2009年05月07日

『リベラ・メ』

リベラ・メ「リベラ・メ」とはラテン語で「我を救いたまえ」という意味らしいです。韓国版『バックドラフト』という触れ込み以上でも以下でもない映画ではありますが、個人的には熱い韓国映画といえばついついこの映画を思い出してしまうほど、好きな映画なんですよね。
ちなみに熱いのは炎ではなく魂の方ですよ。

公開当時から話題になっていたのは、この映画が実際に本物の炎を使って撮影をしているということ。
通常の映画なら役者の安全を考えて炎はCGにしたり、極力炎の近くで撮影して臨場感を出すものですが、この映画は実際にスタントマンや時に俳優自身を本物の炎の中に放り込んで撮影しているというから驚きです。
ですから実際に火災シーンは本当にリアル。というか本物の炎の中で撮影しているんですから、リアルなのは当たり前。日本やアメリカでは考えられないこの撮影根性は本当に凄いです。

ただお話的にはそんなに特筆すべきことはないんですよね。悲しき過去を持つ放火魔と同じく悲しき過去を持つ消防士の戦いとはいえ、どんでん返しがある訳でもないですし、上記にもあるように消防士映画の金字塔となった『バックドラフト』や近年公開された『炎のメモリアル』と比べても・・・という程度です。

でも映画後半で、病院が放火に遭うシーンは熱い涙を流さずにはいられませんでしたよ。というのもこの時病院周辺は渋滞で消防車が火災現場にまで行けないアクシデントが発生するのですが、それならばと消防士たちがホースを持って人海戦術で消火に向かうんですよね。これが男義があって格好いい!熱い男たちや!と思うんですよ。
特に事件当日は非番で家族サービスをしていた中年の消防士も、仲間を助けたいという一心で家族の理解を得て現場に駆けつけるというくだりは思わず「おっちゃん、格好いいで!」と心の中で叫んでしまうほどでしたよ。

そんな訳で結局この映画で印象に残っているのはその熱き消防士たちの魂を感じるシーンくらいなんですが、消防士は英語では「Fire Fighter」と表記するように、戦う男たちの姿を見るとやはり彼らも三国志の武将も同じように見えてくるんですよね。
犯人役を演じたユ・ジテのちょっと物哀しそうな独特の雰囲気も素晴らしかったですが、やはりこの映画はあの「消防士たちが戦う」シーンにつきますよ。

『バックドラフト』や『炎のメモリアル』よりも熱い魂。未見の方は是非炎の熱さと一緒に堪能していただきたいものです。

深夜らじお@の映画館は炎を見ると何か燃やしたくなります。

acideigakan at 18:32│Comments(4)clip!映画レビュー【ら行】 

この記事へのトラックバック

1. リベラ・メ  [ UkiUkiれいんぼーデイ ]   2009年05月09日 17:18
リベラ・メ(LIBERA ME)とは・・・ラテン語で“我を救いたまえ”という意味なのだそうです。 私ね、これ全部CG合成で模型やらを駆使した特撮だわ〜って観てたんですがーーーっ!とーんでもな〜い!奥さん! 韓国映画ではまだそれほど充分なCGや特撮...
2. リベラ・メ  [ 映画鑑賞★日記・・・ ]   2009年05月10日 21:02
2001/11/17公開監督:ヤン・ユノ出演:チェ・ミンス、キム・ギュリ、チャ・スンウォン、ユ・ジテ、パク・サンミョン、チョン・ジュン、キム・スロ、チョン・エリ、ホ・ジュノ原因不明の火災が頻発する釜山市を舞台に、知能的な放火犯と危険を顧みず命を懸けて猛火に突進する....

この記事へのコメント

1. Posted by なぎさ   2009年05月09日 17:25
にゃむばななさん こんにちは♪
『ゼア・ウィル・ビー〜』へもトラコメ感謝です!
どぉも私は作品に込められた裏まで嗅ぎ取る感性が足りなくて・・・。
合わない作品には即、拒絶反応が(笑)

しかし本作はとても好きな韓国映画でした。

>病院が放火に遭うシーンは熱い涙を流さずにはいられませんでしたよ。

そうでしたねぇ〜。
あの非番だった消防士さんがなんともお気の毒で。
映画作りへの情熱も炎と同じくらい熱いものを感じた作品でした。
2. Posted by にゃむばなな   2009年05月09日 19:53
なぎささんへ

あの非番だった消防士さんの勇姿は本当に格好よかったですよね。
あれぞ「漢」の魅力ですよ!
3. Posted by yukarin   2009年05月10日 21:09
こんばんは♪
炎も熱いですが魂も熱い作品でしたねー。
火災のシーンは本当に迫力がありましたもんね。
消防士さんたちが戦う姿に熱いものを感じましたわ。
ずいぶん前に観たのでまた観たくなりました。
4. Posted by にゃむばなな   2009年05月10日 21:24
yukarinさんへ

本物の炎を使用しているだけあって、本当に熱い映画でしたよね。
こういう映画はタマに見たくなるんですよね〜。

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
昨日の訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

※オススメです♪※
『KANO~1931海の向こうの甲子園〜』主題歌
ぷろふぃ〜る

にゃむばなな

Twitter始めますた
nyamu_bananaをフォローしましょう
livedoor 天気
ちょいとした広告掲載