2008年07月25日

『サイン』

サイン『アンブレイカブル』で見事な肩透かしを喰らわせてくれたシャマラン監督。でも公開前に映画史上最高額の値がついた脚本だとか、今度こそ衝撃の結末だとかとまたしても期待を持たせてくれる宣伝についつい期待してしまったのですが、あそこまであからさまにミステリーサークルが出てきたのでオチは宇宙人です!と言われるとねぇ〜。ちょっとアホらしくなってしまいましたよ。

とにかく広い農場に、妻を亡くした元牧師の農夫と2人の子供、そして彼らと一緒に暮らす農夫の弟と設定があまりにもシンプルなゆえに逆に「得体の知れない何か」がより怖く思える演出は相変わらず見事なんです。
子供たちがTVニュースで世界の異変を見るシーンも、今自分たちがいるこの地域はとても平和なのにこの異変は果たして本当なのか?もしこの異変が自分たちの住むこの地域にもやってきたらどうなる?など期待感と恐怖感を見事に煽ってくれる前半は本当に素晴らしいの一言です。
そしてその得体の知れない恐怖が母親のいない家庭だからこその精神的脆さと広い農場がゆえにいざとなったら誰も助けにこれないという孤独感と見事に相まって、本当に恐怖映画としてはこの上ないくらいに楽しめるんです。

ただこれだけ煽っておいて、すんなりと宇宙人をオチに出すのがあまりにも芸がないというか単純すぎるんですよね。しかもシャマラン監督が出演しているシーンで明かされた宇宙人は水に弱いということも、いざ宇宙人と対決という時にもすんなりと使ってしまっていて、一番メインのシーンがあまりにも単純でヒネリがないために映画としては拍子抜けに思えてしまうのだと思います。

でも家にいきなり宇宙人がいた時のあの怖さやその恐怖に立ち向かうようにホアキン・フェニックスが宇宙人に殴りかかったりするシーンは凄く面白いので映画としてはそれなりに楽しめるといえば楽しめるのですが、やっぱりミステリーサークルだらから宇宙人という、誰にでも予測できるオチはダメですよね。
どうせなら家に帰ったら矢追純一さんがいました!とか、モルダーやスカーリーの家宅捜索されてました!とか、ネズミズ艦長たちがファンたちと一緒に「ネバーギブアップ!ネバーサレンダー!」と大合唱してました!とかなら別の意味で凄く恐怖を感じるんですけどね。

まぁとにかくこの映画を見て分かったことはただ一つ。シャマラン監督は「何かあるかも?」と期待させる演出に凄く長けていること。あとはこの監督の演出を活かす素晴らしいオチのある脚本があればいいだけなので、そろそろシャマラン監督も脚本を外注するのもいいかも知れませんね。
そんな訳で本日前夜祭が行われている『ハプニング』はどうなっていることやら?

深夜らじお@の映画館は大阪ABC放送の小縣裕介アナのサインなら持っています。

acideigakan at 18:30│Comments(0)clip!映画レビュー【さ行】 

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
昨日の訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

※オススメです♪※
『KANO~1931海の向こうの甲子園〜』主題歌
ぷろふぃ〜る

にゃむばなな

Twitter始めますた
nyamu_bananaをフォローしましょう
livedoor 天気
ちょいとした広告掲載