2009年10月03日

『空気人形』

空気人形人はみんな空気人形。元々中身は空っぽ。でも「新鮮さ」という空気をもらうことで心も体も満たされていく、そんな生き物。
これまで実質的な「死」というフィルターを通して「生」を描いてきた是枝監督が少し路線変更をしたのか、「心を持たない」という精神的な死を通して本当の意味での「生きる」とは何なのかを描いたこのちょっと切ないファンタジー。個人的にはこういう類の映画は大好きです。

まずこの映画を見ると多くの方がペ・ドゥナのことをこれまで以上に好きになると思います。
ワンピースやメイド服などのミニスカートは似合うし、脚もキレイで細い。しかもちょこちょこと歩く姿もかわいければ、口元を少し尖らせて「ん?」というような感じで首を傾げる姿も、中年受付嬢にファンデーションを嬉しそうに渡す姿も本当にかわいい。
さらに純一に空気穴から息を吹き込んでもらう姿もエロティックなのに、全く嫌悪感を感じさせない。まさに彼女なくしてこの映画は成り立たないと言い切れるほどの存在感でしたよ。

実はこの映画を見る前日にとある20歳のかわいい女の子といろいろお話をする機会があったのですが、その彼女は容姿だけでなく、いろんなことを知りたいという好奇心旺盛なこともあってか笑顔も雰囲気も本当にかわいらしく、私も思わず元気をもらってしまうほどだったんです。
そんな彼女のことを思い出しながらこの映画を見ていると、ふと本当の意味での「生きる」ということは常に「新鮮さ」を求めることではないかと思えてきたんですよね。

というのも空気人形のノゾミも私が出会ったその20歳の彼女も、新しいことを知るたびにどんどん笑顔も雰囲気もかわいくなるのに対して、毎朝卵掛けご飯を食べる店長やノゾミの持ち主で職場でもうだつの上がらない秀雄、24歳の女性派遣社員に嫉妬する中年受付嬢、過食症引きこもりの女性はみんな「新鮮さ」は求めず「いつも通り」の生活を選択しているだけで、笑顔もほとんどなし。

もちろん「いつも通り」を選ぶことは人が無難を求める行為の現れなので間違った選択ではないものの、でも常に活き活きしている人はやっぱり常に新しい出会いなどの「新鮮さ」を求めているんですよね。
そしてその機会というのは船の上から橋にいる人に手を振ったり、公園で偶然出会ったおじいさんとお話したり、路上ですれ違った赤ちゃんに話しかけたりなど、どこにでも転がっているもの。

私たち映画好きだって映画館通いをしているのはやはり新しい映画に出会い、何か新鮮なものを自分自身に取り込みたいというのが本音ですし、この映画でも人情派の寺島進おまわりさんが反面教師的に自分とは真逆の汚職警官モノの映画を探すのもある種の「新鮮さ」を求める行動の現れだと思うんです。

「新鮮さ」という空気は女性視点からの性行為描写や風で回るペットボトル風車でも表現されているように他者から吹き込んでもらうものですが、その一方で性行為が本来互いを満たしあう行為であるように自分も他者に「新鮮さ」という空気を吹き込んでいるのも事実。

空気人形を新しく代えるだけではダメ、空気人形の空気を抜いては吹き込むのを繰り返すだけでもダメ、昼食を若い女の子が好むパスタにするのだけでもダメ。
与え与えられが人の営みであり、そこにはラムネのビー玉のようなキレイなものもあれば腐ったリンゴのように汚いものもあるけれども、それもまた人生。どちらか一方だけを求めれば、結果として人間の持つ孤独感が純一を燃えるゴミにしてしまうだけ。

70歳を超えた元代用教師からでも、燃えないゴミになって帰ってくる空気人形からでも、自分よりも随分若い20歳の女の子からでも吹き込んでもらえる新鮮な空気は存在するもの。
要はその空気でどれだけ自分は満たされているか。それが本当の意味での「生きる」ということではないでしょうか。

