが多いので(*´艸`*)
こういう作品に出会えることは少なくて

しかもきっかけがミスチルって。(爆)

映画ブログを始めたことで
良くも悪くもレビューに左右されて
見る映画も増えましたが
コレはホントいい作品だと思います。

URLをはりつけようとしたんですが
エラーで無理でした。
コメント欄を使ってもTBできないですね。
8. Posted by にゃむばなな   2009年06月18日 13:35
Agehaさんへ

ごめんなさい、迷惑コメント対策のためコメント欄でのURLは禁止させてもらっているんですよ。
ですからURL欄にトラバアドレスを入れていただけるとありがたいです。

それから映画に関してですが、この作品に関してはまだまだ一般的に、特に若い世代には知らない方もいるみたいなんですよね。
俳優の見てくれだけでなく、作品の内容で映画を見てもらえる時代が早く来てほしいものですよ。
9. Posted by ノルウェーまだ〜む   2010年09月21日 05:04
にゃむばななさん、こんばんわ☆
不朽の名作「ショーシャンクの空に」は、幅広い人たちから支持を受けるのもわかりますね。
私は始めて見たのですが、激しく感動というより、暖かく緩やかに感動しました。
陰湿で野蛮な刑務所において、最後まで希望を捨てなかったアンディは、目的があったからこそ、気を確かに持てたのかもしれないですね。
10. Posted by にゃむばなな   2010年09月21日 13:07
ノルウェーまだ〜むさんへ

どこぞの脱獄ドラマと違い、じっくりと見せてくれる、これぞ大人の感動映画。
この良さが分かってこそ、映画の本当の良さが分かるものと私は信じてますよ。
11. Posted by yukarin   2010年12月10日 11:10
久々に観ましたがやっぱり素晴らしい作品ですね。
先日教えていただいたエピソード?は探したのですがちょっとわかりませんでした。気付かないだけかなぁ?
12. Posted by にゃむばなな   2010年12月10日 19:35
yukarinさんへ

この映画は本当に何度見てもいい映画ですよね。

スティーブン・キングとフランク・ダラボンのエピソードに関しては後日そちらにお伺いして書かせてもらいますよ。

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