2008年06月21日

『鮫肌男と桃尻女』

鮫肌男と桃尻女望月峯太郎先生の同名コミックを映画化したオフビートでバイオレンスなこの作品に多くの信奉者がいるらしいですが、実際に映画を見てみるとその理由もよく分かります。個性的なキャラをめちゃ贅沢に使いまくるため、映画好き以外にはあまりオススメできない作品だとは思いますが、それでもこれは掛け値なしに面白いです。特に我修院達也さん演じる殺し屋山田は最高でしたよ。

組織の金を持ち出して逃げている鮫肌黒男が偶然出くわした家出女の桃尻とし子と一緒に逃避行をするという展開なので、どうしても『トゥルー・ロマンス』と見比べてしまうのですが、この映画の魅力はやっぱり上記にも述べたように物凄く個性的なキャラをめちゃ贅沢に使いまくるところなんですよね。
一応パンツ一丁で逃げていた鮫肌と地味で地味で仕方ない桃尻が主人公なんですけど、鮫肌を追いかける白髪のキレ男ミツルや謎の姐さんミツコ、ヤクザ稼業なのに神への信仰心が強い沢田、実はカツラがバレていた田抜を始め、桃尻を偏執的に愛する白ブラを身につけた叔父のソネザキなど個性的なキャラが次々と登場するんですよね。

特に一番面白かったのは盗聴マニアで謎の殺し屋の山田。鼻血のついたティッシュをテーブルに立ててみたり、公衆トイレで「ドナドナ」を歌ったり、終いには停電と暗視ゴーグルを巧く利用してヤクザを殲滅させるつもりがちょっと計画がズレてしまうもなぜか大活躍してしまうあのくだり。なぜこの映画で我修院達也さんが当時の映画賞を総ナメにできなかったのか不思議なくらいに面白かったです。
また前半にあれだけ個性的なキャラをたくさん見せておきながらこの銃撃戦でそのほとんどを死滅させてしまう贅沢さといい、銃撃戦なのに格好よさよりも山田の面白さだけが印象に残ってしまう不思議さといい、どこかしらクエンティン・タランティーノ作品のように一部のコアなファンにしか受けないかも知れないギャグセンスみたいですが、逆に言えばタランティーノ好きには楽しんでいただけるような気がしましたよ。

てな訳で小日向しえさんが着替えるたびにどんどんきれいになっていくのも良かったのですが、やっぱり白ブラをつけてライフルを構えていた島田洋八さんよりもセーターをズボンの中に入れる姿さえもなぜか似合っている我修院達也さんの強烈なインパクトだけが鮮明に残ってしまう不思議な映画でした。
途中ヒマを感じてしまうくだりも多少ありましたが、最後は我らが寺島兄貴のちょっと照れた笑顔で終わってくれるところもまたいい感じでしたね。

深夜らじお@の映画館はタランティーノ作品が結構好きです。

acideigakan at 21:09│Comments(0)clip!映画レビュー【さ行】 

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