深夜らじお@の映画館はドランド・ギメリヒ監督最新作『西暦2万年』に凄く興味があります。
↑このネタが分かるのは映画ファンだけでしょうね♪

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27. 『空気人形』   [ 京の昼寝〜♪ ]   2009年10月30日 08:57
□作品オフィシャルサイト 「空気人形」□監督・脚本 是枝裕和 □原作 業田良家(「ゴーダ哲学堂 空気人形」) □キャスト ペ・ドゥナ、ARATA、板尾創路、高橋昌也、余貴美子、岩松了、星野真里丸山智己、奈良木未羽、柄本佑、寺島進、オダギリジョー、富司純子■鑑賞...
28. 映画「空気人形」  [ おそらく見聞録 ]   2009年10月31日 21:47
監督:是枝裕和(昔の作品も観てみようと思いました) 出演:ぺ・ドゥナ(☆)ARATA 板尾創路(◎)高橋昌也(◎)余貴美子(何気に効いていた) 出演:岩松了 星野真里 寺島進 柄本佑 オダギリジョー 丸山智己 奈良木未羽  中年の男が所持していたラヴドー...
29. 『空気人形』 きっとペ・ドゥナに恋をする!きれいで切なくエロティックな、大人のダークファンタジー  [ ketchup 36oz. on the table 〜新作映画レビュー ]   2009年11月03日 02:41
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30. 空気人形  [ 単館系 ]   2009年11月04日 00:05
心を持ってしまったお人形さんが主人公のお話。 私は空気人形、性欲処理代用品。 上記のようなせりふが出てきたり。 心を持った主人公は??.
31. 空気人形  [ 映画、言いたい放題! ]   2009年11月13日 00:47
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 ゚*::;;;;::*゚o<(*・∀・)b 【Merry Xmas】 d(・∀・*)>o゚*::;;;;::*゚ 皆さん、いかがお過ごしでしょうか。本日紹介する作品は、今日みたいな日に愛する女性と一緒に観て欲しいこちらに

この記事へのコメント

1. Posted by rose_chocolat   2009年10月03日 22:47
そう言えば、余貴美子さんがご出演でしたね。 あそこに持ってくるなんてすごく贅沢な使い方だった上に、見事にはまってました。
2. Posted by にゃむばなな   2009年10月03日 22:51
rose_chocolatさんへ

何気に脇役陣が凄い豪華でしたよね。
しかもどの脇役さんもいい味出しているのも素晴らしいこと。

これも原作が素晴らしいからなんでしょうね。
3. Posted by 佐藤秀   2009年10月03日 23:55
ペ・ドゥナの演技を見て知り合いの女性を思い出したんですよ。目のあたりの雰囲気はそっくりだなあ、と思いました。その女性は他界されたんですけど。
4. Posted by かのん   2009年10月04日 00:00
人形が命を宿す物語はそれこそピノキオなど古くからいろいろありましたけど、この空気人形はある特殊な役割を持っているだけに人間たちの潜在的な心理を浮き彫りにしていくのかもしれませんね。

今まで出会ったことのないこの映画の感覚はとても新鮮で斬新でしたね。
5. Posted by にゃむばなな   2009年10月04日 00:01
佐藤秀さんへ

知り合いの方とペ・ドゥナが似ていたんですね。

ちなみにいただいたコメントが一部表現がキツいと思われましたので、置き換えをさせていただきました。
ご了承ください。
6. Posted by にゃむばなな   2009年10月04日 00:06
かのんさんへ

本当に不思議な感じがする映画でしたよね。
こういう映画は是枝監督でしか作れない映画に思えましたよ。
7. Posted by ノラネコ   2009年10月04日 00:30
なるほど新鮮さですか。
確かに人間がキレイと感じる時って何か自分の中に新しいものを取り入れた時かもしれないですね。
言われてみると、新鮮な体験てしてないなあ・・・
8. Posted by SOAR   2009年10月04日 00:36
命のない人形に生まれてから死ぬまでの人生を投影する描き方がとても気に入りました。原作も事前に読みましたが、ポイントを的確に押さえながらもこれだけ膨らませた是枝監督のセンスに脱帽です。

そうそう、レジカウンターに貼られたあのポスター。監督名といいタイトルいい、あの作品のパロディですよねぇ。
ビデオ店の中は他にもウソとホントが入り混じった楽しい空間でした♪
9. Posted by KLY   2009年10月04日 00:43
ペ・ドゥナに尽きます。彼女の演技、醸し出す雰囲気に終始魅了されてました。空気の出し入れは正にSEXシーンですけども、そもそも人間だって自分の心を満たしてくれる存在を愛するのですから、その意味で言えばあのシーンは純一との関係をよりダイレクトに表現しているんだと思いました。
後、短いですがオダジョーの存在も良かったと思います。人形師としての優しさが溢れる演技でした。もっともその言葉が最後にあのような形で実践されるとは思いもしませんでしたけど…。
10. Posted by にゃむばなな   2009年10月04日 12:55
ノラネコさんへ

私も最近新鮮な体験をしていなかっただけに、その偶然出会えた20歳の女の子の話を聞いていると、あぁ〜活き活きするってこういことなんやなぁ〜って思いましたよ。

やっぱり新鮮さを求めることが一番なんでしょうね。
11. Posted by にゃむばなな   2009年10月04日 12:57
SOARさんへ

レジカウンターのポスターは映画ファンにだけ喜んでくださいっていう遊び心が凄く感じられましたよね。

まぁ贅沢をいえば是枝監督作品のDVDもちょいとしたコーナーでも作って見せてほしかったんですけどね。
でも製作会社の関係上、できないとは思いますが。
12. Posted by にゃむばなな   2009年10月04日 12:58
KLYさんへ

