2008年07月09日

『となりのトトロ』

となりのトトロ個人的にスタジオジブリ作品の中で一番好きな映画といえばやっぱりこの作品を選んでしまいます。数年前にDVDが発売された時は朝一番で買いに行き、帰宅後すぐに鑑賞・号泣するほどに好きなんですが、実は私がこの映画を特別好きになったのは20歳を過ぎてから。学生時代は全く号泣することなどなかったのに、今はいつ見てもサツキとメイがネコバスの前で再会するシーンで号泣してしまいますよ。

宮崎アニメの代名詞とも言えるこの映画も公開当時はほとんど注目されず、確か2本立てで公開されたという噂さえ聞いたことがあります。でも今では知らない人などいないほどの有名な作品で、本来なら見飽きてもおかしくないのですが、不思議と何度見ても懐かしく、そして新鮮に思えるんですよね。私も宮崎アニメは数多く見ていますが、こんな不思議な感じで見れるのはこの映画だけですね。

で、よくよく見てみるとこの映画には大人になると分かるシーンってものが実に多いこと。時代背景が昭和30年代なのですが、その風景は私が幼かった頃にちょっと田舎へ行けば出会える風景ばかり。神木として祭られる巨木やお化け屋敷のような年季の入った建物、五右衛門風呂、かまど、タイル、あぜ道にあるお地蔵さん、林道にポツンとあるバス停など、どれもが『ALWAYS三丁目の夕日』とはちょっと違う、日本人の心の原風景みたいな懐かしさを感じるのです。

そしてこれらが懐かしく感じるのもやはり誰もが子供の時に経験したことのある様々な感情を丁寧に描いているからなんだと思います。
例えばサツキとメイの姉妹喧嘩なんてのも子供の頃によくあったこと。また親が死んでしまうかも知れないという不安に苛まれる時のあの無気力感や母親に会いに行くメイやそのメイを探しに行くサツキのようにたった一つの目的のために必死になって走ることなど、どれも大人になると経験することが激減することばかり。そんな見た目だけではない、心の懐かしさがこの映画の素晴らしいところなんだと思います。

そして私が何度見ても号泣するのはトトロがネコバスを呼び寄せ、行き先が「メイ」になったシーンではなく、姉妹が再会するシーンと再開後行き先が母親の入院する「病院」に変わったシーンなんです。特に行き先が「病院」に変わるところなどはこれが純粋な子供の力になってあげたいと願う大人の優しさですよね。このネコバスの心意気がたまらなく好きです。一応私はイヌ派なんですが、それでもあのネコバスはやっぱりいいですね。

そんな訳で最近はTV放映されるたびに後半のシーンで泣いてしまうことが分かっているので親と一緒に見るときは極力前半だけ見て後半は自分の部屋でDVDにて鑑賞することが多いです。さすがに私にも親の前で感涙する姿を見せるのもちょっと恥ずかしいものですからね。

深夜らじお@の映画館はいつの日かネコバスに乗りたいです。

この記事へのトラックバック

1. となりのトトロ(TV)  [ ひるめし。 ]   2008年07月22日 11:16
製作年:1988年 製作国:日本 監 督:宮崎駿 声の出演者:日高のり子/坂本千夏/糸井重里/島本須美/北林谷栄 時 間:88分 No.1182 [感想] 何度みても癒されるハートウォーミングで素敵な映画だこと。 製作から20年がたってるのに、まったく古さを感じないのがスゴイ。...
2. 『となりのトトロ』(1988)  [ 【徒然なるままに・・・】 ]   2008年07月25日 23:03
宮崎駿というと必ず名前の挙がる作品ですし、スタジオジブリのシンボルマークにもなっているトトロ。 確かに可愛いですよねー、あのキャラクター。 ビデオやDVDはロングセラーを続けてるようですし、つい先週もTVでやってましたが、放送すれば必ず高視聴率!というぐ...
3. となりのトトロ  [ Addict allcinema おすすめ映画レビュー ]   2010年07月23日 23:06
このへんな生きものは、まだ日本にいるのです。たぶん。 【関連記事】 となりのトトロ【壁紙1】 【2】 【3】

この記事へのコメント

1. Posted by miyu   2008年07月09日 21:53
確かにジブリ作品は日テレのオカゲで
たくさん観てるんですが
未だに映画館で見た事はないんですよね〜。
でも、まさかトトロが公開時には然程注目されてなかったってのは
驚きでした!
言われてみれば集客が見込めるようになったのって、
それ以降かもしれませんね。
ジブリ作品って他の映画とはまた違った涙を流させてくれますよね!
2. Posted by にゃむばなな   2008年07月09日 22:23
miyuさんへ

宮崎アニメって今では世界中で知られるほど有名ですが、それも『もののけ姫』以降ですからね。
それまでは子供向けというイメージが強かったらしいです。

しかし今では大人から子供まで楽しめる作品としての地位を完全に確立しましたね。
3. Posted by YUKKO   2008年07月10日 00:31
今日試写会で「崖の上のポニョ」を見てきました。宮崎監督がサプライズ登場しました。内容は感動には程遠かったです。「ハウルの動く城」のようにがっくりしました。あまり悪く言いたくないのですがね。オリジナル作品らしいです。
ジブリ美術館ではネコバスの部屋で遊びたかったのですが、子供しか遊べないので断念。オリジナル映画は「メイと子ネコバス」が見れました。
4. Posted by にゃむばなな   2008年07月10日 22:56
YUKKOさんへ

おぉ〜もう『崖の上のポニョ』をご覧になられたんですね。まぁ感想は大方予想していた通りのものみたいですね。

もちろん私もこの作品は必ず見ます。でもちょっと違った視点での鑑賞を予定しています。詳しくはレビューで証しますんで、そのときはまたよろしくお願いしますね。

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