2008年07月30日

『バットマン』

バットマンもともとディズニーのアニメーターだったティム・バートンが作り上げたこのシリーズ。本来なら『スパイダーマン』や『スーパーマン』に代表されるような心身共に強い主人公がヒーローになる作品が多い中、この作品はあらゆるところにアンチヒーロー的な要素が満載なんですよね。終始悩む地味すぎるほど地味な主人公、主役以上に目立つ敵役、そして印象に残りにくいヒロインetc...と、世間一般に迎合しない独特の世界観を持っているためか、私のようなヒネクレ者にはより楽しめる作品だと思います。

そもそもヒーローものといえば特殊能力を身につけ、自分の正義に従って悪を倒すもの。でもこのブルース・ウェインという主人公は両親を殺されたというトラウマの克服をジョーカーという怪人を倒すことで克服できるものと摩り替えているところが凄く人間味があって好きなんです。また特殊能力がない分、様々な武器を使うところも他のヒーローものにはない魅力なんですよね。
要はゴッサム・シティを救うちう大義名分のもと、自分自身を救おうとしたり、自分で開発した武器を試したりするような結構ナイーブなヒーローというのがこのシリーズの最大の魅力だと思います。そしてこういうナイーブなヒーローをスクリーンに生み出すところがヲタク監督ティム・バートンらしいところなんですよね。

そしてそんな主人公とは真逆の立場にいるのが敵役。派手でお気楽で悩みなどなっしんぐ〜って感じで登場してくるんですもん。特にこの映画におけるジョーカーは狂っているくらいにお気楽な道化者。演じるジャック・ニコルソンももともと怪人ふうな顔立ちとはいえ、その怪演ぶりは凄いの一言でしたね。シリーズ最新作の『ダークナイト』でも新ジョーカー役のヒース・レジャーが当初どう役作りをしていくかでかなり悩んでしまうのも納得の怪演でしたよ。

結局この映画を見終わっても印象に残るのは敵役のジョーカーだけというのもやはりヒーローものなのにアンチヒーロー的で面白いです。ヒロインのキム・ベイシンガーの印象も薄いですし、何よりも主人公が地味すぎますよ。
でもそんなことを言いながらバットマンといえばマイケル・キートンですよ!と言ってしまう私でした。

深夜らじお@の映画館は夜になると人格が変わる人間です。

acideigakan at 18:00│Comments(0)clip!映画レビュー【は行】 

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1. バットマン  [ 映画鑑賞★日記・・・ ]   2008年07月31日 12:49
【BATMAN】1989/12/公開製作国:アメリカ監督:ティム・バートン出演:マイケル・キートン、ジャック・ニコルソン、キム・ベイシンガー、ジャック・パランス、ビリー・ディー・ウィリアムズ、パット・ヒングル

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