ペ・ドゥナにやられてしまう映画でしたね。
R15+の映画なのに、全くいやらしさを感じない雰囲気もペ・ドゥナと是枝監督のおかげなんでしょう。

本当に素晴らしい映画でした。
13. Posted by PGM21   2009年10月04日 23:11
何時もお世話になっております。

心を持ってしまった事によってのぞみの存在価値を次第に考え出していく心の葛藤を新鮮に描いていましたよね。
人形という設定だったからヌードすら人形だとのめり込んで鑑賞していたので性的な気持ちはありませんでした。
この作品は自らの存在価値を探す作品なのだと思います。
色々な出会いがありますけれどなかなか新鮮だという事は少なくなりましたね。
それだけ色々情報を持ってしまっていると難しいのかもしれません。
14. Posted by にゃむばなな   2009年10月05日 20:42
PGM21さんへ

自らの存在価値って本当に難しいですよね。
多分必要とされていること自体が、この映画で言うところの空気人形の中の空気なんだと思いましたよ。
15. Posted by ninjin_m   2009年10月12日 20:01
ブログ読ませていただきましたがしっかりとしたコメントに関心しております。
自分が満たされないことを求めるのではなく人を満たすことで自分が満たされることを知らない人が多いと思います。
私は、最近、車で道を譲ることに心がけています。頭を下げてゆく人もいれば当たり前と思う人もいます。ただ、人と人のつながりをほんの一瞬でも持ちたいと思う気持ちからです。自己満足かも知れませんが寂しさは少しは紛らわすことは出来ます。
16. Posted by にゃむばなな   2009年10月12日 20:35
ninjin_mさんへ

車で道を譲るちう心掛け。非常に素晴らしいことだと思います。
私も運転中に対向車のドライバーさんから道を譲った時に手でお礼の挨拶をされたときなど少し嬉しくなったりしますし、逆に何も反応しない人を見るとちょっとムカッ!ときたりしますもん。

こういうことって自己満足でも何でもないと思いますよ。こういうことこそが地味ですけど、一番大切なことですもんね。
17. Posted by とらねこ   2009年10月14日 00:51
にゃむばななさん、こんばんは
ペ・ドゥナが本当に素晴らしかったですよね!彼女なくしてはこの作品は全くありえないと思ってしまいました。
今年の主演女優賞をあげたいぐらいです。

たった一人で満たされる空気では生きる価値がないとばかりに、プラスティックのポンプを捨てるシーンが印象的でした。
18. Posted by Ageha   2009年10月14日 12:33
並んで横たわることのできない、
燃えるゴミと燃えないゴミ。
そこは理解できていてどうして・・?っていう、クライマックスの展開は
かなりショックでした。
そういうオチでしたか〜と・・・。

傷ついてもしんどくても
人は人と関わることでしか満たされない、
そんな当たり前のことを
生まれたばかりの無垢な魂に
教えられたような気がします。

常に何かを追い求める心が
自分をどんどん「キレイ」な
魅力的なものにしていく、
誰かを満たしてあげたいという気持ちが
満足できてはじめて
人は幸せを感じる。
loveドールの彼女がそこまでたどりついたってのはすごかったなと・・・。
19. Posted by にゃむばなな   2009年10月14日 18:45
とらねこさんへ

ポンプを捨てるシーンは不思議な希望に満ち満ちていて印象的でしたよね。

ほんと、ペ・ドゥナには主演女優賞をあげたいくらいでしたね。
20. Posted by にゃむばなな   2009年10月14日 18:47
Agehaさんへ

ラストに向かうにつれて、人間と人形として描くのではなく、燃えるゴミと燃えないゴミとして描いていたのは秀逸でしたね。
是枝監督ならではの表現方法だと思いましたよ。
21. Posted by えめきん   2009年10月17日 07:49
こんにちは。

上質な大人向けのファンタジーでしたね。大人の世界の汚い部分をしっかり見せることで、空気人形の純粋さが一層引き立っていました(しかもその空気人形自体が汚い部分の代表だというのも深い)。

そんな空気人形を演じるペ・ドゥナの演技が本当に素晴しかったです。今年の映画賞を賑わせてくれそうですね。
22. Posted by にゃむばなな   2009年10月17日 22:05
えめきんさんへ

本当に上質な大人のファンタジーでしたね。
こういう映画が日本で作られたのは映画ファンとして凄く嬉しかったですよ。

そしてペ・ドゥナちゃん。どれだけの賞を総ナメしていくのか楽しみですね。
23. Posted by 未来   2009年10月18日 23:49
こんばんは。
>新鮮さを求める・・・
いい言葉ですね、忘れかけてたような気がします。
空気人形はまさにそれでしたね。
ペ・ドゥナは人形そのもので素晴らしかったです。
決して心地よさはあまり無いのですが、凄く心に残ります。
24. Posted by にゃむばなな   2009年10月19日 08:21
未来さんへ

人間、経験が増えると新鮮さが失われていくというのは仕方ないこととはいえ、悲しいことですよね。

その悲しさを見事に演じたペ・ドゥナは本当に素晴らしかったですよ。
25. Posted by シムウナ   2009年10月19日 21:50
TB有難うございました。
心を持った人形、そして心を失っている
空虚な人間たち…心の交流が紡ぎだす世界感に
何度も見たくなりました。

今度、訪れた際には、
【評価ポイント】〜と
ブログの記事の最後に、☆5つがあり
クリックすることで5段階評価ができます。
もし、見た映画があったらぽちっとお願いします!!
26. Posted by にゃむばなな   2009年10月19日 21:54
シムウナさんへ

本来心を持たない人形が心を持ち、本来心を持っているはずの人間が心を失っている描写は見事でしたね。
こういう映画は何度も見るたびに味わい方が違ってくるものなんでしょうね。
27. Posted by 悠雅   2009年12月10日 09:44
今頃になって、わが近所のシネコンに2週間限定でやってきました。
DVD待ちと諦めていただけに、遅れ馳せでも観れたことに感謝です。

是枝監督の作品には外れがないといつも思うのですが、
今回も、名にやら不思議な設定だと思ってはいたけれど、
こんな展開のお話だったとは…

1つの作品なのに、たとえば俳優の使い方だとか、観客が感じ取った何かだとか…
違うテーマで、多くを語り合えるポイントが多いと思う作品でだったと思います。
そういう作品って、観た人にいつまでも忘れないものを吹き込んで行ってくれますよね。
本当に観れてよかったです。
28. Posted by にゃむばなな   2009年12月10日 20:36
悠雅さんへ

是枝監督は死をテーマに描く監督ですから、その点では観客の心に残る作品は多いですよね。
この作品もまたそういう多くの観客の心に残る映画だと思いますよ。
29. Posted by latifa   2010年03月31日 11:53
にゃむばななさん、こんにちは!
映画の感想も楽しく拝見しましたが、若い女性とお話して・・・というプライベートなお話も、なんだかとっても微笑ましくて、顔がほころびました♪

この映画は、多分今年の(ホントは去年のなんですが・・)ベスト5に入って来そうなほど、気に入りました。
30. Posted by にゃむばなな   2010年03月31日 17:02
latifaさんへ

20代を卒業した人間にとって20代になったばかりの女性の意見は非常に目から鱗でしたね。
というか、自分はこういうことを忘れていたんだ〜といろいろ思い出せさてもらいましたよ。
平野綾似の彼女には感謝感謝です。
31. Posted by zama   2010年04月21日 20:11
遅ればせながらDVDで鑑賞です

空気しか中身がない人形と内臓が詰まってる人間の「空っぽ」の違いが染みました
何かが詰まってるから人間や人形ではなく「こころ」が詰まってるのが人(ヒト)なのだと普段じゃなかなか気づかないものです
殺伐とした世の中のヒト(特に幼児虐待をする若い親たち)にぜひ見てもらいたい映画です

真面目なコメでしたwww
32. Posted by にゃむばなな   2010年04月21日 21:16
zamaさんへ

> 殺伐とした世の中のヒト(特に幼児虐待をする若い親たち)にぜひ見てもらいたい映画です

いや〜まさにそうですよね。最近TVをつければ虐待、虐待の連続。
あんたらホンマに人か?と思うような連続ですもんね。
この映画を見て、人としてもっと勉強せい!って思いますよ。
33. Posted by ノルウェーまだ〜む   2010年06月16日 22:20
にゃむばななさん、こんにちは☆
ペ・ドゥナが本当に愛らしくて、女性から見てもうっとりするくらいでした。

なるほど、「生きる」意味を身体に吹き込む新鮮な空気として表現していたわけですね。
私は、空気が吹き込まれない方の人たちが気になってしまい、何をしても心に開いた穴はぽっかりと広がっていくばかりに感じてしまいました。
何歳になっても何事も新鮮に吸収していきたいですね。
34. Posted by にゃむばなな   2010年06月17日 17:02
ノルウェーまだ〜むさんへ

是枝監督の作品テーマは常に「生死」ですからね。
生きていながら死んでいるような現代においての「生死」に対する価値観。
それを空気人形を用いることによって巧く表現されていたと思います。

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